前の記事:シンプルで可愛い音のアクセサリー。完全ワイヤレスイヤホン「M-SOUNDS MS-TW22」使用レビュー
パン祭りもいいですが、「家電女子春のワイヤレスイヤホン祭り(M-SOUNDS縛り)」開催中です。
第2弾は、小型軽量ながら重低音が体に響く「M-SOUNDS MS-TW11」(2021年2月26日発売)。
こちらもメーカーから機材提供いただき、いろんなサウンドを1ヵ月聴き倒してみました。
光沢鮮やかでスリムなケースに入ったTW11、4つのカラーバリエーションから私が選んだ色は「Rose Gold」。
パッと見はツルツルで滑りそうな感じがしましたが、意外に手になじんで握りやすいケースですね。
音楽再生では約11時間連続再生可能と、半日も音楽を聴き続けられる・・・、いや実際はそんなシチュエーション、心が疲れてるのかもしれないので遠慮したいですが、充電ケース併用で最大約30時間と、通勤や余暇の通常使用なら1週間位充電なしでも十分楽しめるでしょう。
出張レベルなら充電バッテリーを用意する手間も省けそうです。
ちなみに、主にAndroid8.0以降の端末などで対応されている音声圧縮形式「aptXコーデック」使用の場合は、再生時間が3割少なくなるので、連続8時間弱かな。(私のXPERIA 1 Ⅱ さんもデフォルトでaptXでした。)
※Androidのコーデックは「設定」⇒「開発者向けオプション」から確認できます
(表示が出てない場合は、端末情報のビルド番号を7回タップという裏コマンドがちょっと楽しい)
Type-CのUSB充電、ケースを開けるだけでペアリングできる「Open Goスイッチ」、他社製イヤーピースも収納できるワイドスペースもTW22と同様、今ではありがたい仕様となりました。
イヤーピースは、芯部分が長く奥まで入ることで遮音性やフィット感が増すロングタイプと、硬度の異なる二層シリコンを採用する「dual-core」仕様により、ノイズが軽減されているショートタイプの2種類が3サイズ同梱されています。
個人的には、適度に環境音も聞こえ、かつクリアな音が気持ちいいショートタイプのMサイズが一番気に入りましたが、こればかりは個人個人で音の好みや耳のカタチに合わせて、絶対に全部試してマイベストチョイスを探してください。
欲を言えば、取り出す時に指が蓋に当たるので(蓋の窪みに指を差し込むんでから本体をつまむ)、もう少しワイドに開くともっと取り出しやすいかな。
マグネットがきつめに効いているのは、外出先での出し入れで落とす不安が軽減されて安心です。
少々ケースデザインがシンプル過ぎないかと思いきや、薄めがゆえにバッグやシャツのポケットへの収まりが良すぎて泣ける。ジーンズのポケットに入れて歩いても邪魔じゃないの、最高かよ。
心に響くリズムで街を歩けばいと楽し
外観よりも大事な着け心地とサウンドの話を早よ・・。
とにもかくにも、TW11の音は中低音の鳴りが素晴らしい。
ただ耳に差し込むだけではなく、一番フィットするポイントを探ってしばしクルクル、ここだ!という角度に当たった時の内臓まで震えるあの響きときたら。
高音域のバランスもちょうどいいので、バンドサウンドを楽しむにはうってつけの機種だと思います。
あまりボリュームを上げなくても満足感が高いので、長時間聴いていても耳が疲れることもなく、コンパクトなボディで、もちろんマスクや眼鏡の着脱を邪魔することもありません。
スマホを出さなくてもイヤホン本体で音量調整できるのも、M-SOUNDSのイヤホンの便利なところですね。
とはいえ、TW11は結構レベルがあがるので、微妙な調整はスマホの方がいいこともあります。
メタリックなツートンカラーがかっこいいボディは性別問わず似合うデザインです。
休日の地下鉄や私鉄でも試してみましたが、音が途切れがちと言われる駅周辺でも(私の行動範囲では)音飛びも遅延もなかったので、通勤通学のいいパートナーになりますね。
周囲の混雑具合にもよりますが、コロナ禍の現状では問題なさそうです。
TW11で聴く星野源は、良き良き♪
彼のボーカルと、それを支えるバンドのサウンドそれぞれがちゃんと際立って聴こえて、とてもバランスがいいです。
特にハマ・オカモトが弾くベースラインがかっこいい「Ain’t Nobody Know」なんかはもう・・・。
同じ曲をTW22で聴くと「あぁ、ギターはこんなフレーズを弾いていたのか」と気づき、TW11で聴くとまた違うパートの良さに気づく。本当にイヤホンと楽曲の組み合わせは無限ですね。
ブラスバンドの学生にもお勧めのコスパ
レビューの為にいろんなジャンルの音楽を聴くとき、Amazon Music Unlimited はめちゃくちゃ助かります。J-POP、ロック、HIPHOP、洋楽、JAZZ、クラシック・・・・etc. 本当に何でもあるんですよね。
色々探していた時に、おぉ!こんなものまで!と思ったのが、吹奏楽でした。
私も中学~大学まで吹奏楽をやっていて、現役時代はプロのお手本を聴くためにはなけなしのこづかいでCDを買うか、FMラジオで流れるのをエアチェックするしかなかったのに、今はサブスクで何でも聴けるのが羨ましいです。
我が故郷の誉れ、ヤマハ吹奏楽団の演奏で名曲「フェスティバル・ヴァリエーションズ」をTW11で聴いた時は、フィニッシュと共にスタンディングオベーションしましたよ、いやマジで。
ティンパニのロールの響き、チューバやコントラバスの重厚さ、ホルンの神々しさは圧巻でした。
TW11はこのスペックとサウンドにして実売6000円台と、学生でも購入しやすいコスパの良さだと思うので、是非ブラスやオケ部の学生のファーストイヤホンにお勧めしたいです。
YOASOBIも、ヒゲダンも、ヨルシカも、いいよ。色々聴きたい人に特におすすめ。
保証期間内なら、ボディを片耳ずつでも特別価格で購入できる「あんしん補償サービス」もあるので、M-SOUNDSのいい所。すぐ失くしがちなうっかりさんも安心です。(←これはオトナでも、つか、私な)
家電女子春のワイヤレスイヤホン祭り(M-SOUNDS縛り)、個別レビューは以上ですが、せっかく家に3機種(元々持っているTW3と今回一緒に提供いただいたTW22)揃っているので、また機会を見つけて比較記事もアップしたいと思います。
(機材協力:株式会社エム・エス・シー)