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9月ですね。
あっという間にSONY RX100IVのモニター月間と、私の夏が、過ぎてしまいました。
週末にあの娘と最後のデートをして、涙の別れをしてきました。
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最初はハイフレームレート(以下HFR)撮影が珍しくてそればかり撮っていましたが、そもそもRX100IVは通常スピードの動画だってもちろん素晴らしく、100pの4K動画だって撮れるんですよね。
ただ、まだまだ4K動画は編集するにも鑑賞するにも、対応機材やある程度のスペックのPCが必要なわけで、かなり古風な(レガシーな)家電女子さんは、ただお茶をすすって取説を眺めるばかり。
とはいえ、RX100IVの最後の逢瀬は、8月最後の日曜日にNIKE主催で行われたナイトランイベント「TOKYO FASTEST MILE」を観戦し、スナップ(静止画)、動画、HFR撮影をすべて駆使して、撮影も楽しみました。
【TOKYO FASTEST MILEとは】(公式Webサイトより抜粋)
総勢250人のレーサーが1マイル(約1.6キロ)を走る。
目標は、エントリー時に設定する「自己ベストタイム」を超えること。
レースは20秒間隔で一人ずつスタートするタイムトライアル形式で開催される。
1周約800mのランニングトラックを2周するレースの中には、自己ベストタイムを超えるための様々な仕掛けが用意されている。
東京・
まぁ、当然ながら、出場条件はNIKEシューズ着用ですし(笑)。
あいにくの雨模様でしたが、17:00の受付開始には続々とナイトレーサー達が集結。
ただでさえ、滑りやすい超折り返し地点が、石畳が雨に濡れてさらに危険に。何かが起こらないわけがない・・・
スタートはオリンピックやワールドカップのスノーボード競技みたいに、一人一人コールされてモニタに写真と目標タイムが表示、
トラック全域でハイテンポの音楽とDJの各選手へのエールアナウ
一番スピードがのるコース中央付近には、「最高スピード計測エリア」が。
ここをフルスピードで走り抜けて、出場者内瞬間最速を競います。
参加しているランナーはみんな本当に楽しそうでしたが、見ている方もランナー達のフルスピードをこれ以上ないほど間近で見られて興奮したし、聞こえてくる音楽やライティングの雰囲気にのせられて、「GO!GO!GO!GO!」と拍手や手をぐるぐる回して応援にも熱が入りました。
SONY RX100IVで撮る夜景はノイズが少なくとてもクリア
煌々と明るいライティングがあるとはいえ、ビルの谷間のナイトシーンで、しかもスポーツを撮るのはちょっと難しいのかなと思ってましたが、RX100IVは写真も動画もとてもクリアで、ピントも合いやすく、日中と遜色なく撮影が楽しめました。
スポーツシーンだからと、RX100IV自慢の超高速シャッターを試してみたいのはやまやまですが、さすがに夜は1/32000はまっ暗で断念(笑)。
せいぜい1/1250まで上げるのが実用レベル限界でしたが、ランナーの動きを止めるには十分でした。
ISO AUTOにしておくと、もちろんすぐにISO5000や6400までは上がってしまうんですが、思いのほかノイズも激しくなく、Web公開レベルなら全然許容範囲。
動画も然り。
静止画以上に光量にシビアで、これまでは夜の街を撮ると、必要以上に暗くてあまり実用性にかけるカメラも多かったのですが、RX100IVは殆ど見た目と変わらない映像が撮れてびっくり。
それでもやはりHRF撮影は、光量が足りないとノイズが激しくなるのが現状。レート240pならほぼ実用レベルですが、960pともなるとは夜は厳しい!
3~5秒のビデオクリップでつなぐ程度ならともかく、数十秒のスローモーションとなるとざらつきすぎて絵がもたないので、できるだけ明るい照明の近くで撮って、一番クライマックスの瞬間を切り取って他の映像に混ぜるととても効果的かもしれません。
というわけで、美しいノーマルスピードの60PフルHDと、HFRのクリップをつないで、「TOKYO FASTEST MILE」のダイジェストを作ってみました。
【動画:TOKYO FASTEST MILE with SONY RX100IV】(1分40秒:HD推奨)
少しでもあの夜の雰囲気が伝わるといいな。