ネット仲間でゆるかわフォトグラファーのきょん♪さんが、CP+2013やレッスンで使っていてずーっと気になっていたミラーレス一眼「FUJIFILM X-E1」がようやく試せる機会に恵まれました!
このレビューで使用されている商品は東京カメラ部株式会社が運営するレビューサイト「みんぽす」が無償で貸与しています。本レビュー掲載は無報酬です。また、東京カメラ部は掲載内容に一切関与していません。(本情報開示と事実誤認時の修正を除く)
(東京カメラ部株式会社 みんぽす運営事務局)
2012年11月に発売されたX-E1は、「1630万画素APS-Cサイズのセンサーや、有機EL電子ビューファインダーや、ローパスレス・・・云々」が特長とされていますが、そんなことはわからなくても、ひとまずはとにかく『コンパクトなボディでも一眼レフカメラ級のキレイな写真が撮れる』ということだけは間違いはないです。
→FUJIFILM X-E1の詳しい仕様はこちらから
正直私だって、何度聞いても「ろーぱすれすって・・?」な程度ですが、実際に撮れる画像のクリア感と再現力に惚れて「理屈じゃなくキレイなことはわかる」んです。
FUJIFILMの開発の人は泣いているかもしれませんが(笑)。
さて、今回は実は「フジノンレンズを使ってみませんか?」というお誘いだったのですが、んなもんボディがないんじゃ、ボケ!と思いきや、「X-E1ボディもつけますぜ!」と言われた日にゃ、脳髄反射で応募しました。
私がお借りしたのは、標準ズームレンズ「フジノンレンズXF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」。X-E1レンズキットについているレンズです。
選択肢にはマクロレンズとか、F値1.4で明るくボケる単焦点レンズとかもあったのですが、通常「X-E1」を買おうとする場合、よほどの通でない限りレンズキットで買いますからね。
初心者カメラ女子代表としては、常に「私が買うなら・・」がモットーにレンズキット体験から始めてみました。
なので、今後の実写レビューでは、「レンズキットを買うとこういう写真が撮れる」という参考になれば幸いです。
FUJIFILM X-E1の外観とファーストインプレッション
X-E1のインターフェースは、一般的なコンパクトデジカメや一眼レフカメラとは少し違い、「AUTO、P、A、S、M」といったモードダイヤルはなく、シャッター速度と露出補正のダイヤルがあります。
「えー!最初はAUTOでしか撮れないし!」という人は、シャッター速度ダイヤルを「A」にし、レンズ側の切り替えスイッチも「A」にすれば、プログラムAE(被写体に対してカメラがシャッター速度、絞りなどを自動設定)になります。
ということは、シャッター速度ダイヤルをいじれば、通常の「S(シャッター優先)」モード、レンズのスイッチを絞り側にし、絞り値を調整すれば「A(絞り優先)」、両方いじれば「M(マニュアルモード)」となります。
独立した数値ダイヤルが超便利
通常のカメラだとシャッター速度や絞り値、露出補正の調整モードが、カメラのメニューの奥深くにあって、「変えたい!」と思ったその時にうまく変えられないことが多々あるのですが、こうした独立ダイヤルになってくれているのが、ものすごく便利です。
今までよくわからなくてこれらの調整に手を出してない初心者は逆に、「とりあえず変えてみる」→「どんな効果が出るのかがすぐにわかる」→「使ってみたくなる」のではないでしょうか。
あと、今の設定値が目で見てわかるのがいい。電源を切っても戻らないのもいい。常に自分がその時に設定したい値を手で触って調整できることで、カメラが手に慣れてくれば、ファインダーを覗いている最中にクリクリと回して画面演出に集中できそうです。
X-E1は何と言ってもファインダーがついてるのがいいですね。
コンデジを使い慣れていると、液晶パネルを見る癖がついてますが、やっぱりカメラはファインダーをのぞいてぴったり体につけることで安定が違うし、「私、写真、撮ってるなぁ!」って気分になりますし。
アングルによっては液晶パネルに頼ることも多いので、VIEW MODEを「アイセンサー」にしておくと、人の顔を感知して、覗くとファインダーの中に被写体が見えたり、目を離すと液晶パネルが映ったりと、どんなシチュエーションにも切り替え無しで対応できて便利です。
その他、背面パネルもごくシンプル。フラッシュボタン、マクロのボタン割り当ても直感でわかります。
「AE」「AF」って何だって?
わからなきゃわかるまで使わなきゃいいんです(笑)。
X-E1のレトロ感はアンティーク雑貨感覚の女子的萌えポイント
パッと見、X-E1はわりとごつくてデカイです。スタイリッシュでスリムな今時のコンデジとは逆行していて、両手でガシっと持ってようやく安定する重さでもあります。ボディもシルバーのトップにレザー調のザラザラ感は「お父さんの形見なんです」位のレトロ感満載。
でも、そこがまた「THE CAMERA」って感じでかっこいいんですよねぇ。
部屋に置いておくだけでアンティーク雑貨みたいに絵になるっていうか。
そもそもいまだにカメラのイラストってみんなこういうカラーリングでしょ?
LINEスタンプだってほら・・・・(笑)。
このX-E1をお供にカメラ散歩・・・を想像したら、なんとなくナチュラルテイストな洋服をコーディネートしてみたくなりました。どうですか?
大きさも、歩くのに全然邪魔にならないし、重すぎず肩への負担もほぼありません。
一眼レフカメラは重くてしんどいけど、コンパクトデジカメでも物足りない・・・と思ったら、このX-E1をメインカメラにして、慣れてきたらレンズを買い足していくというのも、全然アリだと思います。
荷物をコンパクトにしたい旅行でも、X-E1の身軽さと画角のバリエーションのバランスの良さは威力をいかんなく発揮しそうです。
というわけで、短いモニター期間ではありますが、日常生活・非日常といろいろ持ち出して、「X-E1のある生活」を楽しんでみたいと思います。
実写レビューはまた別の記事で。
【関連記事】
「海街Diary」カメラ散歩その1・佐助稲荷周辺(with FUJIFILM X-E1)
「海街Diary」カメラ散歩その2・佐助の隠れ家cafe「gula」(with FUJIFILM X-E1)