六本木のコワーキングスペース、NOMAD NEW’S BASE(ノマドニューズベース)で行われた、「ドキュメントスキャナー ミーティング」(スキャナビ!主催)に参加してきました。
今話題のノマドワーカーが集まるコワーキングスペース、初潜入!
私もちょっとだけノマド気分で、スマホ&Bluetoothキーボードでメモ取りしちゃったりなんだりしてww。
結構打てるもんだなあ、後でブログ記事書くのも便利だし。
外出先で仕事するってこういうことか?なるほどなぁ・・・などと浸ってみたり。
ドキュメントスキャナー ミーティングの内容
主催はキヤノンというか、スキャナーの活用法を考える「スキャナビ!」ということで、製品説明やアピールが主な説明会というより、ドキュメントスキャナー自体のあり方、これからのスキャナーについて考えるパネルディスカッション形式。
スキャナを使い始めたきっかけ
(堀さん)1996年頃、大学で製本した修士論文を目の前で裁断しスキャニングしはじめた教授に驚き!まだ自炊とか言われる全然前だったけど、今考えればそれで検索できるし忘れないってすごい。
(コグレさん)12年前、自分の結婚式ビデオ用の写真取り込みが始め。
本格的に始めたのはEvernoteが出てきてから、2007年頃。
スキャナーをどのようなシーンで使う?
(堀さん)領収書用の台紙(A4)を作ってレシートを貼り、使用費目などを書いてスキャン。「レシート」とキーワードをつけ、Evernoteにつっこんでおくだけ。後で検索すると確定申告の時便利。
(コグレさん) 名刺整理。クッキングパパのレシピのスキャン。
奥さんは、再販しない漫画を自炊。
奥さんの分を買って奥さんに使わせると、外出先でも自分も情報共有、確認できる。
学校行事の書類、サッカー少年団のプリントなどなんでも入れておく。
Evernoteとセットで使うようになった。
これは工夫している(したい)というスキャナーの使い方
【名刺の管理術について】
名刺は当日中にスキャンして、どんなイベントで会ったかを入力するのがベスト。テンプレートを作っておけば、入力の手間を極力避けられる。
一枚一枚OCRとかソフトで読み込んでデータベースにするだけが整理じゃない。
その日会った人の名刺を全部並べて一括スキャンしてもいいんじゃない?
【専用スキャンシステムを構築したい】
スキャンへのストレスをなくすために、専用コーナーを作りたい。
スキャナー+スキャン専用PC+送り先はEvernote。
スキャナーに今後求める機能
(コグレさん)無線LANがいい。リビングとか手近なところで、使いたい。パソコンにひもづけず、白物家電レベルに普及してほしい。
(堀さん)リビングにあってもおかしくないスタイリッシュなデザインがいい。
■スキャナをもっと広く使われるにはどうすればいいか
(堀さん名言w)
家庭は紙との戦い。チラシ、薬局の処方箋、レシート、ポイントカードなど。
「スキャンする」という言葉も消え、電話をかけるレベルまで気楽な家電になってほしい。文書箱にいれるような気軽さがほしい。
たとえば、子供が学校から帰ったらすぐ学校からのお知らせをスキャナにつっこむだけで、家族全員がGoogleカレンダーとかでスマホやタブレットに共有できるとか。
とはいえ、アナログは本当にあなどれない。娘の手形とか絶対になくしたくない。
写真の裏に残っている直筆のメモとか、デジタルにした瞬間消えてしまう思い出や価値もあるので、それをまとめて「劣化しない思い出」として活用できるといい。
ワーキングスタイルとスキャナーの関係性
今回のミーティング会場である、NOMAD NEW’S BASEには、キヤノンのドキュメントスキャナーimageFORMULA DR-P215が常設されています。(だから、ここなのかぁ・・とw)
DR-P215は、285×40×95mmのコンパクトサイズでUSB給電なので、PCさえ動いていれば、コンセントの位置関係なく使え、ノマドワーカーには便利です。
しかもドライブインストールも必要ないし、給電ができさえすればタブレットでも利用可能ということで、もっとUSB給電が可能なタブレットが増えてくれば実用的になるのでないかということ。(現在はエイサーとソニーの2機種だけらしく、参考デモでしたが、確かに便利そう)
家にスキャナがなくても、帰りにふらっと立ち寄って、名刺だけ読み込んで帰るってこともできるのか!
ユーザーがデータ管理するガジェットがめまぐるしく変わる(PC→スマホ→タブレット・・・)ことで、ワーキングスタイルも変化し、周辺機器もついて行かなきゃいけない現状はメーカー側も大変でしょうね(笑)。
私の理想のスキャナー像(家庭編)
スキャナの共通概念は「なんか面倒くさい」。現状はドライブ入れて、ケーブルつないで、OCRの誤認識と格闘して、いつしか挫折・・・・が常道。
基本は「いかにストレスなくスキャンするか」「スキャンしたデータをわかりやすく整理・活用できるか」を共通項として、ビジネス用・家庭用、いろんな形のスキャナーがあってもいいと思います。
むっちゃ夢物語的に、私の理想のスキャナー像を考えてみました(笑)。
・壁埋め込み式で、イメージは液晶付き郵便ポスト
・ATMにキャッシュカードを入れるように紙を差し込む
・複数枚用自動紙送り完備
・読み込んだ画像を前面液晶パネルで確認
・必要な注釈は音声自動認識入力
・「俺用」「ママ用」「ボク用」「家族共有」「仕事用」など保存フォルダをボタンで選択
・紙が不要ならば内蔵シュレッダーで廃棄一発。
・紙が必要ならば、そのままそこへストック(文書箱)
・保存フォルダはクラウド(Evernote、Dropboxなどの連携)で管理。
堀さんの「紙が憎い!」同様、私は
んです。
無線LANにしても電源コードはつながなきゃいけないものも本当はイヤ。
デスクトップ据え置き型スキャナでは超コンパクトなimageFORMULA DR-C125だって、このケーブルは何とかしろ!みたいな(笑)。
充電式にしてよ!(充電をすぐ忘れるくせに・・・)
ケーブルレスだと掃除も楽でしょ?(掃除なんてしないくせに・・・)
なので、私の理想形は全家電壁埋め込み式につながります(笑)。
私はノマドワーカーでもないし、パソコンもデスクトップで場所が決められてる方がいいので、コンパクトさを求めるより、多少デカくてもいいから、ストレスフリーなものがいいです。
今、私がスキャナーでやりたいこと
未来の家電妄想は楽しいなぁ♪ この日のミーティング後の懇親会でも、まだまだいろんな夢物語が語られていました。
ぶっちゃけオフレコトーク的利用方法もありましたが(笑)、スキャナーとはITスキルが高い限定的ユーザーが使うものではなく、もっともっと一般的に普及する価値があるものだと思っています。
今回の参加者には、キヤノンさんのご厚意でDR-P215かDR-C125をお貸出いただけるそうなので、「今の私は何をスキャンするかなぁ」と考えてみたところ、やっぱり
でしょう!
(家の自炊はどうし・・・おやだれかきたようだ)
SONY Readerも買ったことなので、是非手持ちの文庫本とかPDF化して、その作業効率を模索してみたいです。その模様はまたじっくりレビューしますね。
今回のミーティング、自分では想像もつかない使い方や未来のスキャナー像を考えるいい機会になったと思います。
主催者はじめ、パネラー、参加者の皆さん、ありがとうございました。
さ、とりあえず、「Evernote」を使うところから始めようっと。
(PCにもスマホにも入ってるのにノータッチだった私w)
【関連リンク】
・スキャナビ!
・NOMAD NEW’S BASE(ノマドニューズベース)
*ノマドニューズベースの店内写真は「スキャナビ!」の体験スペースのページにたくさん掲載されています。
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