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SONY α7 III で楽しすぎるフルサイズデビューを果たした時、キットレンズの他に単焦点レンズをどれか買おうとずっと悩んでいたんです。
やはりあこがれの T* か!神レンズと名高い「SEL55F18Z」か、私の使い勝手的に一番多い画角「SEL35F28Z」か、ブロガー仕様でマクロに行くか、いっそ最初からオールドレンズの沼に足を突っ込んでみるか・・・。

カメラ本体購入時には多分何らかのウィルスに感染していたと思われ、金銭感覚の麻痺、(カメラ欲しい)高熱による混乱、悪魔の言葉「迷ったら高いほう」の幻聴などの末期諸症状に塗る薬などなく、普段なら考えない高額レンズをカート一歩手前まで並べる始末。

「僕はもう眠いんだ・・・」
パトラッシュと一緒にお迎え天使たちに運ばれる寸前、家計簿アプリの残高通知でギリギリ我に返りました。
今どきのアプリは「次のカードの引き落としには残高が不足しています」とか教えてくれるんですよ。いやですね優秀ですね。

まぁ、そうは言ってもα7IIIを買ってる時点ですでに荷車に一歩足をかけてはいるので、もう一度冷静になって、金額やブランドがどうだという前に、まずは普段カメラを持ち歩くシチュエーションや撮る被写体に合うレンズを探さなければ本末転倒。

私の選択基準
●フルサイズ対応
●コンパクト(ボディに装着して通勤バッグやお散歩バッグに入る)
●被写体に近づける(ブツ撮りやテーブルフォトに使いやすい)
●よく使う画角をカバー (Lightroom データで一番多い画角を調べたら35~45mmだった)

以上を踏まえて、価格.comで「Eマウント、単焦点、35mm~50mm」で絞込み、「軽い順」で並び替え。

そこでトップに上がってきたのが「SAMYANG AF35mm F2.8 FE」でした。86g!ダントツ軽い!

王道ツァイス様SEL35F28Zやクラシカルな外観と明るいF値のNOKTON classic 35mm F1.4 とかにも惹かれるけど、SAMYANGレンズの各メディアレビューを見ると、実写も悪くなく、ツァイスに引けを取らないとの評価もちらほらある。
どうせ初めてのフルサイズなら、レンズも初体験のメーカーでもありでしょと根っからの天邪鬼魂がうずいて、コスパも良好なSAMYANG採用決定しました。

α7 IIIに装着してみると、これまたすっきり。パンケーキレンズというほどの薄さはないものの、ここまで手のひらサイズなら十分です。

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↑SAMYANG 35mm F2.8↑ と ↓ 純正キットレンズ「SEL2870」↓の差は歴然

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SAMYANG位コンパクトだと、カフェでテーブルの上にカメラを置いても圧迫感もなく、あまり邪魔にもならなさそう。

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加えて、付属のレンズフードは、筒型や花型ではなく、ドーム型というレンズキャップのような形をしていて、つけっぱなしにしていても鞄に出し入れしやすく便利。
ちなみにレンズ自体のフィルター径は49mmだけど、フードにも40.5mmのネジがきってあるので、NEX6時代の保護フィルターを使いまわせたのもお得でした(←完全後付け)。

実写画像: 散歩用スナップレンズには最高のフットワークでした

そして先日の成田から初稼働。
とにかく軽いので長時間首から下げていても疲れません。

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博物館などでは、遠く大きい展示物や近くて細かい展示物まで様々。
遠くのものを引きよせることはできなくても、引きで撮りたければ後ずさり、寄りたければ一歩進む。ファインダーに見える景色に本能的に体が動くのはフットワークが軽くなった証拠。

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色の特徴としては、コントラストがとても鮮やかで深みがある印象。
特に陰影の渋さが鉄に合うんだ、これが。

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筐体が短い分、狭いコックピットでもギリギリ最短距離を確保。

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薄暗い中でも、細かい計器類までクリアに映ってます。

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煉瓦のごつごつした質感もしっかり思い出せる。

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コントラストがありながらも、全体的にはふわっと優しく落ち着いた情景になるのがとても気に入りました。
撮るもの全部ノスタルジーに浸れそうな雰囲気。
でも、解像感は十分あるので、かりっとした工場夜景もまた撮りに行きたいな。
本当は明るいカフェで料理写真も撮ったんですが、ゆるふわ写真撮り慣れてないんで(笑)、とばしすぎたりピンボケだったり・・・ねぇ、好きこそものの上手なれだなぁとつくづく(←テーブルフォト撮るために買ったとか、どの口が言う・・)。

そろそろアジサイの時期到来。
傘を差しながらでも取り回しやすいこのカメラとレンズのコンビで、雨の日のカメラ散歩も楽しめそうです。