前の記事:床と未来が輝く拭き掃除爆誕!「アイロボット ブラーバジェットm6」体験レビュー(1)

夢の時間は終わるものですね。
アイロボットファンプログラムによるブラーバジェットm6の貸与期間が終了し、元のおうちへと帰っていきました。
我が家のリベロ「Tsune」として、人間らしく生きるべく清潔な部屋を完璧に守りきってくれましたが、実は途中から、あの「ルンバi7+」も加わって、夢のツートップが実現、狭すぎるピッチを縦横無尽に駆け回っていただきましたとも。

急に寂しくなったので、二人との思い出を紐解きます。

 

ルンバ&ブラーバの自動連携で掃除のオールインワン化

iRobot Braava jet m6

ブラーバジェットm6は、アイロボット独自の新技術「Imprintリンク」によって、ルンバi シリーズ、900シリーズとの自動連携が可能に。
掃除機かけから水拭き掃除までを全自動でお任せです。

「あとはよろしく♪」「任せて!行ってきますー♪」
終了音と開始音の掛け合いは、駅伝のたすき渡しの様にスムーズでエモい。

ゴミ収集すら自動のルンバi7+と、ドリップトレイで濡れたままのパッドが放置されるのを防ぐブラーバジェットm6なら、長期旅行の間もずっと自動で掃除でき、ホコリ皆無の我が家へと帰還できるのは夢のようです。(←長期旅行行ったことないけど

ウチの場合、ブラーバジェットをMAXで動かしても水タンクは3分の1しか減らなかったので、ルンバは毎日、ブラーバは1日置きなどでスケジューリングすれば、1週間家を空けてもOK(←だから一週間なぞ旅行に行っt・・以下略

 

iRobot Braava jet m6

両ロボットの連携はiRobotアプリで設定。
どちらかで掃除を開始すると、前後でもう一つも動かすかどうかの選択画面となります。

特にイメージマップで部屋別掃除ができるルンバi7+とブラーバジェットm6なら、単なる連続掃除だけでなく、その時の掃除にかけられる時間や片付け具合によって、部屋の組み合わせをチョイスすればバリエーションは様々。

どうしたって部屋は散らかるし、掃除機かける前の片付けが面倒くさくてロボット掃除機を買わない人だっている。
そんなときは掃除しないと決めた部屋に邪魔なものを避難してもいいんです。

我が家のルンバ&ブラーバ活用法:フローリングとカーペットが半々、どう動かす?

便利なルンバ&ブラーバの自動連携ですが、すべてノータッチで丸く収まるわけではありません。
全室大理石やフローリングでつながる一戸建て豪邸の海外ならまだしも、細かく仕切られ、畳にフローリングにカーペットにクッションフロアと、様々な床材と障害物が鎮座する日本の狭い住宅事情では、ちょっとだけ工夫が必要だったりします。

iRobot Braava jet m6

ウチは水回り以外全室バリアフリーなので、基本的にロボット掃除機は障害物さえなければどこまでも・・ですが、寝室とリビングはカーペットやラグが敷いてあったり、一番水拭きしてほしいキッチンもキッチンマットがあったりと、水拭きのブラーバが進入できないところも多いです。
ルンバとブラーバでは掃除したい場所、掃除できる場所は若干違うのです。

そうなると、考えられる掃除方法は以下の通り。

1.ルンバとブラーバは1日交代

外出中に掃除する場合は、ルンバの日とブラーバの日を分けて、ブラーバの日は事前にキッチンマットを外したり、カーペットの部屋にダイニング用椅子を避難する。

iRobot Braava jet m6

2. ルンバ&ブラーバ&人間の連携プレーで家具移動

家にいる場合は、人間も協力して掃除の効率をアップ、自動連携もON!
ルンバの動きに合わせて、掃除し終わった部屋へ邪魔な家具やラグを移動。
ブラーバが動き出す前に移動し終われば、そのまま自動でブラーバも走り回れます。
自動ではなく、手動でルンバとブラーバを時間差で動かせば(部屋指定で)時間も大幅短縮できます。

iRobot Braava jet m6

3. 片付けられない場所を進入禁止にしてあとは自動でお任せ

一部コーナーだけごちゃっとしてて、そこ片付けるのが一番面倒なこと。
各部屋にダメなエリアがあるなら、アプリで「進入禁止エリア」を設定するのが便利です。
これまでもバーチャルウォールを使ってエリア分割できましたが、バーチャルウォールの個数もその分必要なので、アプリならイメージマップ上でドラッグするだけで、いくつでも設定可能です。

iRobot Braava jet m6

「ここだけは掃除をあきらめる(自分でやる)」と割り切れば、一括自動掃除もしやすくなりますよね。
私の作業部屋のブツ撮りコーナーには常に三脚が立てっぱなしなので、そこだけエリア指定すれば、残りの部分は掃除できます。

細々としたものを片付けてこそ本当の掃除になるのは百も承知ですが、時に逃げ道を使って精神的なハードルを下げれば、自動掃除機と長くうまく付き合っていけるのではないでしょうか。

まとめ:ブラーバジェットm6と過ごした3か月を振り返る

iRobot Braava jet m6

ブラーバジェットm6と過ごしたこの三ヵ月間、とにかく床のツヤが半端なくて、部屋の明るさが一段上がると気分まで自然と上がってました。
ルンバi7+との自動連携はさらに掃除への負担がぐっと減って、「掃除してないのになぜか毎日キレイ」という錯覚に(いや、してるからルンバとブラーバが!)。

共働きカップルや子育て中の家庭は、毎日が足りない時間と折れるメンタルとの勝負。
私もルンバやブラーバの健気なサポートにどれだけ心身とも癒されたことか。

iRobot Braava jet m6

こういうところ好き!家具の形状にめっちゃフィットして動くところ。

iRobot Braava jet m6

掃除し終わった後のパッドを見るのも好き。
「こんなに汚かったんだ」と落ち込まず、「こんなに汚れを取ってくれたんだ」と思えば幸せになれます。

iRobot Braava jet m6

唯一惜しかったのは、洗濯可能パッドの脱水がしにくいことかな。
本体に装着するための台紙が外せないので、雑巾の様にぎゅっと絞ることができず、上から押して水分を減らした後、ひたすら干して乾燥を待つのみ。
今後の改良に期待します。

毎日連続して使うなら、使い捨てパッドとの併用か、予備のパッド数枚でローテーションするといいでしょう。
消耗品の使い捨てパッドが高いという意見もありますが、一枚を数回使ってもいいし、毎日使わないなら使い捨てもそんなにコスパは悪くないかもしれません。まぁ、これは個人差あるからなぁ。(頻度や面積にもよる)

今後ブラーバジェットm6の購入を考えている人へ

特にルンバとブラーバの連携について語ってしまいましたが、セットでなければ効果を発揮しない訳では決してありません。
ルンバはルンバ、ブラーバはブラーバの良さが個別にあり、生活の中で何を優先したいかでどれが必要なのかが決まります。

もし今後「いいよね、ブラーバ。買った方がいいと思う?あなたならどうする?」と聞かれたら、きっとこう答えます。

ルンバ980を持っている私は、ルンバi7+に買い換えるならブラーバジェットm6を買い足したい。
旧機種ブラーバを持っているなら、ぜひm6に買い換えた方がいい。
ルンバとブラーバのどちらを買おうか悩んでいるなら、私はブラーバジェットm6を勧めたい。

とりあえず普通の掃除機はどの家庭にもあるし、なくてもフローリングワイパー位は普段から使ってるでしょう。
でも水拭きをやらない人は結構多いんじゃないかなと。もちろん私もそうでした。

面倒くさいもん!絶対!

でもがっつりブラーバを三ヵ月間経験して思ったけど、水拭きって大事。
掃除機掛けだけより部屋の空気感が全然違うし、それを継続できるのは「面倒くさがらないロボット」だからこそ。
これからの寒い冬、水に一切触らずに雑巾がけできるブラーバジェットは、最高のクリスマスプレゼントになると思いますよ(世の旦那さん、聴いてます?)

なお、宝くじ当選者は、問答無用でルンバi7+とブラーバジェットm6をセットで即金で買うこと。
以上であります。
あぁ、楽しかった。アイロボットさん、ありがとうございました。

機材提供:アイロボットファンプログラム

商品詳細:アイロボット公式Webサイト