毎年11月に行われているフォトマスター検定、通称「フォト検」。
カメラの歴史・構造から写真の原理・撮影術まで、実践・実用的な知識の修得~確認と「写真力」のアップのための検定です。

以前からこの資格のことは知っていたし、興味はあったのですが、資格オタクでもないし取ったからどうだということもなく今まできましたが、今年は思い立って挑戦してみようかと、先日申し込んできました!

私がフォトマスター検定を受験する理由

フォトマスター検定は、別に「3級=たしなみ程度」、「2級=そこそこのセミプロ」「準1級=オタクの仲間入り」・・的に写真レベルが上がるわけでも、オタクレベルが誇示できるわけでもないんですけどね。

ただ、日々のカメラモニターや趣味の撮影散歩を通して、だんだんカメラを扱う機会や写真と向き合う時間が増えてきて、私は突然壁にぶちあたったのです。

いや、違うな。壁はもうずっと前からそこにあったのに、見て見ぬふりしてたというか、越えようとせず、ありもしない迂回路を探してたというか。

例えば、カメラレビューを書いている時。
初心者や女子にももわかりやすい文章を・・とかいう隠れ蓑を使いつつ、「普段目に見えない瞬間をとらえる超高速シャッターがポイントですね」とか、「望遠撮影でも安心、強力5段手ブレ補正が役立ちますね」とか、自分のカメラ知識も正しく理解しているかが怪しいまま、どの口がいう・・・みたいな。

例えば、カメラ仲間のフォトレタッチ術を目の前で教わった時。
「このプラグインがオススメでね、トーンカーブのこことここつまんで、ビネットはこれくらい、ここだけヒストリーブラシで持ち上げて・・ほら簡単!」
・・・ってどこがですか!!!!今、一体何をやったんですか!

例えば、一人で撮影散歩している時。
偶然キレイな夕焼けに遭遇!これはシャッターチャンス!
あれ?暗すぎる。あれ?こんな赤じゃない。
もっと人をシルエットにしたいのに・・もっとこう・・・もっと・・もっと・・
そして、無情に日は落ちる。

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こういうことを語りたいんだ。こういうイメージの写真を撮りたいんだ。と思っても、その実像はもやもやとした霞のそのまた向こうで、隔靴掻痒のイライラが募るばかり。

絶好のシャッターチャンスに出逢えても、撮る人は撮るし、撮れない人は撮れない。
この違いはセンスとかカメラ操作技術の前に、どんな設定にすれば暗くなるのか、明るくなるのか、手ブレしないのか、それはカメラなのか、レンズなのか、自分のアングルなのか、距離なのか、日頃の行いなのか(笑)・・・・、もっと基本的な原理や構造などの知識が根底にあると、各種条件から無意識に体が動いて、速く確実に仕留める瞬発力を発揮するんだと思います。

頭じゃなくて体で覚えるんだ!なんつっていうのは、その後なんだな。
最終的には偶然に頼らず意図して撮れてナンボだもの。

意識を持っただけで、写真が変わった

いいきっかけになったのは、昨年から知り合いのプロカメラマンの方に月一回教えてもらっている有志の写真講座でした。

絞りやシャッター速度の関係、光の当て方、構図の考え方など基本の講義を受けながら、次回までにそのテーマに沿った課題写真を撮って、それをみんなの前で発表する。

それを繰り返しながら撮っていると、だんだん自分の写真が変わってきたのがわかったんです。どういうことを意識して撮るのか、そもそも意識を持つだけでこんなに写真が変わるんだとか、もうちょっと面白くなっちゃって(笑)。

Angel or devil

先生からの技術講評の前に参加者一人一人から意見を聞くと、「え!そんな風に見えるのか!」とか「課題とは全く違う魅力がある(←それってどうなのww)」とか、自分が意図したコンセプトとのギャップがまた新鮮で。

でもやっぱり自分のコンセプトがしっかり伝わるように、同じ条件なら同じクオリティが維持できるように、基礎固めをしたいなというのが受験の原動力となりました。

勉強範囲は歴史からのぉ、機材なめのぉ、時事問題って広すぎww

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とりあえず「フォトマスター検定合格―必ず役立つ基礎知識と前年度問題解説集」を買って、勉強を始めたのはいいものの、あまりの範囲の広さにもう・・・笑うしかない!
え!写真てそんな難しかったんや!みたいな。
今月から職場が移転して、帰りの電車が座れるようになったので、いまだ!と思ってテキスト持参で通勤するも、ものの5分で眠気との激闘が始まる始末(今のところ全敗ですが、何か)。

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去年の2級問題をちらっと・・・・。

言いたいことはわかる。でも専門用語がわからない。今までどんだけ私の周りのプロやハイアマチュアの人たちは噛み砕いてお話ししててくれたんだろう・・と(笑)、もう情けない。

でも、そうかと思えば、去年の2級は「CP+2015 の開催日を答えよ」なんて問題もあったからねww!もう写真カルトQじゃんか!そういう問題ばっかりならいいのに(←意味なし)

来年あたり、私が応援している東京カメラ部(Facebook上の日本最大級フォトコミュニティ)とか出題されるんじゃないか?

というわけで、ここで宣言しないと試験当日までに挫折しかねないので、書いちゃいますね。

2級・準1級のダブル受験します! (あー、言っちゃったよw)

年1回なんで、頑張れば手が届きそうな級と記念受験の2本で。
終わったら、またその感想とか受験勉強の顛末などをレポートしてみたいと思います。

ちょっと興味が湧いた人、まさに今日9月9日が出願書類請求の締切ですよー。(実際の出願締め切りは9/24)
Webで申し込めるので、書類だけでも取り寄せてみません?
⇒平成27年度 第13回検定出願書類請求ページ(9/9締切)

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「サイン、コサインを女子に教えて何になる」なんて口走ったどこぞの知事もいましたが、こんなことを覚えて何になる?などという疑問自体がナンセンス。覚えて無駄になる知識なんて何もないのに。将来使うか使わないかは別にして。サイン、コサインという言葉を知っているだけでも、この時事ニュースの意味が分かるってそれだけでもいいじゃない?

普通の主婦でも、何かを知ることで何かを見つけることはあるはず!無駄じゃない!
↑・・・えぇ、落ちた時の壮大な言い訳というか伏線ですよ、当然 ね。

と信じて、あと2カ月間勉強頑張ります。電車の中で寝ているワタシを見かけたら、後頭部フルスイングで起こしてください。頼んます。

【追記:受験してきました】
答えはすでにこのブログの中にあった?!~フォトマスター検定の私の勉強法


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