すみません、なめてました。
単なるオタクの祭典だと思ってました。ほんと、すみません。
まぁ、足を踏み入れる機会はないだろうなと思っていた矢先、とある姐さんからとある動画を知りまして、「ハマりまして」。
これが生で見られるなら、幕張まで行こうじゃないか!
結局私もそういう腐敗要素は充分秘めているのだなぁと、この時ですらまだ「ヲタ」気分でいました。
でも、帰る時には日本人であることに胸熱というか、もっとちゃんと生きようとまで思ったというか、何か知らないけど「超体験」イベントなんだなと。
体験してみた超その1「超並ぶ」
こういうイベントである以上、混雑と行列は覚悟の上。並ぶ時間とかタイミングとか持ち物とかのお約束は白紙のまま、起きた時間で出発し、海浜幕張駅に10時半ごろ着。
駅ホームから・・・10分間出られません。階段および改札のキャパオーバー。
幕張メッセ着。入るのは正面入り口ではなく、通常は搬入口と思われるメッセ後方の壁から。裏手をずーっと進み、一般入場者はこの待機列へ。
出た。THE 行列。ここから1時間。ここも絶えず進んではいるので、苦痛なし。もう歩きながらランチでちょうどいい。
なぜなら、会場内の飲食は「テーブルも椅子もない」から同じ。
(みんな、地べたで座って食べてます。)
ま、撮ってる私も当然床に座ってドミノピザ。会場限定ピザ美味し!
体験してみた超その2「超・ネ申ヒコーキ operated by JAL」
件の仕掛け人・こできち姐さんと待ち合わせて、私をここに向かわせた原動力・JALブースへ。「踊ってみた」はまだかと逸る気持ちを抑え、本来のブースメインイベント「ネ申ヒコーキ飛ばし」(タラップカーから紙ヒコーキ飛ばして、指定位置にランディングさせたら航空券がもらえる)のために、ネ申ヒコーキをせっせと折る。
JAL説明員のお姉さんは「それじゃ揚力がつかない!」だの、「ここはピシっと揃える!」だの、折り方スパルタ指導。さすが飛ばすことにはすこぶるシビアです。
ら、らじゃ。・・・でもここでくじけず俄然やる気を出すあたり日本人の血が流れてるんだなとw。本当に久しぶりに紙ヒコーキを折ってめちゃ感動したもの。
すごく飛ばすパパとそれを尊敬と羨望のまなざしで見つめる子供の光景とかみるとグッとくる。
タラップにはひっきりなしに人が並んでいたけど、絶対航空券目当ての人だけじゃなくて、久しぶりに紙ヒコーキ追ってワクワクしてる人、多いと思う。
こういう遊び、他の国でもあるのかなぁ。
終わったら終わったで、鉄女子2名はジェットエンジンにくぎ付け。多分ここでの写真が一番多いと思われる。
で、肝心の岡本氏はいずこへ・・・?メインディッシュ、ヵモ-ンщ(゚Д゚`щ)ヵモ-ン
いた!「超ニコラジ」ブースでトーク生出演中の映像がブースモニターに流れた!
「あれはどこですか!!!!!今から踊るんですか!」とJALのCAの胸ぐらをつか・・・む勢いで、ライブ場所を聞きだし猛ダッシュ。
間に合いましたー。゚(/□\*)゚。 生岡本氏ー!キレッキレでまぶしい!
信じられるか・・・これでサラリーマンなんだぜ(Web販売部社員)
その後ファンの人達にも気軽に握手や記念撮影などにも応じる神対応でした。
体験してみた超その3「超特撮」
かつて全国を回った館長庵野秀明の特撮博物館が超会議ブースで復活。
職人たちの技が光る緻密な特撮用ジオラマをみられるだけでヤバいのに、特撮っぽく自分がその世界に入って写真を撮ってもらえると・・・当然やるでしょう。
実際には、あの窓の向こうの屋根上から巨人のように顔を出して楽しむワタシw
東京駅壊したのも実はワタシw
こういう細かすぎるところにこだわる人がいて、それに萌える人がいるのは日本人独特なのでは。
体験してみた超その4「超歌舞伎」
私、歌舞伎好きなんです。というより、歌舞伎役者が。歌舞伎の特番とかドキュメンタリーはかかさない程度には。
でも生で歌舞伎は一度も見たことがなくて。だって、やっぱり歌舞伎座でかしこまって見る伝統芸能は敷居は若干高い。(もちろん価格も)
「中村屋!」と絶妙なタイミングをつかんで芝居を盛り上げる掛け声「大向こう」。掛けてみたいけど、作法とか言っちゃいけない場面とかわからないから怖い。
そんなことを思いながらも、初音ミクの3Dホログラフと本物の歌舞伎役者(中村獅童他)の競演という物珍しさだけで今日のステージを見ましたが。。。。。。
「めっちゃ!本物の歌舞伎やん!」
なにこれ。かっこいい!
鳥肌が立ちました。歌舞伎座でやっても許されると思う。
開演前に「思い思いの所で自由に掛け声をかけてくださいね」とアナウンスはありましたが、会場も生放送上のユーザーコメント弾幕も「大向こう」の嵐。
「萬屋!」「初音屋!」「紀伊國屋!」
あのね、タイミングはわかるもんなんです。考えなくても「思わず出ちゃう」。
多分江戸時代に始まった当時は作法なんてなかったんだと思う。 だって大衆演劇なんだもん。それが現代で伝統芸能としして格調高く崇め奉られるから、言い方とかタイミングとかも古典化して、それ込みの芸術作品になっちゃって、そこを外すと「礼儀知らずな」と非難する人もいるのかもしれないけど、基本的には、みんなが宴会で盛り上がってる時に「いよっ!色男!」的な掛け声と全く変わらないと思うんだよね。
また中村獅童さんの盛り上げ方も凄い。最後に流れる「千本桜」とのコラボも熱い!
会場にいた沢山の外国人の方々は「amazing!」と大興奮。うんうん、私達日本人だって同じ気持ち。グローバルだなんだと外に出る前に、もう一度日本文化を見つめ直すよ。
3Dホログラフは会場では正面以外の観客は一部しか見えないけど、ニコ動生中継中のモニターもあるので、本当にそこにいるかのようなミク姫と獅童さんとのからみもそのテクノロジーに感動でした。
明日30日も13:00と15:00の2ステージあります。
会場に行ける人は是非生で(超会議入場券のみで誰でも入れます)。
行けない人はネット生放送で。クライマックスにはユーザーコメントがとても重要なアイテムに変わるので、ぜひぜひ思いのたけを打ち込んでください!
今回も「くっそ!会場で見てぇぇぇ」とのコメントも多数流れたけど、逆にこっちは打ち込みたかったわ!
⇒ニコニコ超会議2016 「超歌舞伎 ~今昔饗宴千本桜」の視聴方法など詳細はこちら
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その他、政治家と話す各政党ブースや、自衛隊・在日米軍ブースもあり、単なる装備品・制服萌えで行ったとしても、若者が普段感じることも考えることもしないような政治情勢が一つでもわかるきっかけになるのなら、「不謹慎」でもなんでもなく、これはこれで意味のある出展なんだと思いました。
ちなみに、私だって「ガチSP」に萌えましたよ?
ニコニコ超会議はあと1日。興味が湧いた人、怖いもの見たさの人、暇な人。是非幕張へ!