通勤電車の中、スマホに転送してあったドラマを見ながら涙ぐむ私。
咳をしながらあたりを見渡すふりをして涙をぬぐうと、私の両隣もYouTubeやオンデマンドの映画を見ていました。
最近、本当に外で動画を見ている人が激増していますね。隙間の時間つぶしにちょうどいいし。
モバイル機器の画面も大きく高精細になって、だいぶ見やすくなってきました。
でも、家でがっつりゆっくり見たい時、みんなは何で動画を見ているんでしょうか?
私はデスクトップパソコンかテレビなんですが、リビングのテレビは奪い合いだし、パソコンはいまいち非力だし、結局スマホが一番多かったり。
今回はそんな時代のニーズと私のニーズにしっくりくる便利なディスプレイをモニターさせてもらいました。
BenQディスプレイとしては3台目のモニター体験、HDR対応のフルHD27インチディスプレイ「EW277HDR」。
以前お借りした「EW2770QZ」同様、部屋環境や明るさで輝度と色温度を自動調整する「Brightness Intelligence Plus(以下B.I.+)」やブルーライト軽減、フリッカーフリーなどの最新のアイケア機能が搭載され、HDR(ハイダイナミックレンジ)の映像コンテンツに対応し、色の明暗差をより自然に繊細に表現できるディスプレイです。
まだ日本未発売ではありますが、先行して1ヶ月体験しましたので、使い勝手や感想などをまとめてみました。
EW277HDR の外観とファーストインプレッション
このディスプレイ、軽い!
え?そこ?と思うかもしれませんが、最初に感動したのは「軽さ」でした。
パソコン周辺機器って組み立てとか配置が面倒くさいのに、中でもディスプレイはたいてい邪魔で重い。非力な女子的にはまず箱から出した瞬間、「あ、これ軽いから好き」と思えるのってなかなかないのです。
外観もとてもスタイリッシュで、使う前からテンションがあがるし、使ってみてそれがまた高機能なら最高じゃないですか。
27インチワイドはやっぱり迫力の大画面。ベゼル(画面の枠)も薄いので、画面に解放感があり、世界に入り込みやすい。
背面もヘアライン加工でスッキリ、端子も着脱しやすい位置にまとまっている。
画面下に垂直にケーブル差し込むタイプのディスプレイが多いなか、これは嬉しい。
配線は最初のセッティングの時だけじゃなくて、掃除や模様替えの時にも触りますからね。
ケーブルが直角に曲がらないように気を付けても、壁から15cmまでは寄せられる省スペースデザイン。本体が軽いのに安定感はあるので、楽々配置を調節できます。
「迫力ある映像」と「目に対する思いやり」を両立させるマルチディスプレイ
EW277HDRの特長は、名を冠するとおり「HDR対応」であることと、「最新のアイケア機能」を搭載していること。
魅力ある大画面で高精彩な映像であっても目が疲れては意味がないし、目に優しく輝度や色温度を調整するために、オリジナルの発色からかけ離れては本末転倒。それを両立するのは言うは易し行うは難しですが、いろいろ機能を体験していくにつれ、実にいいバランスで実現されたディスプレイだと感じました。
■デスクトップが映画館!極上HDRコンテンツを楽しむ方法
色の明暗差の幅(ダイナミックレンジ)をより拡大して、暗い所も明るい所もより精彩に映し出すHDR(ハイダイナミックレンジ)。
静止画カメラのHDR機能は、違う明るさの写真を合成して、色の欠落部分を均すため、多少不自然にも見えるのですが、映像のHDRはそもそも表現できる幅を広げているので、より自然で肉眼に近く細部までキレイに見える技術です。
現在はオンデマンドなどのネット配信動画やBDディスクなどのメディアのコンテンツが主流なので、今回、EW277HDRの機能を味わうため、「Amazon Fire TV(2017 4K/HDR対応版)」を購入してみました。
Fire TVは HDMI端子に直挿しなので、スマホもパソコンもいらないのがお手軽でGOOD!
Amazon プライムビデオだけでなく、Netflix やhulu、U-NEXT、YouTube、ニコニコ動画 など様々な動画配信に対応していて、到着直後から夫婦で激しい取り合いが続いています。
中でもアニメ、ドラマ、映画など多ジャンルでHDRコンテンツが充実しつつあるのは「Netflix」。
(作品詳細に「HDR」と表示されてるのが対象作品)
EW277HDRでHDRコンテンツを視聴すると、自動的に画像モードが「HDR/オン」となり、機能が発揮されます。
初めてのHDR鑑賞の感想は・・・
「いいねぇ、大画面。いいねぇ、HDR!今までスマホで見ていたのはなんだったんだ・・。」
どう違うかというと、
「暗いトンネルを通りぬける自転車の少年」
↓
「苔むした壁のレンガに水がしみ出したトンネルを、錆びついた自転車で海がみえる出口に向かって走る少年」
というくらいに情報量が違う。情報量が違うということは「情緒が違う」ということで、その映像の世界への引き込まれ方も格段に違いました。
また、特にアニメの様な輪郭がはっきりするコンテンツの方が、HDRの恩恵を感じやすい気がします。
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※HDRコンテンツを視聴する場合は、付属のHDMIケーブルか、ハイスピードHDMIケーブルなど対応条件を満たすケーブルで接続する必要があります
※HDR視聴は、コンテンツそのものに依存し、一部のコンテンツには対応しない場合があります。
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それにしても、Fire TVとEW277HDRの組み合わせ、やばいですね。
楽だしハマるしキレイだし! ずっと席に座ったまま廃人になりそう。いや、なってる。
これで普通にパソコン作業にもすぐ切り替えられるって、最高か。
音量調整がソフトキーではなく、外部に物理つまみが付いていればもっと最&高だったけど、それは私のわがままか?
ちなみに、HDRで撮影されていないコンテンツでも、HDRモードを有効にすると、輝度とコントラスト比を自動的に高め(HDR:エミュレート)、疑似的にHDR性能を再現し、より視聴品質を上げることができます。
(写真上:HDRオン(エミュレート)、写真下:HDRオフ)
■距離80cmで映画を見ても目が疲れないアイケアテクノロジー
早くから目の健康のためのことを考えられてきたBenQのアイケアテクノロジーの中でも最新技術の「B.I.+」。
スマホにも明るさ自動調整がついているように、輝度の調整は多く見受けられる中、色温度まで自動調整されるのは特徴的な機能ですね。
昼間でも雨の日も、夕暮れも、蛍光灯でも、白熱灯でも、同じ色で画面が見られるって、地味だけどすごい。
※B.I.+技術の詳細は、公式動画でも見られます↓
画面右下の輝度調整ホットキーを押すたびに、HDRモードとB.I.+モードの各オン/オフの切り替えができる。
距離80cmのデスク、顔を覆うような27インチ画面でアクション映画を見続けても、長時間ブログ書きに集中しても、あまり疲れを感じなかったのは、B.I.+だけでなく、目に刺激や負担をかけるブルーライトを遮断する「ブルーライト軽減」機能や、画面のちらつきをなくす「フリッカーフリー」機能といった総合的なアイケアテクノロジーの賜物でしょう。
■「見やすさ」にこだわったその他の多彩なモード
他に面白いと思った機能は、「スマートフォーカス」機能。
画面内の任意の場所をハイライトし、その他の余分な情報を見えにくくして、視線を集中させることができます。
YouTubeなどは、自分はあまり全画面で見ない派で、周りの広告や関連動画リストがたまにうざくなるので、動画枠でフォーカスしておくと、視線が定まって、白い背景のまぶしさも軽減できたのが良かったです。
ちょっとフォーカス場所指定がボタンで地道に動かす面倒くささがあるけどね。
フォーカス枠の位置・サイズは自由に配置できる。
まとめ: オンデマンド時代到来で広がるディスプレイの可能性
少し前までは、外部ディスプレイを必要とする人はフォトグラファーやデザイナー、またはゲームプレイヤーなど、仕事やクリエイティブな趣味を持つPCヘビーユーザーに集中していました。最近はテレビも持たず、たいていのことはスマホやタブレットで事は済み、パソコンも持ち運べるノートPCで、ディスプレイのことなど一度も考えたことない人もいるかもしれません。
なぜ?高いから?邪魔だから?デスクトップ一体型パソコンしかないから?(←自分
私もPCヘビーユーザーがゆえのイメージが凝り固まってましたが、今回のEW277HDRモニター体験によって、ディスプレイの可能性はもっともっと広がっているのだと思いました。
つないだ先がパソコンだろうと、スマホだろうと、ストリーミング端末だろうと、見る場所が自分の部屋でも、寝室でも、見たいものを見たい場所で最高のパフォーマンスで見る。
映画やドラマを見るには家族そろってお茶を飲みながらリビングで、じゃなくても、SNSを見ながらとかネットサーフィンのついでとか、ちょっとした時間につまみ見したっていいじゃないか。仕事終わりにそのままゲームしたっていいじゃないか。
オンデマンドを当たり前のように見る時代には、それに没入できるマルチメディアディスプレイが必要になるのです。
EW277HDR は、そんなニーズを上手くとらえて、ユーザー層をぐっと広げられるディスプレイでした。
★EW277HDR商品詳細ページ
BenQ 27型Full HDビデオエンジョイメント アイケアディスプレイ EW277HDR | BenQ Japan
http://www.benq.co.jp/product/monitor/ew277hdr/
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