SONYスマートフォン XPERIAの最新機種「XPERIA X Performance(以下XPERIA XP)」が先週6月24日に3キャリアから一斉発売となりました。海外の発表からかなり時間が経っていたので、「あれ?まだでしたっけ・・w」と思いましたが、ようやく世に出回って、早速購入した知人もすでにちらほら。

XPの新機能については、タッチ&トライイベントレポで書いた通りなので、今回は、XPERIA Z3ユーザーの私がモニターで3週間使用して、「結局どうなのよ?」的な率直な感想をまとめておきたいと思います。

外観・デザインについて

Zシリーズではガラス素材にカクカクした直線的ボディというスタイルが踏襲されてきましたが、Xシリーズでは一転、丸みを帯びたデザインとぷっくり盛り上がった2.5Dガラスのフロント。

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手にしっくりくる統一されたデザインというコンセプトでしたが、マットでさらさらした金属背面に角が取れたボディだと、カバーなしではつるつる滑りそうで若干怖かったですね。Z3のガラス素材ボディだと手に吸い付くのに慣れてしまっていたので。

page(写真上:Z3、写真下:XP)

まぁ、アンドロイダーは iPhoneユーザーより裸族が少なく、どちらにせよ結局カバーをつけてしまうので、ぶっちゃけ使う段になればそれほど気にしないはずですが、高級感ならZ3、シンプルで親しみやすいのがXPという感じがしました。

ユーザーインターフェース・各種機能ボタンについて

ボディ横の各種ボタンや端子口の位置がかなり変わってきていますね。
(写真では上がZ3、 下がXPで重ねています)

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Z3ではUSB充電口が左横上についているのですが、XPではその位置がなんとSIM&microSDスロットになっています。

端子口の形状が似ているので、いつもの癖で充電するためにパカっと開けようとしたら、XPでは速攻シャットダウン⇒再起動するはめに。何度やってしまったことか(笑)。

XPの充電口はボディ下側面なので、卓上ホルダも縦挿しになります。充電しながらテレビや動画鑑賞できるZ3の横置きクレイドルも魅力ですが、縦だと待ち受けやLINEのやり取りはやりやすいですね。どちらも捨てがたい。

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電源ボタンの位置は変わりませんが、指紋認証対応と鞄の中での誤作動防止のために、少し奥まって平べったくなっています。

ボリュームボタンやシャッターボタンとの間隔も微妙に変わっていますが、これで何が便利になったかって、スマホ用三脚アダプタがとてもつけやすくなったということです。

殆どの三脚アダプタは両側から挟む方式なので、今までは各種ボタンが干渉してつけられないものも多かったのが、XPのボタン配置ならスペースを上手く使ってホールドできそうでした。

操作感・パフォーマンスについて

ネットサーフィンやSNSのやり取りのスピード、電話の音声品質などは、Z3と比べて劇的に変っている感覚はなかったものの、とにかく画面スクロールの感度はものすごく良かったです。「ちょ!行き過ぎ!」とつぶやいたこともしばしば。

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画面遷移が激しそうなアプリではどうかと、同僚のIngressヘビーユーザーに協力してもらって、Z3と同時にポータルハックなどのプレイをしてみました。

(私は超初心者のため言われるがままボタン連打w)

Ingressは一瞬のタイミングのずれで敵に陣地を奪われるので、高速な画面遷移と正確なGPS測位が必須なゲーム。ヘビーユーザー曰く、「その辺りが優れているならすぐにでも買い替えたいのでちょっと使わせろ!」と。

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結果、画面遷移は若干早めな程度でしたが、ヘビーユーザーが速攻買い換えるほどの差でもなかったようです。それより、一番の変化は「1時間ほどミッションしてても、全然(Z3より)熱くならない」。これは大事。
というわけで、次の比較問題はもちろん・・・

バッテリー・発熱問題について

Zシリーズの最大課題が「発熱問題」でしたよね。Z4でまさに「炎上」騒ぎとなり、私自身もカメラで数枚撮影しただけで、強制終了した体験があったほど。

改良が期待されたZ5でも「まだまし」程度にすぎなかったのが、XPだと「かなりまし」というか「熱くない」に進歩したのは喜ばしいポイントです。

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背面がガラスではなく金属にしたことによって、熱が伝わりにくいというのもあるようです。持った感触がずっとひんやりしていて気持ちいいですよ。

さらに、私はこの発熱問題よりさらに感動したのは「バッテリーの持ち」

これは素晴らしい!全然減りません(Z3と比べると)。

通勤の往復2時間MAXで使って、自宅では適当な待ち受け・・・という位なら、2~3日はNO充電で行けます。外出にモバイルバッテリーを忘れても途中で電池切れになるんじゃないかというストレスはかなり解消されます。

しかも、充電するにも、バッテリーの劣化を最大限無くすために、電池残量や使用経過時間に応じて充電圧力や速度を調整する自動最適化をしてくれるのも魅力です。

いつも機種変更時期にはバッテリーの劣化が先に来て、バッテリー持ちの悪さに耐えきれず2年縛りより前に機種変してしまうので、XPなら次の魅力的な機種が出てくるまで2年も越えて使い続けられるのかも。

X Performanceに変えるべきかどうか?

私は今年の11月にZ3が2年を迎え、機種変を検討する時期となりました。
さて、どうするか。

正直な感想としては、Z3もかなり優秀な機種なので、電話やネット・SNSなどの通常使用ならば今すぐ替えたいという衝動には駆られません。

ただ、「XPのカメラは欲しい」かな。

他の人にも「どうするべき?」とよく聞かれましたが、その人の機種によって返答はまちまちでした。

・Z1以前のユーザー⇒「問答無用!速攻機種変。」

・Z2~Z3ユーザー⇒「(OS限界による)使えないアプリとバッテリーの劣化が激しくなったらいいんじゃない?」

・Z4ユーザー⇒「夏はやっぱり涼しいスマホがいいよね」

・Z5ユーザー⇒「まあ、待て」

XPERIAはZシリーズでスマートフォンの完成形まで一旦行き着いてる感があったので、今後はシリーズが進む=上位機種=スペックが高くなるという単純経路で、機種変していくのではなく、「何に重きを置くか」で選択が変わってくるような気がします。

というわけで、次の記事では、私が一番重きを置きたい「カメラ」について、実写画像と交えたレポートなど。(続く)

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※使用したモニター機は試作品につき、実際のパフォーマンスと違う場合があります。

機材提供:ソニーモバイルコミュニケーションズ
XPERIA アンバサダープログラムでのモニター企画に参加しています


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