私の友達はアイドルです。

なかなか言えない言葉ですが、彼女、「紗々」は紛うことなき完全体のアイドル様です。

紗々さんが2ndミニアルバム「サケスリー」(2023年6月28日発売)のリリースを記念し、いろんなアイドルさん達との対バンLIVEを毎週こなすという「武者修行ツアー」に出てましたが、満を持して7月30日に「ツアーファイナル」としてワンマンライブ(@神田サウンドステージMIFA)が開催されました。

昨年のワンマンに続いて、微力ながら受付兼音出し兼メイキングカメラ班として参加してきました。
今回は一部をのぞき、ほぼ全面的に撮影OKなライブだったので、紗々さんを一番盛れる可愛く撮れる写真は特等席のファンの方々にお任せし、私は会場全体の空気感やファンの方の熱を拾い集めていくスタイルで。

生バンドが入らないライブは、オケをアーティスト側が用意する音源をパソコンなどから出力するのですが、最近はソフトの進化もあって、連曲設定や自動停止のセッティングさえできれば、あとは再生ボタンを押していくのみ。

最近はプロじゃなくても音響・照明機材がボタン一つで使えて、スタッフ在中もない無人ライブスペースでライブや動画配信できるようで、iPad一枚から本当の意味で「ワンマン」ライブもできるらしい。時代だなぁ。

ミニアルバムを2枚リリースし、ほぼオリジナル曲でライブができる彼女は、ソフトでの音楽管理も身に着け、マイクにもこだわり、ゲネプロでは歌いながら会場中を歩き回って、どの席でも聴きやすいようサウンドチェックを念入りにする彼女の背中に「本気」の二文字が見えました。

リハで歌詞が怪しくなり、「マジやばいから~!」とあどけなく笑う普段通りの彼女も好きですが、本番ではきっちり決めてくるのもさすが私の推し友。土壇場の度胸もリカバリー力も含め、これはプロとしての成長!まだまだ伸びしろしかないわ!

お酒をイメージした「サケスリー」収録曲では、大人のセクシーさを表現した楽曲もありますが、その発想の源になったのは、BayFMでのパーソナリティ時代に同じ番組でご一緒されていた松本英子さんの「君のキスのせいで」。

松本英子さんご本人も来場されたので、それはもうリハーサルは念入りに!
紗々さんが少し震えた声で「それでは聴いてください。『君のキスのせいで』」と言ったと同時に、私も「いこう」とつぶやきながら、震える指で再生ボタンを押しました。

いや!だって、隣よ?英子さん。まぁ、それはそれは聖母のような美しいまなざしで見守っておられました。

私もこの曲が大好きになったので、帰ってからYouTubeでご本人のMV見ましたが。
あー、あれ?同じ曲かな笑。「大人のセクシー」とはこれよ。
歌唱の問題じゃなくて、これから一緒に勉強しような!とりま、いつものカラオケいこか。

紗々のワンマンライブ「ささのま!」はファンとのゲームコーナーやトーク時間もたっぷりあって、正直後半は笑いっぱなし。

それは一方的なファンサービスではなく、ファンと直接コミュニケーションを取ることで生まれる一体感を彼女自身存分に楽しんでいるし、観客側も、笑う彼女や落ち込む彼女も全部受け止めて、逆に大きなパワーとして「推し返して」いく感じがしました。

そして何よりも今は「声が出せる」。1stアルバムリリース直後のライブでも聴けなかったコールを観客の万感のフルボイスで聴けたとき、1月の星野源ライブの感動を思い出して、ちょっと泣けました。やっぱり想いは声に出してこそだよね。

楽曲・衣装制作に、ジャケット写真撮影、デザイン、ライブ演出に至るまで自分で行うマルチな才能を見せる紗々さんが、まさに今「やりたいことを形にできる幸せ」と、「めいっぱい推しを推せる幸せ」が相まった幸せ過ぎるライブの最後は、YOASOBIのカバー「アイドル」。

アイドルは時にうそをつくかもしれない。流れる汗も涙も隠して歌い踊り舞う。でも等身大でみんなのことちゃんと愛していたい。
2ndアルバムのリリースイベントは終わったけど、まだまだ続く武者修行に、3rdアルバム制作に、天才的なアイドル様は次の夢に向けて動き出しています。

みんなー!推せるときに推せー!

紗々:公式Xアカウント/YouTube/Instagram

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