今日も仕事が終わり、日が傾く頃パソコンを閉じる。
昔なら電車に揺られて、買い物をして、ようやく家へとたどり着くともう夕食を作る気力も失せていたのに、テレワークとなって久しい今では、ここから絶好の散歩タイムだ。

凝り固まった腕や肩を回しながら、歩いて近くのポストに郵便物を投函しに行き、少し足を延ばして景色のいい遊水地を経由して帰ると、やはりテレワーク終わりでくつろぎ中の旦那さんに「トーマスが動き出してびっくりしちゃったよ!」と笑われた。

あ、そっか。忘れてた。

家電は家族。自然に部屋に馴染んでそこにいるルンバi3+

時を戻そう。
今、我が家にはまた新しい家族がいます。アイロボットのルンバi3+。名前は「トーマス」。
アイロボットファンプログラムを通じて、今年の夏からモニター生活中です。

いつもサッカー選手の名前を付けているので、今回は背番号3ということでトーマス・フェルマーレン(ベルギー代表/ヴィッセル神戸)の名前をお借りしました。

先代ルンバ980(左)とルンバi3+(右)

これまでルンバは、クールに近未来チックな方向に進化してきましたが、今回のi3では、布張りのように見える温かみあるボディで、家電じゃなくてインテリアオブジェっぽいデザイン。
とぼけた顔が目覚ましくん味あるし、昔のルンバよりシンプルになっている気がするなぁ。

私のルンバデビュー機「ルンバ577」(2010年)

うちのアレクサ群(Amazon Echo)もファブリック調のボディだし、存在感というよりいかに自然に部屋に溶け込むかを追求するのは、昨今の家電業界の流れでしょう。

また、デザインの進化もさることながら、ルンバi3+ はなんといってもコスパがすごいと思う。

クリーンベース(ゴミ自動収集機能付き充電ベース)がついて、10万切る(公式ストア価格¥99,800 (税込))とか、やればできるじゃないかアイロボット!
うちのルンバ980だって発売価格12万越えだったのに・・・ずるぅ。

既存のクリーンベース付き機種(i7+、S9+)は吸引力の高さや間取りマップの作成による細かい掃除範囲の設定などの高機能が付随するものの、掃除機に15万とか18万とかないわーと躊躇していたユーザーが一気に購入に踏み切るだろうし、私のような古参ユーザーからの買い替え需要も加速するかもしれませんね。

コロナ禍で変わったルンバの使い方

家電の進化で生活が変わることもあれば、私達の暮らし方の変化で家電の使い方も変わります。

昨年から続くコロナ禍で、共働きのわが夫婦も私は完全テレワーク、旦那さんも週3でテレワークを実行中。

これまでルンバを使う時は、2人の出勤時か週末の外出時、または私はいても家族が外出している時とか、音が誰かの集中タイムを邪魔しないような時間に稼働させていました。

だけど今は違う!人が家にいないことなどないのだから!

ルンバの稼働音は、例えば料理中とか洗濯干しなど家事作業中に横で動いている分には全然気にならなくても、仕事中に動かれると集中はできないので、動かす時間がかなり限られるようになりました。(だって掃除機だもん←みつを風)。

普段私は仕事部屋で、旦那さんはリビングでテレワークをしているので、自分一人の時は仕事部屋のドアを閉めてリビングや寝室を掃除することはあるけど、広い豪邸ではないのでルンバがドアドンする音はやっぱり気になります。

ではいつ動かすのか? やっぱりメインは外にいる時でしょう。
でも前みたく毎日決まった時間に出かけないからスケジュールするのも難しい。

そんな時は、「iRobot Home」アプリと連携すると、スマホの位置情報を利用して、家を離れた時に自動で清掃開始することができます。

(※家バレ回避のため、サンプルとしてTOKYO2020選手村にピンを置いてあります。)

 

家からどれくらい離れたら作動するかは、調整可能。
ちょっと玄関出てゴミ捨てとか洗車とか、近くの自販機にジュース買いに行くだけとかでいちいち反応したらやばいですからね。
スーパーやコンビニなど日常の買い物や散歩、ドライブなど、ある程度掃除時間が稼げる距離として「外出の定義」を設定しておけば、時間をスケジュールしていなくても、ちょっとした隙間時間に自動清掃してくれるのはとても便利です。

外出前に部屋片づけてして完璧なルンバスタンバイしておきながら、スケジュールするのを忘れてたり、「CLEAN」ボタンの押すの忘れてて、帰ったら全然動いていなかったという凡ミスもこれで防げるという何たる私向け仕様!

あとはスマホを持つのを忘れなければ・・・・ね。

「〇時~〇時の間で家を離れた時だけ」という時間指定もできるので、例えば朝夕散歩するけど、朝は5分くらいで帰って夕方は買い物ついでに遠出するから夕方だけ動いてほしいとか、より自分の生活リズムに沿った設定にもなります。

 

「忘れたい掃除」から「掃除していることを忘れる」へ

(色んな意味で)中々生きづらくなっているこの世の中で、快適な環境や時間を保つことが本当に重要になってきました。
いや、マジで心身ともに死活問題です。

家にいる時間が長くなる→ちょっとした汚れが気になる→でも掃除時間が増えたわけでもない→むしろちょっとした空き時間は気分転換に使いたい

結果、掃除するタイミングを逸して、つい忘れちゃう。
いや、つい、じゃなくて、かなり確信犯。私の場合は掃除を忘れるんじゃなくて、忘れたいんだけど。

掃除てのは、やる労力より「やる気になるまでの労力」が9割なんじゃないかと思う(私にとっては)。
そんな時ルンバが、出かけている間におおまかにでも床掃除して、ゴミまで捨ててくれて、掃除されていることすらしばし忘れさせてくれるから、私の微々たる労力は、次の作業への活力へ回せるのです。

仕事が終わる。散歩に出かける。心地いい疲れとともに帰宅して、埃のないラグに横たわる。
その日一日のことをぼーっと考えながら、トーマスに愛と感謝を捧げながら。
「さて、夕食作りますか!」

勢いをつけて今日も立ち上がる。