(2019.6.1 追記:ついに第4回撮影会で撮影できたので、レポート記事もアップしました。)

カメラ、三脚、SDカードにバッテリー、懐中電灯、赤いセロファン、カイロ、ダウンジャケット、それにおやつ1000円分(爆食い)・・・、カバンに詰めました!
一人でロングドライブ行ってきますーーーーーー!

・・・・となるはずでした。出かけていたらきっと今頃中央道の談合坂SAでいつものスタ丼をほおばっていた時間。
でも実際は、柿の種小袋6パックをちまちま食べながらブログを書いている悲しい現実。

10月1日、この日は長野・野辺山高原の国立天文台 野辺山宇宙電波観測所での『野辺山観測所・星空撮影会(第2回)』に参加予定でしたが、天候不良が予想されるということで無念の中止メールが来てしまいました。

『野辺山観測所・星空撮影会』とはどんなイベントだったのか?

大小さまざまな電波観測用望遠鏡やパラボラアンテナが並んでいる観測所は、昼間に見学コースのみ一般公開されているものの、夜間は入講禁止。

それがこのイベントでは夜間入講が許され、かつ昼間の立入禁止エリアの一部も開放されて、自分の思い思いの場所で星空とアンテナのコラボ写真を撮れる機会とあっては、星好き・写真好き・鉄好き垂涎の機会です。

 

8月にWebサイトで一般公募(限定20名)が始まり、応募者多数の場合は「書類選考(!)」
なんだ、このいやな脇汗かきそうなシューカツ思い出すワード・・・。

でも申込用紙の応募動機欄はホンのわずかなスペースで、内容で差が付くとも思えなかったし、単なる抽選だろうと思ってました。
私の知人たちもこぞって応募したのですが、蓋を開けてみれば知り合いで当選したのは私一人・・・。

いったい何が?(((;゚д゚)))
私より全然星空を愛している人や、めっちゃ写真の上手い人や、何ならもうその道のプロですら応募したというのに・・・。
皆から「何を書いたんだ!」と言われまくり(-_-;)。

いえ、その、ぶっちゃけて言えば、
小さいころ習い事の帰りに、1回数十円の市立児童会館のプラネタリウムに毎週通った(実際は疲れて寝てる)とか、今でも流星群やスーパームーンのような天体ショーには心沸き立つ(実際は眠気に勝てず寝てる)とか、カメラ好きの大人になったからには星を撮らずにはいられず(実際は1回しか撮ったことがn(ry・・・ゲフンゲフン

美化MAX現実皆無のはったり文はこれ以上懺悔なしでは語れません。

多分、いや100%、単純抽選だったと信じます。
だから、落選したみんな、次もあきらめず応募しようね!

気合のロケハン写真・・行っておいてよかったよ(汗

当選メールを受け取ってから本番までの3週間、私は嬉々として準備を始めました。

イベントは15時~24時、機材・夕食・交通手段はもちろん自力調達。
特に撮影レクチャーがあるわけでもなく、真っ暗闇となる山奥の観測所構内に解き放たれ、夜中24時に放り出されるって、女子一人で参加するにはとにかく乱暴だもの!

※(参考)予定されていた撮影会当日スケジュール

そもそも撮影自体より、自分一人での観測所往復ドライブに大いなる不安があったため、ルート確認と運転限界を見極めるべく、2週間前に事前ロケハンに出かけてきました。

本来なら星空の写真とビフォーアフターを載せたくて温存してたんだけど、そのままお蔵入りさせるのも不憫だし一挙アップで。

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結果的には中央道の渋滞さえ我慢または回避できれば、思いのほかすんなり到着。
中央道・長坂ICからもほぼ迷うことは・・・ない(Google Map恒例・けもの道ナビに騙されなければ←自転車しか通れないような道教えるの、ホントやめて!)。

噂では聞いていた国立天文台のアンテナ群。鉄の塊!
着いてからは殆ど「やっば!これ、やっばい!」しか言ってなかった気がします。
構内は電波厳禁のため、スマホは機内モードで通話・通信はなし。実況もダメ、絶対。

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ロケハン当日は日本列島が台風に囲まれている最中で、雨が降ってないわずかな隙間の一日。でも気持ちは満点の星空に脳内補完して、本番の構図を探りながら歩きます。

6機揃うと迫力満点の10mミリ波干渉計。

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気が付くとついクセで見るところだんだん脱線してくるんだけど、空見て!空!

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いいよねぇ、この錆び・・って志村後ろ後ろ!空は後ろ!

圧巻の45m電波望遠鏡。もうデカイし、やばいし。

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霧ヶ峰エアコンから電波望遠鏡まで、やるぜMITSUBISHI。

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真下で見上げるともう口あんぐりです。もはや鉄パワーに萌え溺れ、空とかどうでもよくなってくる(本末転倒

こういう意味でも、事前ロケハンしておいてよかったのだ。当日初見だったら、絶対星撮ってない気がするもの。

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84台もあるヘリオグラフは、もののけ姫のコダマみたいで可愛いのだ。
45m望遠鏡のコラボもいいな・・。

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観測棟の中では、天文台の各種説明展示やビデオ上映、ガラスを隔てた観測室の見学などができるスペースも。休憩にはちょうどいい。

LR-0304まっすぐ伸びたレールの先の黒々とした雲が天の川に変れば、とか想像するのは楽しかったなぁ・・・。
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夏の盛りには青空と白いアンテナと鮮やかなひまわりというコントラストも見られたんでしょうね。ちょっとさびしげにこうべを垂れていたひまわりが、今日の結末を予測していたのでしょうか・・・。
結果的に再訪することはかなわなかったので、アンテナを間近で見られただけでもロケハンの価値がありました。

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野辺山はこれから冬を迎え、それはそれはキレイな星空が見られるらしいんですが、そんなクリアな空気の季節は、そもそも本観測のオンシーズン。

次回の撮影会が企画されるとしても来年度の春以降というお話をいただきましたが、これに懲りずにまた是非応募して、幻の星空を今度こそ拝みたいと思います。

気になった人は、国立天文台のWebサイトをチェックしてみてください。

⇒星空撮影会のイベント案内(参考)

【余談】
この撮影会に臨むために、せっかくアレをビックカメラで購入したのになぁー・・・という話はまた次回。

この撮影会に臨むために、某所にめっちゃプレッシャーをかけて「マッハで送って!すぐ送って!」と無理をきいてもらったアレの話はまたその次回。


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