ついに、憧れの全録生活が終わりを告げてしまいました。
Panasonic さんからお借りしていた「全録DIGA」 DMR-BXT970が、FIFAワールドカップと共に現れ、共に去っていく、というこの一か月間、非現実世界でふわふわしているようなモニター期間でした。

いやぁ、私の心の祖国オランダが決勝に進めなかったのは残念ですが、旦那さんの心の祖国ドイツと戦ったとしたら、血の雨は避けられないので家庭平和としてはいい決勝戦を迎えられそうです。

え?妄想はどうでもいいですね・・。
では、夢の全録DIGA生活を終えた感想をまとめます。

時代は買い増し!HDDレコーダーは常に増える運命なのだろうか。

私のこれまでのHDDレコーダーにおける認識は、保存容量が録画欲(コレクション欲)についていけなくなったら、さらに大容量&高性能な機種に「買い替える」ものだと思っていました。だから、実際に新機種をモニターできると知った時も、「そりゃ欲しいけど、ウチのレコーダーまだまだ使えるし、買い替える頃にはもっと大容量になってるし」と軽く考えてました。

ですが、実際のデータとしては、買い替え層より買い増し層が年々増加し、2013年には約半数になったとDIGAミーティングで知り、愕然。

冷静に考えれば、容量オーバーで買い替えても、データ移動時間がもったいないし、BD化で永久保存=永久無視になるし、番組データは年々高画質・大容量になるなら、整理とか考えず、「ちょっと大きな外付けHDD」と認識して買い増しも当然か。

じゃ、本当の外付けHDDの増設でよくね?・・・って事ですが、「だって録画できないじゃん!」

買い増せば録画可能ch数が増えていくのです。ウチの場合、モニター期間中は、既存SONYレコーダーで2ch、DIGAの通常録画で3ch、チャンネル録画で8ch・・・・民放・BS・BS有料・CS、ケーブルTV、フルで見たい録りたい人にはまだ足りない位でしょう。
私ですら最高5ch録画したい時間帯が重なったことがありましたからね!(そもそも、wowowが3分割された時点で・・以下略)

DMR-BXT970はそもそもB-CAS2枚差しって、これでレコーダー2台分以上の威力あるし(笑)。

無限に増やしてけば、「ひとりTSUTAYA」「ひとりYoutube」も夢じゃない?!

DMR-BXT970のチャンネル録画はきめ細やかで効率的

チャンネルまるごと全録!全録!と声高に連呼しても、やっぱり容量の限界はある。何日録画したいか、何ch録画したいか、どんな画質で録りたいかは、自分の中での優先順位とバランスとの葛藤で成り立ちます。

DMR-BXT970では、自分のニーズに極力合わせられるようにきめ細かな設定ができるのがとても使いやすく感じました。
特によかったのはchごとに録画モードを設定できること。

「BSプレミアムは映像もキレイだし保存したい番組が多いからDR(放送レベル)」「テレ東はとりあえずチェックできればいいから8倍録」「他は必要に応じて保存したくなるかもしれないから5倍録」など、完全個別設定ができ、それによって各チャンネルの録画日数も変わってきます。最大15倍録にすれば最大42日分丸ごと録画も可能だけど、実際それだけ貯めてさかのぼるか(笑)? 私は逆に見ないなー。
長期旅行に出かける人のチェック用ならともかく、15倍はやっぱり若干画質が気になるレベル。

個別に保存したい番組が出てきても、5倍録あれば充分保存に耐えうるので、5倍を基準にして、チェック用 or 保存するかも・・のレベルを決めると、全録期間は平均7日間といったところでしょうか?

私にとっては全録の魅力を堪能するには充分な期間でした。

高機能なボイス&モーションリモコンでも使うのは超シンプル

DMR-BXT970のリモコンは、いろんなボタンがついてる割には、この1か月間で使ったボタンはほぼ上のボタン群のみ。下半分に隠されたボタンはカバーの開け方さえよくわからなかったほど用はなかったな(笑)。

録画番組を呼び出すのは番組表より音声検索の方が楽で、「マイク」ボタンを押して喋るだけだし、Wiiリモコンのように背面ボタンを押しながらテレビに向かって振ると画面上で選択できるし、番組に行きついたら、後はお決まりの再生/早送り・戻しなど。

余談だけどやっぱりまだ「早戻し」って言葉慣れないのは私だけかなぁ(´・ω・`)。
そりゃもうテープ巻かないけどさ!「ちょっと今のシーン巻き戻して!」って、じゃぁなんて言えばいいのさ!って話でしょ?

音声認識の精度は充分実用レベルだと思いますが、自分がチョイスするキーワードや、単語の切り方によって、なかなか目的の検索結果を得られないことも多かったです。

そういう点は、個人のセンスにも左右されやすいので、音声・キーボード入力なしでも、チャンネル・時間帯・ジャンル・出演者・・・など条件絞込みが画面操作でできると家電に慣れない人でも検索が面倒じゃなくなるかなと。
イメージ的にはカラオケのデンモクみたいに、「女性」で「●●年代」に「紅白出場」した「デュエット曲」的な検索とか(笑)。

全録生活ならばテレビの見方がここまで変わる

モニター期間1ヶ月ではありましたが、DMR-BXT970 がいざ去ってしまってみると、「あっ!もうこんなこともできないのかよっ!今までなんて楽だったんだ・・」と、ちょっとした衝撃が走りました。どんだけ全録生活にドはまりしていたのかと。

語りはじめるとキリがないですが、使えてよかった(なくなると悲しい)生活は例えばこんな感じ。

●番組を見終わる⇒家族でシーンを語る⇒「え?そんなセリフあった?」⇒もう一度見る

●見ようと思った番組に帰宅が数分間に合わなかった⇒すぐ追っかけ再生

●アニメ放送を見逃した⇒同回を他曜日に放送した他局の録画を見る

●職場で昨日のドラマ番組の話題で盛り上がる⇒「そういうドラマだったのか!」と見たくなったので見る

●途中でお風呂に入りたい、電話がかかってくる⇒用事を済ませて、追っかけ再生

●この試合の結果は読めたな・・とテレビ消して寝る⇒まさかの逆転ゴール!⇒あれから何があったん?と翌日再生

●気になるニュースを見る⇒他の局ではどういう扱いだったのかを知りたい⇒後でシーン検索

●チャンネルザッピング中に、好きなアーティストのライブ発見するもお気に入りの曲は終わりがけ⇒すぐさま追っかけ

これ読んでわかる通り、「全録が何日できるか」とか「録画モードがどうだ」とかは実はあまり関係なく、本当の魅力とは「見たかった・見ればよかった・もう一度見たい・見損ねた」ものが「見たいと思った時に見られる」こと。

案外、数時間、いや下手すると数分のタイムラグを戻したい。
しかもそれがチャンネル・番組問わずできるって、めちゃくちゃすごいことですよ。

今後のさらなる希望があるとすれば、キーワードやシーンで検索した結果、出てきたリストをそのままプレイリストとして連続再生できれば(しかもそのリストごと録画できれば)本望ですね。
そのリストはチャンネル録画が自動消滅する前に通常録画へまとめてダビングできて、そこにどんどん追加していければなお本望!

好きな俳優のドラマ集とか、公開映画の舞台挨拶ニュース集とか、自動で集めてもらえたらいちいち編集する手間もないもの。

DIGAを発送する時、私は箱を抱きしめ、ダンナさんは箱に手を振りました。

DIGA!すばらしい全録生活をありがとう!
キミがいなくても強く生きていくよ。決勝戦はリアルで見るよ。

でもいつか、いつでもいいから戻っておいで・・。(←いや、それはこっち次第)

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