春ですね。
このご時世、知らぬ間に、というか、知ってはいるけど見に行くに行けない満開の桜。
せめてまだまだ続く自粛生活を乗り切るよう活力チャージのために、朝5時起きで近くの水路に咲く桜並木を愛でてきました。
通勤地獄を離れ、テレワーク生活を1年も過ごすと、あんなに早起きが苦手だった私も「密よりはまし」と思考と欲のベクトルが変わってきたのかな。
変わったと言えば、通勤をしなくなって全く使わなくなったものがある。
それは「イヤホン」。
以前ブログでも「忘れたら遅刻してでも絶対に取りに帰る」と書いた位、地獄の中の癒しには欠かせない物でしたが、家ではスピーカーから音を出すので、しばらく机の片隅で眠っていました。
イヤホンで集中したいこともあるけど、宅配の呼び鈴とか洗濯機が止まる音とか逃したくない環境音もいっぱいあるんですよね。
それでも、遅れて家族もテレワークになって、互いに個別の音環境を整備したり、オンライン会議や飲み会時にヘッドセットマイクとして使ったりと、時世ならではの用途も生まれてくるもの。
音楽、テレビ/ラジオ、オンライン授業と、場面ごとに聴きたい音も変わってくるので、久しぶりにイヤホンの機種選びもしてみたくなりました。
私が完全ワイヤレスイヤホンデビュー機に選び、長く愛用している「MS-TW3(レビュー記事)」のM-SOUNDS(エムサウンズ)から先月発売された2機種を提供していただき、1ヵ月比較してみましたので、1つずつレポートしていきたいと思います。
「家電女子春のワイヤレスイヤホン祭り(m-sounds縛り)」スタートです。
第一声は「可愛い」!おしゃれなイヤリングのようなイヤホン「MS-TW22」
1つ目は、直径15mm・重さわずか片耳4gという業界最小・最軽量クラスの完全ワイヤレスイヤホン「MS-TW22」(2021年2月19日発売)です。
4つのカラーバリエーションのうち選んだのは「Milky White×Gold」。
ベースの白にアクセントカラーのゴールドが映え、高級ジュエリーケースに入ったイヤリングのような可愛らしさに、使う前から萌えます。
外観や基本機能もTW3の時より使いやすく進化してました。
充電ケースを開けるだけで接続機器とペアリングできる「Open Goスイッチ」(初回のみ設定必要)で、つけたらすぐに音楽を視聴スタートできます。
可愛いのでついケースを開けて眺めてしまったり、ブツ撮りの時などは「ペアリング!ペアリング!」とせかされ放題ですが・・。
充電のUSB端子はついにType-C!
手持ちのガジェット類がType-Cで統一できると充電コード使いまわしできるから便利ですよね。(とはいえ、microUSB変換アダプター付きコード持ってると安心)
付属の充電コードは黒なのか・・と一瞬思ったものの、カラバリごとに色変えるとコスパ悪いし、ぶっちゃけ専用コードをあまり使わないので私的には全然OK。
イヤーピースはサイズ・材質を変えて6種類付属。
毎回言いますが、イヤホン(の音質)はイヤーピースが命!イヤーピースが命!←大事なこと
自分に合うものを探さないと本当の実力は分かりませんから、面倒でも必ず全部試すことをお勧めします。
ちなみに机に頬杖つくだけでも音の響きが違ったりするので、聴き比べは同じような姿勢でね。
そんな大事なイヤーピース。こだわりの他社製ピースをつける場合でも、TW-22の収納スペースはかなり余裕があるので、サイズや形が違う他社製ピースでもほぼ入ります。
(TW3の時には浅型以外は他社製が入らなかったのでこれは嬉しい改善)
耳元でささやくボーカルにドキッとする
さて、肝心のTW22の音について。
音楽ジャンル問わずボーカルがとてもクリアに聴こえて、前に出てくる印象です。
特に語り掛けるようなバラードや切ない吐息などは、耳元でささやかれるとちょっとやばい(笑)。
あいみょんとか藤井風とか、歌詞と声をじっくり聴きたいJ-POPを聴くにはすごく相性がいい!
伴奏オケが派手に響く曲でボーカルももっと聴きたいとついボリューム上げてしまいがちですが、こういう特性のイヤホンを選ぶと耳に優しいですね。
第一印象では低音域が少し弱いかなと感じたものの、ちゃんとフィットするイヤーピースを選べば解決。
低音が弱いというよりは「中音域がかなり鳴る」んですよね。
高音域と低音域がズンズン響くドンシャリ系の音楽が好みだと物足りなく感じるかもしれませんが、スマホ側のイコライザーで自分好みのバランスに調整できれば十分楽しめるんじゃないでしょうか。
オンライン会議や授業での会話がとてもクリア
コロナ禍を経て様々な「オンライン〇〇」が増えた今、イヤホンやヘッドセットでPC・スマホから音声を聴く機会が激増していますが、双方向で意見を交わす会議、講師の話に耳を傾けるセミナーや授業、集中して指示を出し合う対戦ゲームなど、場面によって適している機材も違います。
ボーカルがクリアなMS-TW22なら、人の声もよく聞こえるのでは?と思いちょっと実験。
家族と別室に分かれて「ZOOM」で仮想オンライン飲み会を開催しました。
声がめっちゃ聞き取りやすい!てか、大きい(大きく聞こえる)。
普段私は仕事のオンラインミーティングでは、片耳オーバーヘッドタイプのヘッドセットを使っているので、最初イヤホンを両耳に入れるのに多少抵抗もありました。
(自分の声がこもるので、ボリューム感がつかみずらい)
でも、MS-TW22はノズル部分が長く(3Dロングノズル)、鼓膜近くまで音が届くので、小さい音量で十分聞き取れるし、相手の声がとてもクリアに聴こえました。
個人的には少し小さめのイヤーピースにすると、過度な密着感もなく長時間使用でも疲れずに、こもる自分の声も最初の数分で慣れました。
あと余談ですが、見栄え的にTW22をつけてるとアクセサリーにも見えるので、ワンチャン可愛く見えるかもですよ(一般論)。
誰でも似合うデザインが使う人のテンションをあげる
通勤という毎日の強制運動はつらかったけど、動きながら音楽を聴くのは五感が刺激されてとても貴重な時間で、それがない今はちょっと寂しい。
やっぱり外で聞きたくなって、ポケットにTW22を入れて散歩へ出かけました。
ちょっとケースの高さがあるので、少しマチがあるポケットがあるバックだと持ち歩きやすいです。
(よくあるバッグ内の薄いスマホポケットだと入らない場合も)
さすが業界最小クラス、いまどきはマスクの着脱に邪魔にならないのも大事なポイントですね。
髪の毛を耳にかける時に引っかかることもありません。
晴れた日の公園で音楽聞きながら執筆でも・・・・と思ったけど、この日暑かったorz。
TW22はほどよく音に浸れて、かつ子供たちの声や風の音も聞こえて、周りとのバランスがすごく心地よかったです。公共の場にいる時はすごく大事。
男性モデルさんにも試してもらいましたが、カラーリングは煌びやかなのに飽きのこないシンプルデザインなので全然違和感なし。
手が大きいと、小さい本体のボタン操作がしにくそうでしたが、数回で慣れて問題なさそうです。
結果、今はすっかり通勤時のお供に取られました。
彼のよく聴く音楽ジャンルに合わせて、スマホでイコライザーをカスタマイズし、お気に入りのイヤーピースに付け替えて、すっかり彼色に染まったMS-TW22でありました。
楽しそうだな!!おい!
いいもん、私にはまだ残されているんだもん、「MS-TW11」という相棒が。
家電女子春のワイヤレスイヤホン祭り。続きを座して待て。
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(機材協力:株式会社エム・エス・シー)