今年も「東京カメラ部写真展」が、東京・渋谷ヒカリエ8Fで始まった。
3年目に突入し、私にとって梅雨時期の風物詩になりつつある。
是非出展者としての風物詩になりたいところだけど、今年もかなわず(笑)。
⇒2014年レポ ⇒2013年レポ

「東京カメラ部写真展」とは?
Facebook上のコミュニティーページ「東京カメラ部」に投稿された中でその年に一番「いいね!」がついた10作品を「10選」といい、そのメンバーおよびフォトコンテスト入賞者の合同写真展。


今年のタイトルは「0.0045%の奇跡」

2014年中に、2億人(東京カメラ部2014年延べ閲覧数)が22万作品(東京カメラ部とその分室に投稿された作品数)の中から「いいね!」をつけた数のTOP10に選ばれる確率というわけだ。

確かに数字からすると途方もない数字で、選出されることに「奇跡」という言葉を使いたくなるのは無理もないけど、私は今年の写真展を見て、「これは奇跡なんかじゃない、必然だ。」と思えてならない。

「奇跡」って不思議な出来事ってことでしょ?
目隠しダーツで当たるみたいなことでしょ?

2014年10選メンバーの皆さんの写真はどれも、技術だけじゃなく、心があり、愛があり、自信があったもの。奇跡なんて言ったらちょっと失礼?

もし奇跡があるとしたらそれは、この一瞬に出逢えて、それを撮れた(撮ってしまった)奇跡なのだろうか。同じ時、同じ色、同じ想いはきっと二度とないから。

写真展を見に来た人にも「奇跡」はある。それは、写真に出逢う奇跡だ。

写真好きが写真展に集うのは当然としても、渋谷ヒカリエは渋谷駅直結の商業施設で、通勤客や買い物客でいつもにぎわう場所だけに、偶然通りがかりにスタッフのおねーさんにチラシをもらって、営業の途中の時間つぶしとか、待ち合わせの前にとか、 魔がさしてとか(笑)、催眠・・・(以下略)でふらっと入ってしまう人もいるでしょう。

だって、2億人がどーたらと言ったところで、Facebookをやってない人には知名度はあまりないし、きっとすごさとかはピンとこないまま迷い込むのももこれまた奇跡。

そんな人達がじっと写真の前から動かず、立ちすくすのを見ていると、「一生を変える一枚に出逢えたかもしれない。」「何かを思い出すきっかけになったかもしれない。」とか見えない奇跡を想像してしまう。

私自身、今年も大事な一枚に出逢えて・・・・あ、そうそう、肝心なことも忘れてた。
「作者と出逢える奇跡」。
ご本人の在廊時間に遭遇すると、撮影秘話とか想いを直接聴けるのもこの東京カメラ部写真展の魅力の一つ。 私もその一枚の作者の方とお会いし、その写真同様優しい気持ちになれるお話と人柄を深く深く心に刻めたのが嬉しい。

同時開催「日本の47枚」はフォトコンテスト入賞作品

同じフロアには「日本の47枚」というテーマで行われたフォトコンテスト入賞作品展も同時開催されている。

この部屋には、各都道府県をテーマにした47枚に海外作品1枚を含めた48作品と、歴代の東京カメラ部10選の新作が展示されていて、その展示点数と迫力に圧倒される。

作品前のスペースには渾身のフォトブックやポートフォリオも置いてある作者もあり、意外にみんな1ページ1ページ真剣に鑑賞している。無料配布のポストカードや名刺は補充しても補充してもすぐになくなるほど大人気で、出展者からは嬉しい悲鳴続出中(笑)。

まだ、会期終了までに週末は2度来る。人気者って・・・出費がかさみますなぁ(-_-;)
いやぁ、良かった良かった入賞しなくて(←渾身の負け惜しみ

展示は8Fフロアだけにあらず!ヒカリエジャックを見逃すな

8Fの展示室だけでも十分すぎるほどの展示数ながら、ここには入りきらない歴代10選メンバーの写真がまだまだヒカリエ中に展示してあるのに、かなりの人が気が付かず去っていくらしいので、最後に自主広報。だってもったいないもの!

8F以外の写真展示は全部で6か所。
(※ 「手前・奥」は渋谷駅から見ての方向)

1)1階手前入り口エレベーターホール 

2)2階奥エレベーターホール

3) 6階奥エレベーターホール

4) 7階奥エレベーターホール

5) 7階手前エスカレーター横

6) 11階スカイデッキ

8Fにある会場マップにも他階展示場所が書いてあります。

【6/4追記】ヒカリエ 8F 会場マップ(02 CUBE/04 d47MUSEUM)


もうすでに写真展を訪れた人も、ヒカリエジャックを見逃した人は是非再訪を!


東京カメラ部2015写真展「0.0045%の奇跡」
2015/5/27(水)~2015/6/14(日)午前11時~午後8時
東京・渋谷ヒカリエ8F(渋谷駅直結)

東京カメラ部2015写真展公式Webサイト


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