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普段目に見えない揺らぎを、空気が形になる瞬間をとらえることができるスーパースローモーションの世界。

それが業務用カメラではなく、一般ユーザーが持てるコンパクトデジカメで実現する SONY RX100 IV をお借りしていて、とてもワクワクしているんですが、「では、何を撮ったらいいんだろう?」と真剣に考えると、逆に浮かびません。

SONY公式のデモビデオや世界で作例を上げているプロの作品は、水風船を破裂させたり、ミルククラウンだったり、スノーボードだったり、それはカッコいい世界を切り取っているんですが、コンデジだったらやっぱり「日常の中の非日常」を撮りたいなぁと試行錯誤しています。

最近の私の日常と言えば、家族が始めたランニング(マラソン)を応援すること。
シューズメーカーなどで足型やフォームを測定してもらうと、バランスが悪いと(言ってそれ用のシューズをオススメされる罠w)出るらしく、走法やインソールで矯正しようとしているので、スーパースローでフォームチェックをすることにしました。

フォームチェック撮影にはアシスタントが必要

(ビデオから切り出し)

RX100 IV はアプリ経由でスマートフォンをリモコン代わりにすることが可能ですが、ハイフレームレート(以下HFR)、いわゆるスローモーション撮影には使えません。

まあ、出来たとしても2秒しか撮れないので、自分で走り抜けながらドンピシャでシャッターを押すのは至難の業ですが(笑)。

というわけで、私のカメラテスト兼彼のフォームチェックというギヴ&テイク方式(いつものパターン)で撮影スタートです。

スタートトリガー or エンドトリガー? HFR撮影のシャッタータイミング

(ビデオから切り出し)
HFR撮影のシャッタータイミングには、2種類あります。
スタートトリガー:(スタンバイにした状態で)録画ボタンを押してから2秒間を記録
エンドトリガー:(スタンバイにした状態で)録画ボタンを押すまでの過去2秒間を記録

この選択が意外に難しく、最初はスタートトリガーで試してみたんですが、最初のきっかけがつかみづらいのと、2秒間でどこまで走るのかが予想しづらかったので、結局は、「ここまでは確実に収めたいんだ」という瞬間が終わるタイミング、すなわちエンドトリガーの方が移動体を映すにはやりやすかったです。

絶えず同じ場所で同じ動きをしているもの(例えば、風に揺れる木々とか)の場合はどちらでも大丈夫だと思いますが、大体の人の反射神経では、「ここだ!」と思った瞬間よりワンテンポ遅く反応するはずなので、スタートトリガーだと遅すぎるんですよね。

そして、肝心のスローモーション動画がこちら。

ランナー本人は、「オーバープロネーション(足の内側に傾いて土踏まずのアーチが崩れる)気味だったのが、ちょっと治ってるかもー!よしよし!」とご満悦。

それを聞いて「オーバープロネーション対応のシューズをもう一本買う!と言われなくてよかった。よしよし」と(内心)ご満悦の私。

テーブルフォト用のPocket三脚(マンフロット)をつけて地面に置き、真正面から走ってもらったアングルは、そういった足裏の着地のバランスを見るのに、スーパースローモーションが役に立ったようです。

撮影側としてはもうちょっとアップで筋肉の震えまで写したいと思ってしまうのがカメラバカの性ですが、それはRX100 IVのズームでは寄りきれないので、RX10M2を買うしかないのか・・・うーん。うまくできてるなぁ(笑)

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