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先月ウチの家族の仲間入りした自動掃除機ルンバ。
ずっと欲しかったので買うことには何の躊躇もなかったんですが、新機種2機種のうち、880と870のどちらにするかは、ギリギリまで迷いました。
結局購入したのはルンバ870でした。
セット内容
ルンバ本体、ホームベース、バッテリー(内蔵)、オートバーチャルウォール×2、交換用ダストカットフィルター×2セット、リモナビ(リモコン)、電源コード。
電池もついているので、リモコンやバーチャルウォールもすぐに使えます。
なぜ880じゃなくて870を選んだのか?
1万円高い最上位機種の880との違いは、バーチャルウォールが「お部屋ナビ」になるのと、交換用エッジクリーニングブラシが2個つくこと。
本体自体のスペックは「全く同じ」なので、オプション品の値段で計算すると、お部屋ナビ(@8500円)とバーチャルウォール(@6500円)の差が2000円×2、エッジクリーニングブラシ(@2000円)×2と、本当は実質8000円分の差額となり、税額合わせても1万円の差額は若干のざっくり感は否めません。
まぁ、金勘定はともかく、要するに870と880の分かれ目は、「お部屋ナビ」が必要か否か。ここに1万円をかけるかどうかということです。
ちなみに「バーチャルウォール」は、赤外線で目に見えない壁をつくり、階段や掃除してほしくない区域にルンバを侵入させないようにする機能、「お部屋ナビ」は無線電波でルンバを誘導し、連続した複数の部屋を順番に掃除させる機能(バーチャルウォールに切り替えることも可能)で、大は小を兼ねるなら880でも・・と一瞬考えたのですが、下記のような説明員の解説で少し考えが変わりました。
『お部屋ナビは間取りによりけり』
ルンバは一回の充電で約30畳の掃除ができるが、お部屋ナビは「一区域を掃除しきるかまたは25分経過」したら次のエリアに行くという性質があり、掃除に25分以上かかる広い部屋(約15畳以上?)があると、全部掃除しきらなかったり、ムラができたりすることがある。
例)18畳⇒6畳⇒6畳、20畳⇒4.5畳⇒6畳 など、突出して広い部屋がある場合は、部屋の切れ目でお部屋ナビを設置するのではなく、全掃除区域をおよそ3等分するようセンサーが区切れるように設置を考える・・などの工夫が必要。
※ルンバは汚れ具合も感知するので、必ずしも所要時間は畳数に比例しない。
※複雑な間取りやもっと広いおうちには、お部屋ナビの管理だけでは不完全なので、結局複数回に分けて掃除する
あらー、いろいろ工夫が必要なのね・・・っつか、そもそも・・
ウチは廊下足しても30畳はないんで、ルンバがケーブルに絡まって動けなくなることはあっても、広すぎて遭難することはなさそうです・・・。
『お部屋ナビは無線LANと干渉する』
ルンバと「お部屋ナビ」との通信には2.4GHz帯の無線電波を使用している。2.4GHz帯と言えば、無線LANルーター、Bluetooth、コードレスフォン、スマートフォンのwi-fi通信など、日本では当たり前の家電と同じ電波帯を使っており、同じ場所で使っていると誤作動する可能性が高い。
例)ルンバ稼働中に、無線LANでインターネットを閲覧しているとお部屋ナビが効かないことがある。
元々、ルンバはアメリカ生まれなので、だだっ広い海外の部屋を管理するにはかなり強い電波を発することとなり、干渉することも多いんだとか。ちなみに、国内正規品ではなく海外輸入品を使うと、電波帯が違って干渉しない反面、日本の電波法にのっとった「技適マーク」がない機種もあり、日本国内で使うには、シビアにいえば「違法」になるので注意が必要なのです。
過去に公式サポートに寄せられた事例では、実際に隣宅のルーターの電波と干渉したり、「隣のルンバのお部屋ナビ」にウチのルンバが反応したこともあったらしいですよ。
勿論これも部屋の環境によって差はあるようですが、あまり干渉がひどいようなら、ルーターの位置を考えるか、電波帯が違う機種を使うなどの対応策が必要です。
上手く使えばとても便利で効率的な「お部屋ナビ」ですが、そもそも無線電波まみれのウチは危険地帯かな(^_^;)。
【結論】
1万円をケチったわけではありません。ウチが狭かっただけです。
もっと言えば・・バーチャルウォールすらいらないシンプルな間取りが多い日本住宅のために、もう1万円下げて「本体のみ販売」があれば、もっと爆発的に売れると思うぞ。