「『一億人が選んだ、10枚。』ってキャッチコピーいいでしょう!」
満面の笑みで東京カメラ部スタッフは言っていました。とても晴れやかな顔で。
悔しいけど(笑)、実にいい。
今、東京・渋谷駅周辺や渋谷を通る東急線の車内でこの広告の言葉を見ない日はない、
「東京カメラ部2014写真展 in SHIBUYA Hikarie」。
22万人がフォローする巨大Facebookコミュニティ「東京カメラ部」とその分室に投稿されている約10万点の写真から、2013年の「いいね!」数を最も集めた10枚「東京カメラ部 10選 2013」を中心として、そのメンバーの追加作や10選2012メンバーの新作などを集めた合同写真展です。
去年の10選写真展のレポ記事を読み返すと、カメラ部発足当時の「1000いいね!」記念撮影会が懐かしいだの、1年で8万いいね!越えはすごいだの書いてましたが、あれから1年で22万いいね!って・・もうあっぱれすぎて(以下略)。
もう、規模も楽しさも半端なくパワーアップしています。
写真展の会期も、去年・2日⇒今年・約2週間という規模の変化は、集まる写真や写真好きたちの期待の広がりの結果なんでしょうね。
出展メンバーと気軽に交流できるアットホームな写真展
東京カメラ部写真展の一番好きですごい所は、「人を巻き込む魅力」です。写真を撮影したメンバーが随時在廊して、話しかけてくれたり、撮影時の様子などを教えてくれたり、写真について熱く語り合えたり・・。素晴らしい写真を撮る人は、やっぱり人も素晴らしい!写真を見て帰るだけでは勿体ないと思いますよ。
「写真展の写真」を撮影するのは自由で、スマホ片手にメモ代わりに気に入った写真を撮りまくる人も、その場でTwitterやFacebookでシェアしている人も沢山いました。
東京カメラ部の存在は、Facebookをやっていない人にはあまり知られてない、いわんやネットを見ない人をや・・と思ってましたが、ネットに疎い私の知人が、電車広告を見てこの写真展を知り、土曜日に来場した感想を今日嬉しそうに話してくれました。
「来ている人がさ、写真を見ながら口々に言ってたんだよね。『あぁ、撮りに行きてぇ!』って。私もそう思った。そうかきたてる写真を撮れるってすごいことだね。ちょっと混んでたけどw、楽しかったー」
展示写真だけじゃなく、各メンバーのポートフォリオ(作品集)も自由に閲覧できるので、時間を忘れて堪能できます。
写真鑑賞だけじゃなくカメラLifeの楽しさも提案
先週で終了してしまいましたが、写真展横のスペースでは、新機種カメラやレンズが自由に触れるカメラメーカー展示ブースで設置されていました。
ステージでは、写真家によるトークイベントや、映画「東京シャッターガール」の上映会もあり、思わず「写真を撮るってどういうことだろう?」「私にとって写真とは?」と、時にマジメに、時に気楽に、時に深く考える時間を過ごせました。
ついにグッズ販売まで始めましたよ、カメラ部さん。結構なお値段ですが、大丈夫ですか(笑)。・・・という心配をよそに、目の前では予約していく人もチラホラ。品質は確かですしね。私はオトナなので衝動買いはぐっとこらえましたが、Webの詳細ページを見ちゃうとまた心が揺らぐなど・・。もうヒカリエに近付かなきゃいいのかw?
⇒東京カメラ部 オリジナルカメラバック「TMB2014」
いつかは・・・見るより参加する方が絶対楽しい
東京カメラ部写真展のもう一つの特徴は、「参加できる」こと。
毎回会期前に「写真コンテスト」が実施され、 東京カメラ部スタッフが選考した十数点が入選作品として同じ会場に展示されます。
そもそも10選作品とて元はと言えば、Facebookに普通に投稿された写真。
ランチ食べて「おいしかった」と載せるのとアクション的には変わらない(クオリティと気合はかなり違うんだけどw)んだから、誰だって来年の10選になれるチャンスはあるんですよね。
会場では、投稿経験かコンテスト応募経験がある人か、「次こそは」というつぶやきが聞こえました。私もいつかは・・・、何度も見返してもらえるような「心にひっかかる」一枚が撮れたら、そんな夢もかなうかもしれないな。
こちらはレセプションパーティーで行われた授賞式での今年の10選メンバー(一人欠席)。
去年の10選写真展をきっかけにFacebook上でつながり、交流を深め、写真仲間となりえた人がこの中に2人もいて、すごく嬉しくて誇らしい気持ちでした。
写真を好きになり、写真を撮る人とつながり、写真を撮る自分を好きになる
「東京カメラ部写真展2014」は今月30日まで開催中です。週末もあと一回あるので、近くの人も遠くの人も是非!
【部員増殖中!】
【レポート】東京カメラ部 写真展2014 #東京カメラ部
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東京カメラ部 10選 2013/東京カメラ部 10選 2012