4月2日の「星野源のオールナイトニッポン」で彼が絶賛していた。

ただそれだけの理由で、アニメ『ケムリクサ』、Amazon プライムで一晩で12話一気見してしまった。
実に体に悪いが、仕方ない。すべては愛なのだ。5時間かかった。

(※アニメの詳細は公式Webサイト参照⇒http://kemurikusa.com/

これでブログ更新が著しく滞っている「時間が・・」とかいう口実は全く意味をなさなくなってきた。
時間とは作るもので、こぼれるものではない。

実は10話の終わりで激眠気に襲われ、「また明日・・」という懇願のまなざしを旦那に向けてみたところ、無言のほほえみとともに「次へ」ボタンON。

「私を置いて先にいって!」(何時だと思ってんの?社会人)
「置いてなどいけるか。あとちょっと頑張ろうぜ!」(は?バカ?ヲタ辞書に途中離脱の文字などない)

なけなしの夫婦愛なのか、タヌキとキツネのバカ試合(化かしあい)か知らないが、奥歯をぐっと噛みしめて残り2話を完走。

源さんのいう通り、すごく深くて、伏線も多くて、最後には一つの目的に集約されてドーン!的な面白さだった(雑)。

普通、アニメを見るときはオープニングやエンディングなどは早送り対象で、主題歌かっこいいとか、声優陣豪華だかなとか、製作はどこだとかキャラデザは誰だとか確認するだけのもので、アニヲタからすればフルボッコなんでしょうが、今回ばかりは見逃せない(最初は意味を理解してなくて飛ばしてて、後に激しく後悔←後日見直す)。
キャラクターのシルエット、向き、フェードアウトする順番とそのエフェクト、そして色(このアニメ全体を通して「色」は最重要キーワード)。
そのすべてに伏線と意味があるとか何なの。片時も目が離せなかったじゃないか。

最後まで頑張って完走したかいがあった・・・はずだった。

だが、10話~11話の一瞬の気のゆるみが、もんのすごい命取りになったことを後で知り、私はひたすら絶望する。

大枠は(ある意味)ハッピーエンドで終わったとは言え、要所要所で明かされないままの謎が多いので、翌朝の通勤途中に「#ケムリクサ考察班」というハッシュタグのツイートを読み漁る。

え?6姉妹の名前はすべて第11話のワカバの言葉のなかにある?
「抽出」?「プリント」がなんだって?そこがすべての肝?

そしてSNS上にはたつき監督からのプレゼント「趣味で作った12.1話」の動画が。

またー!謎ー!続くー?パラレルワールド?
なぜ「アナタ」がそこにいる???

もう一周見なきゃですか・・・そうですか。
また5時間の旅に出ましょうか。

まぁ、Amazonプライムには「ダウンロード」という強い味方があってだな。
片道1時間半の通勤地獄の私は何周でもばっちこい。
存在だけしか知らなかったアニメ「ケムリクサ」、源さんのキラキラした「”好き”の毒」に侵されたおかげで、知らない世界がまた一つ開けましたよ。あのラストシーンのように。

他にもテレビアニメの原点でもある自主制作版「ケムリクサ」をYouTubeで見たり、アニメの1話に通じるたつき監督のツイート「趣味のアニメ~0.9話」を見たり、いろいろ情報を補完する毎日は続いていく。

ハマってるねぇ・・と言われたが、ハマってるわけじゃない。わからないことを知りたいだけだ。
「それをハマってるっていうんだけどなぁ」と言われながら。
俯瞰で見ればきっと私の周りに「キラキラ」が見えるかもしれない。(アニメ参照)

納得のいく解釈が固まってきたら、だれか。私と濃い答え合わせをしてください。よろしくお願します。

「ケムリクサ」全12話

Amazon プライム 会員は追加料金なしで見られます。(Amazon プライム無料体験でも可)

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