台風17号が吹き荒れた日曜日、Facebookのコミュニティ「東京カメラ部」の発足記念スタジオ撮影会に参加するために田園調布のハウススタジオ「MARBLE HILL STUDIO」に行ってきました。
途中、「どっかのデスクトップで見たような・・」公園に駆け上がり、ぼーっと空を眺めているとやっぱり少し雲が早い。何か嵐の予感。
いかんいかん、寄り道している場合じゃなかった。住宅街で絶賛迷子中だった・・。しばらくうろうろしていると、高校の前にいきなり洋館のスタジオが!Webサイトでは広々とした小高い丘の上にあるイメージだったのに、意外とこじんまりとしたスタジオで(笑)。
テンパってて外観の写真を撮るのを忘れてたので、スタジオWebサイトでどーぞー。
→MARBLE HILL STUDIO
今回の撮影会は2部制で、1回につきモデルさん2名、各回参加者10名で計20名。100名以上の応募があったようなので、5倍の難関を突破したようです。東京マラソンは外れるわけだな(笑)。
10名の参加者をさらに2班に分けて、モデル1名ずつを違う部屋で交互に撮るのですが、それでも結構ハウススタジオとは元来そんな大人数で撮影しないので、狭い狭い(笑)。
とにかく譲り合いの精神で撮っては動き、入れ替わり、「はい!こちら目線お願いしますー!」「後ろ通りますー!」とか声を掛け合ったり、見切れないように壁に張り付いたり。
一人が上から撮影していると、その後ろ姿を階段の下から撮る人もいたり。
いやー、スリリング。いやー、楽しい。
部屋の撮影は、クラシカルな家具や内装を背景にモデルさんを撮るって、萌えテンションMAXなんですが、間接照明の室内や、逆光の窓辺とか、かなり難度が高い!
でも光と影を使い分けるといろんな表情が見えて楽しすぎますね。
実際の作例はこんな感じ。
(モデル:安治美穂さん)
実は、私が持って挑んだカメラは、これまた難易度MAXの「SIGMA DP2 Merrill」!
驚愕の4600万画素、SIGMAファンならずともカメラファン垂涎の高級コンデジです。
今モニターでお借りしているんですよね。これから使い勝手は別途レビューしようかとは思いますが、いやー難しい!!!!!!
参加者全員から「いいなぁ・・・」の次に「なんて無謀なことをww」と言われました。私自身も殆ど半べそかきながら撮りましたよ、えぇぇ。
髪の毛やまつ毛の一本一本まで柔らかく細かな描写がたまりません。
JPG+RAWで撮影しておけば、露出やコントラストは後で自分で好きなようにソフトで現像できるので、暗い室内ではとにかくビタっとピントを合わせるのに集中!
でも、これが至難の業なのだ、DP2 Merrill!
AFも遅いし、待ちきれなくてぶれるのかも(笑)。
RAW 現像は付属のソフトウェア「SIGMA Photo Pro5」で行うのですが、これがまた面白い!
本当に何でもアリなんですね!
撮影時にはフルオートで撮っていても、白黒設定はもちろん、露出・コントラスト・シャープネス・彩度などを自分で微調整して、どんな世界も自由自在。
あれは、「補正」という域ではなくて、完璧に「創作」です。
実際は全然こんな暗くないんだけど、なんとなく物憂げな横顔には影をつけたくなって、極端に露出を下げて、ちょっと彩度は上げて・・・とか。
セオリーとか推奨値とか関係なく、ただただプレビューを見ながらインスピレーションの赴くままイメージを作っていくので、これは「ハマります」。
要は何を言いたかったかというと、ほぼ全滅に近かった私の失敗写真でも、RAW現像の多彩さで、ちょっとは作品ぽく見えるんだぞということです(笑)。
その他、ちょっと極端なカラー例も含めてスライドショーにまとめてみたので、是非Flickerで全画面表示してみてください。ピントの甘さは笑って許してあげて。お願い。
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