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さて、音楽はスタジオで練習し、やがて本番を迎えるもの。
これまでHDR-MV1レビュー動画に付き合ってくれたドラマーの本番LIVEも、格好のレビュー機会として使わせていただきましたよ。雑音を取り払って遮蔽されたスタジオでいい録音ができるのは当然。開かれた店内空間でどんな空気感と音が撮れるのか、喜び勇んでついていきました。
会場は横浜にあるアメリカンライブバー。
総勢20名ほどのJAZZビッグバンドのLIVEです。
ステージと客席は同フロアにあり、一番前のテーブルなどサックス奏者の汗やトロンボーンの唾が飛んでくるんじゃね?的な距離。
ステージフロアの周りには一段上がった客席もあり、バンド全体の画や音を拾いつつ、ゆったり飲みながらくつろげるスペースとしてはぴったりです。ここのほぼ中央にHDR-MV1を三脚にセットしてスタンバイ。あとは一杯やりながら演奏を待つのみ(笑)。えぇ、席取りとセッティングまでがお仕事です。
どんな音量も等しくクリアで感動。HDR-MV1 でのライブ動画
演奏された10数曲の中から、各楽器ソロやバンド合奏まで、いろんな音量のフレーズをダイジェストでつないでみました。
【動画】SONY HDR-MV1でJAZZ LIVE 録音 (2分36秒)
【音声】
自分ではあまり聞こえてなかった店内のざわめき、お皿を下げる音がなにげにクリアで(笑)、マイクの集音力にニヤリ。でも耳障りでなくて、いい雰囲気を出す効果音にもなっててよかったです。
全曲、録音レベルはノータッチだったのですが、つなげてみてもレベルが殆どフラットで、聴きやすいようにうまく調整されているのだと驚きました。
バンド全体の音が結構リミッターかかってんなぁとも思ったので、もうちょっとレベルあげてもよかったかもと思いましたが、本番一発勝負でこれだけ録れれば私的には大満足。自分のバンドライブで使う人ならば、リハーサルで一度録画し、イヤホンで再生確認して、レベルを調整するといいでしょうね。
MV1には録音レベルモードは30段階もあり、こだわった音作りもできますが、様々な曲調や楽器が入り混じるライブでは、あまりなれていない人が下手にレベルをいじるより、よっぽどMV1任せで録画ボタンを押すだけでも十分ですよ。いや、マジで。
【画角】
ステージからそんなに離れていないのに、120度広角でステージ全体が余裕で撮影でき、まだ余白で店内のお客様の雰囲気も伝わって、狭いライブハウスでもゆったりと広く感じられる画が撮れました。
ちなみにほぼ同じ位置から手持ちのSONY NEX6の標準レンズ(16-50mm)の一番広角側で撮るとこんな感じ。
【↓参考:SONY NEX6の広角側(16mm)で撮影↓】
こうして比べるとやはりMV1の広角の威力がわかりますね。これは好みと写したい被写体の違いではありますが、MV1はズームが効かないので、撮りたい画角と録音距離のバランスでカメラ位置を決めるといいでしょう。
画質は“おまかせオート”が一番!HDR-MV1のカメラモード
まぁ、私もライブ聞きながら漫然と飲んだくれてたわけでもなく、せっかくの機会なんで曲ごとにちょこちょこモードのテストをしてたわけです。
HDR-MV1の録音技術はすごいことはわかったので、あとは画質。そこは腐ってもSONY謹製のカメラですから、ホワイトバランス、明るさ、シーンセレクト、薄暗い所を明るく撮れる「Low Lux」など、ある程度の画作りもできます。
が、結論から言います。
「おまかせオートにおまかされちゃって!」
普段のカメラではおまかせオートは殆ど使わないんですが、MV1は別。
もう長いものには巻かれちゃってください。
現場ではMV1の液晶でしか確認できないので、どれもいい感じに録れているかと思いきや、パソコンに取り込んでみてから違いにびっくりしました。
次の比較写真は、主に違いが出たモードの静止画(動画から切り出し)です。
(クリックで拡大できます)
【Low Lux/入】 暗い所を無理やり明るくするので、画質が荒く、ノイズが目立つ。不自然に白くなりすぎ。
上の動画では、ボーカル、ギターソロの部分がこのモードで撮影しています。
【シーンセレクション/オート】 これが初期値の設定。画質・明るさが自動調整されています。少しクリア感に欠けるものの、ほぼ合格点。
上の動画では、最後の曲がこのモードで撮影しています。
【おまかせオート/入】 シーンセレクションの中から最適のシーンを自動セレクト。照明に反応して、「夜景」や「スポットライト」(照明での白とびを防ぐモード)をうろうろ。ステージ全体の感じが一番よく出ている。
※撮る場所によって、このモード達の効果も違うので、今回は「暗いライブハウス」内での参考まで。
HDR-MV1 でのライブ録音感想まとめ
簡単に言えば、「置くだけでこれだけ録れるならいいなぁ」です。
簡単すぎますけどw。
もっと画質がいいビデオカメラはあるし、 高音質なPCMレコーダーもいろいろあるけど、それが一緒になって、これだけ気軽に使える機材はなかなかないと思います。コストパフォーマンスもいい。出しても惜しくはないと思いました。
(出してからいうのもなんですがwww)
HDR-MV1の面白さは、カメラでもあり収録マイクでもあるということ。これまでありがちな「前・横・上」などの構図にこだわらず、三脚やマイクスタンドを使って、いろんなアングルで楽しめるのは、「音を目で追うアクションカメラ」と言えるでしょう。
「楽器の音が最高に伝わる地点からの景色」をもっともっと見てみたいです。
音の響きが、広がりが、目でも耳でも感じることができるってちょっとワクワクしますね。
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こんにちは♪ はじめまして
MV1は こんな綺麗な音で撮れるんですね!
ちなみに音声設定はPCMでしょうか
MP3でしょうか。
明日、MV1でライブ録画初挑戦します!