この秋、ニコン、キヤノンと相次いで「フルサイズミラーレス」カメラを発表。
従来のユーザーの反応が「いよいよこの時が!待ってました!」なのか、「今更どうなの?」なのか、それはよくわからない。

私はといえば、ちょっと心中複雑ではある。

2016年にEOS 80Dでデジタル一眼に真剣に向き合おうとEOSデビューしておきながら、きっかり2年後にはソニー α7 IIIに乗り換えてフルサイズデビュー。

元々、80Dの前がソニーのミラーレス「NEX6」だったため、S⇒C⇒Sの迷走について、やれ「浮気は文化」だの「EOSを弄んだ」だの「気の迷い」だのとクズ男(女子)扱い。

しかも乗換えにあたり、予備バッテリーとかフィルターとか一切のアクセサリーをメルカリで売り払ったと知れると「キミってそういうところあるよね」と冷たい視線が飛び交う。
いや、だって使わないし、妻が元カレからの指輪とか写真とか後生大事に取っておいたら嫌なくせに!

私からすれば、二人に対して「どっちも本気なんだ」「選べないんだ」「キミが一番好きなんだ」と二股三股かけてる方が最低(何の話w)なんだが、まぁそれは両方を囲える財力が自分にあれば、すぐ「一夫多妻制」の法整備に乗り出す所存なので、ここは不問にするとして。

閑話休題。

すでにα7IIIを持っている身として、今回の発表は関心がないかといえばそうでもなく、2年間と言え、「真剣に付き合った」EOSファミリーからの新機種「EOS R」には心がザワるので、この3連休に東京・品川から始まったタッチ&トライイベントに行ってきた。

未練じゃない。大いなるカメラ愛である。

私は家電女子だと言いながら、カメラのスペックや構造にとっても疎いので、Web発表やパンフレットの数値だけでは全くイメージがわかない。
カメラも家電も手に取って何を感じるかだ。

Don’t think , feeeeeeeeel!!

カメラ仲間もバラバラ集まるという16日(日)に合わせて行こうと思ったら、何か邪悪な力に阻まれて見事出遅れ、到着したころは3か所ある体験コーナー(イベント会場×2、併設ショールーム×1)はどこも40分待ち。もう待つ気力がなかったので、すでに高級ホテルのラウンジでくつろいでいた仲間たちと合流。「べ、別にそんなに触りたかったわけじゃないし!」と嘯きながら、1400円のカフェラテに震えて帰るティータイムで品川の日は沈む。

まぁ、その時点で翌日のリベンジ参戦は決めていたわけだけど。

そして仕切り直しのイベント最終日。
また京浜東北線が直前で止まるというデジャブにおののきながらも、会場到着後はおよそ20分待ちでEOS Rに初対面できた。

レビューブロガーとしては、ここで「フルサイズミラーレス比較」として直接の比較対象であろうα7 IIIを並べて写真撮影したくなるところだが、メーカー独自の開発意図も考えず、単なるサイズやスペックの比較をしたところで優劣に直結するわけではなく、使うレンズによってボディとのバランスやホールド感も違うので、カバンの中のα7は封印(←持ってたんじゃん)。

あえて、「EOS 80D」ユーザーが「EOS R」でフルサイズにステップアップするならという体で、自分の撮影シーンや用途を頭に浮かべながら体験することに努めた。

最初はハンズオンコーナーでスタッフに使い方を聞き、次に撮影体験コーナーで自由に撮影、最後にショールームのお姉さんに女子目線でお話を聞きながら3ヶ所すべてで触らせてもらった。ハンズオン以外は5分以内に体験できてストレスフリー。

余談だが、「体験は5分をめど」と言いながら、ハンズオンコーナーでは体感として10分弱(レンズやマウントアダプターを何種も試しながら)盛り上がり、ショールームではタイマーできっかり5分、アラームと共に笑顔で「終わりです」。
女性の方が、その辺気持ちいいほどバッサリあっさりしてたなぁ(ほめてます)。

前置き長すぎ!
肝心のEOS Rはどうだったか?

「フルサイズミラーレス」という言葉に私たちはどうしても「軽さとコンパクトさ」を求めがちだけど、そういうことだけじゃないんだよな、というのが第一印象。

EOS 5Dや1D系のプロ機との比較では確かに軽いのかもしれないけど、80Dからすればそこまでの差はない。むしろ、EOS Rの方がセンサーサイズが大きい分システムの仕組み上、根本的な重量感がある(←ざっくり)


EOS Rを握る。グリップが深くて持ちやすい。

ダイヤルを触る。左右に散らばっていたダイヤルが右に集約され、個別ボタンも少なくなり、片手でほぼ操作が集約される。

新しくレンズ(またはマウントアダプター)についた「コントロールリング」に露出やWB、ISO、絞りなどを割り当てることで、ピントを合わせるフォーカスリングの要領で、ファインダーをのぞきながらグリグリと自由調整ができる。

レンズ先端の赤ライン横のギザギザが「コントロールリング」

これが想像以上にいい!露出とかはボタン半押してなくてもいいってのも便利。
今まではライブビュー画面でしかシミュレーションできなかったもんなぁ。

大きいレンズを付けると、ミラーレスの「コンパクト」というアドバンテージはあまり関係なくなる。それはソニーも同じ。(むしろソニーはその辺のアンバランスさをどうにかしt(ry・・・)
要は、ちゃんとホールドできるかどうかであり、その点についてはすごくバランスがいい。

コンパクトな広角マクロレンズ RF35mm F1.8 MACRO を付けてみる。
軽い。カバンにも普通に入りそう。長時間首に下げて持ち歩いてもフットワークは軽く、ブツ撮りやスナップ撮影にはものすごく重宝するペアリング。

MF時に出るピントマーカーが便利そう。

ちなみにショールームで「カバンに入れてみていいですか?」と言ったらびっくりされた。
え、女子的には気軽に普通のカバンでも持ち出せるかって結構大事。

 

「EOS R、欲しいですか?」と自分に問う。

80Dのままだったら、そりゃ欲しかったでしょうね。

EOS 80Dで感じた「軽くて手になじむしっくり感」はそのままに、フルサイズセンサーで撮れる画質と世界観はグンとグレードアップすると思えば、80D⇒EOS Rへのステップアップは「十分にアリアリ」だった。

もし、3本以上のEFレンズ資産を築き上げていたとしたら、マストだったかもしれない。
(あ、ジャンクで買ったEF望遠レンズ、メルカリで売らなきゃ。忘れてた)

写真が面白くなってきて、次のステップとして今いる段階から一つ進みたいと思った時、色んな意味で一番未来を見られるのはフルサイズミラーレスなのかもなぁと漠然と思い、それはどのメーカーでも同じ。

私の場合は、2年かけてソニーへの想いを成就させたけど、今kissや二桁DシリーズやEOS Mシリーズを使っているユーザーがこれから目指すべき一つの到達点としてEOS Rを考えることは自然な成り行きではないかと。

今となっては具体的な妄想はできないけど・・・

もし私が買うとしたら、EOS R ボディ+RF 35mm F1.8 MACROと、他のレンズを使うためのマウントアダプター(コントロールリング付き)の組み合わせだったかな。
標準ズームの24-105と迷うところだけど、私の今の用途からして、アダプター不要のRFレンズなら徹底的にコンパクトなレンズ、望遠ズームはMA経由で中古のEFレンズで・・的な感じ?
TOKYO2020で何らかの思い出を残したいなら話はまた別。

ねぇ、具体的にはわかりませんけど・・・(ぉ

ソニーと比べてどうかといえば、マシンの出来やスペック的なことは専門家に任せるとして、「個人的に」カメラに信頼性を求めるならキヤノン、ワクワク感を求めるならソニーかな。

ほら、高学歴・安定収入・イケメンとは幸せになれそうだけど、ちょっと不器用だけど光る才能に賭けてみたい的な(違います)。

だから。

買いませんよ?
買うわけないでしょ?
私は今の生活に何の不満もなく、彼とうまくやっているんです。
幸せ絶頂です。

欲しがりません、(宝くじに)当たるまでは。

これも余談ですが、私が以前からEOSに惹かれたのは、プロフェッショナル・フォトグラファー 南雲暁彦さんが撮るオフィシャルフォトに魅了されているからで、それは今でも変わりません。(なぜ撮影者名が表記されないのか解せぬ!)



今回もRFレンズのオフィシャルフォトは体験会場ではもちろん、世界各国のCanon サイトで紹介されています。
メーカーや機種にとらわれず、この世界観にずっと憧れています。

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