ルンバ存在意義の基本のキである「自動清掃」がほとんど機能しないほど散らかっている我が家にルンバを使う資格があるのか?
そう思い続けてはや〇年。毎日動かせるわけではないけど、「よしやるか!」と思えば、あらゆる障害物を片付け、万難を排して道を作り、ルンバ様道中にははぁと正座でひれ伏す日々を送っておりました。そして、ピカピカになった部屋に満足し、しばらくまた掃除しないとかどんだけコスパが悪いルンバユーザーよと。
そんな私を見捨てなかったアイロボットファンプログラムが「汝、このルンバで生活を悔い改めよ」と与えたもうた救世主「ルンバj7+」を3か月モニターして、その歓喜にむせぶレポートの続きをば。
前の記事:障害物検知はどこまでできる?「アイロボット ルンバj7+」で見えたわが家の掃除事情
「よしやるか!」の覚悟を極限まで下げる、障害物検知のその先は
普段から家電の電源コードや充電ケーブルが部屋にニョキニョキ生えていること自体が問題なんですが、美観より使い勝手最優先な家庭でして。
そんな部屋をルンバで掃除する際、今までは事前片付けを忘れていると、外出先から帰宅する前にリモートで掃除させるのも諦めがちでしたが、j7+の障害物検知のおかげで、「そこ以外」を掃除できるのがいいですね。
ルンバj7+はクソ多い障害物をすいすいよけながら「できる範囲」をやってくれる。
今までの、覚悟が出た時だけやるのとは、格段に掃除頻度が上がります。
四角い部屋を丸く掃くとよく言いますが、それをいけないというよりは、それすらやらない生活からの脱却の方がズボラな私にはとても大事です。
私が愛する神機能「もう一掃除」
j7+の障害物検知は本体のカメラとアプリの障害物認識データベースの両輪で本領を発揮しますが、単にその成果は障害の特定だけではありません。
障害物のジャッジやデータ送信を終えると最後の画面に出てくる「もう一掃除」が素晴らしい!
障害物が検知されルンバが避けて未清掃だった場所のうち、アプリで再清掃を指定した場所は、そこだけをもう一掃除してくれるのです。
人間なら(私なら)散らかっていた障害物をため息交じりに拾い上げて、恨めしそうに埃が溜まったままの場所を見つめるだけだけど、j7+ならアプリでタップするだけで該当箇所をめがけてまっしぐら。同じクオリティとモチベーションで欠けたパーツを埋めてくれる。難なく掃除はコンプリートするのだ。
人はあきらめる動物だ。でもルンバはあきらめない。
ルンバj7+のCMや公式サイトでは「障害物をよける」ことを最大のアピールにしがちだけど、その先があることをもっともっとアピールしてもいいのでは?