先日発売、モニターした「ルンバi7+」で掃除の常識が変わるのなんのと熱く語った興奮も冷めないうちに、まだまだアイロボットの進化は止まりません。

今度は拭き掃除の新たな歴史が始まるそうです。そう、「ブラーバ」ならね。

先週7月26日に発売された床拭きロボット掃除機「ブラーバジェットm6」。
その性能と新たな進化を体験すべく、アイロボットファンプログラム限定のシークレットミーティングに参加してきました。

Braava jet m6

アイロボットと言えばまず「ルンバ」というイメージが強いですが、何気に私の周りにはブラーバユーザーが大勢います。両方持ってないけど、買うならブラーバの方が欲しいという声も。

ルンバの価格が高いことも一因ではありますが、いわゆる埃やごみを吸い取る掃除機なら昔からあったけど、「拭き掃除」する家電はほとんどなかったし、そもそも面倒くさくて自分でやりたくない(というかやらない)のも拭き掃除だからです。

Braava jet m6

私は以前、水を噴射しながら掃除する「ブラーバジェット240」をモニターしたことがありますが、キッチン床を健気にちょこまか動きながら、パッドが真っ黒になるまで油のべたべた汚れを落としてくれた感動は忘れません。

ブラーバジェット240 使用時のウェットパッドの黒い汚れ!

今回の「ブラーバジェットm6」はこの上位モデルなのか?と思いきや、とんでもない進化を遂げたようです。

「ブラーバジェットm6」は従来モデルと何が違うのか?

Braava jet m6

既存のブラーバは、大きいサイズで床拭きのみ行う300シリーズと、小さいサイズでも水を噴射する200シリーズの2機種で、どちらも一長一短でした。
m6は、300シリーズの大きさと200シリーズの水噴射を合体させたいいとこどり。
水を入れるタンクも大きくなり、掃除面積も最大60畳と格段に増えたので、家中の拭き掃除を一気に終わらせることができます。

タンクが着脱可能になり水が断然入れやすい

Braava jet m6
待ってました!何がうれしいって、m6はタンクが取り外せて、水がタンクに直接注げるようになったこと!
m6天板の蓋が開いた時に思わず「それな!」と叫んでしまいました。

24oの時は、ブラーバ本体を蛇口に近づけて、片手でプルプルしながら水を注いだものでした。
しかも、どのくらい入ったか、満水まであとどれくらいかがわからないので、計量カップを経由して入れるしかなかったり、若干イライラ。

Braava jet m6

今度のタンクは半透明で水位も見られるし、何より注ぎやすい。これこれ!
ちなみに「ブラーバジェット床用洗剤」(別売)も一緒に入れれば、さわやかな香りともにすっきりした床掃除ができるそうです。
これまではパッドの方に洗剤がついてたので、この方式ならその日の気分で洗剤を使うのも単なる水拭きにするのも自在ですね。

 

自動充電・自動再開で、帰宅したら家中の床がピカピカになっている幸せ

Braava jet m6

今までなかったのが不思議なくらい。やっぱり自動で動くなら、自動で帰って、自動で充電してほしかったよね!
掃除面積最大60畳を実現するには、充電後の自動再開も必然だったのでしょう。

そして最大の喜びポイントがホームベースについた「ドリップトレイ」!

Braava jet m6

掃除完了しても濡れたままのパッドが床についたまま放置しては、床もシミになるし傷んでしまうので、これまでは外出中にブラーバをかけっぱなしにしておけませんでした。
でもドリップトレイがあるおかげで、ホームベースへの帰還は、充電だけじゃなく、完全なる拭き掃除からの解放を意味するのです。
もちろんドリップトレイはベースから取り外して水洗いOKなので、いつでも清潔に保っておけます。

ルンバが終わったら自動でブラーバへ!ついに「掃除完全自動化」が実現

Braava jet m6

部屋のレイアウトを感知するカメラと、ルンバの最新機種「i7+」に搭載された「Imprint」テクノロジーがブラーバジェットm6にも搭載。

間取りを記憶するスマートマッピングにより、個別の部屋別清掃や、スケジューリングの管理もできるようになりました。もうスペック的には、m6はブラーバの上位機種というよりルンバの床拭き版ですね。

そして、アイロボットファミリー同士の親和性が結実し、「Imprint リンク」によるルンバとブラーバの連携を実現しました。(現在はルンバi7のみ対応。2019年内にルンバ900シリーズも対応予定)

ルンバがまず部屋の埃を取り、クラウドを通じて通信し清掃終了を伝えると、今度は自動でブラーバが拭き掃除。
アプリでスケジュールも事前設定しておけば、人間に残された唯一の作業は、ブラーバのパッド交換とルンバのブラシに絡まった髪の毛を時々取ってやること位ですかね。
(しかもルンバi7+なら、ゴミ捨ても年に数回しかやることないしね!)

これは、アレだね。「太るよね!」(切実)

もちろん掃除機が入れないところの掃除は残されてはいるものの、ここまで人間ダメにしていいものか・・・。

最強ブラーバ三兄弟誕生でルンバ同様のロケットスタート

Braava jet m6

m6が発売されても、既存のブラーバもリニューアルして併売中。
広い部屋をくまなく掃除して、花粉症時期にも重宝する300シリーズ。
コンパクトボディとジェット噴射でキッチンやバスルームなどのしつこい汚れをピンポイントで落とす200シリーズ。そして、複数の部屋をまるっとピカピカにするm6。

ルンバに勝るとも劣らない最強トリオの誕生です。

ブラーバジェットm6は爆売れのロケットスタートらしい

このシークレットミーティングで、m6のすごい進化を目の当たりにした私は、その足で某大型量販店に駆け込み、知り合いの販売員さんにm6の反応を聞きに行きました。すると・・

「すごいです。初日から完売です。」
「もう、お客さん、m6の前で仁王立ちです。これをくれ!と。待ってたと。」
「こんな反応の良さは初めてかも。ルンバでもなかなかないですよ!」

新規ユーザーはもちろん、ブラーバユーザーの買い替え需要が多いとのこと。
やっぱり、自動充電やスケジューリング、ドリップトレイ付きのホームベース、タンク着脱などなど、「これまで切望してやまなかったことができる」のが大きいですね。

ブラーバの中ではかなりの高価格帯になったm6ですが、的確にユーザーのニーズに応えてきた仕上がりに爆発的ヒットの予感。

実は今回のミーティング参加者はブラーバジェットm6が3か月モニターさせてもらえることになりました。
ルンバi7+のモニター時期が1週間でも被っててくれたら、夢の連携が試せたのにと思うと残念ですが、「帰ったらピカピカ」天国の日々が来るかと思うと、今からワクワクが止まりません。