お盆休みですねぇ。
私の会社は固定の夏休みがなく交代に休んでますが、お盆休み中の電車が空いていて通勤天国なので、私はこの時期好んでせっせと働いています。
そうはいっても、ちらちらと夏休みらしいことも交えて、気温も仕事も熱中症に注意しなくてはね。メリハリ大事。
先月は、東急電鉄の「電車とバスの博物館(通称:DENBUS)」で、大人限定のナイトミュージアムがあると聞いて、鉄ヲタ(←若干意味違うけど)夫婦は、会社帰りの夕暮れ時、東急田園都市線・宮崎台駅改札集合で、夢のひと時を満喫してきました。
東急電車やバスに関する資料や車両展示、シミュレーター、ジオラマなどが並ぶ大人気の「DENBUS」、普段の入口はベビーカーであふれかえり、シミュレーターは長蛇の列、走り回る子供たちが駅員(っぽいスタッフ)に怒られているというのが日常風景です。
それがナイトミュージアムでは、18:00以降で20歳以上限定入場(事前申込で定員80名限定)とし、お酒と駅弁とお土産付き、普段は有料のシミュレーターもNゲージジオラマパークも無料開放、21:00の閉館まで遊びたい放題という大人天国に!
照明もぐっと暗くして、展示資料はよく読めないほどムーディーな間接照明。
展示車両に誰一人いないなんて!VIVA!ナイトミュージアム!
ウチの大きいお友達はシミュレーター三昧。自然とマイクを持つ手がそれっぽい(笑)。
単なるままごとの延長かと思いきや、電車もバスもドアの開け閉めから安全確認、本物のエンジンスタートからギアチェンジ・・・かなり本格的なシミュレーターでした。
これ、いつも子供たちがやってるの?!
大きいお友達(女子)は、鉄写真三昧。光と影のバランスを考えて何テイクも撮るなんざ、普段のDENBUSでは絶対にできない贅沢な時間もエンドレスでした。
そもそも運転席なんて人気すぎて近づけないからね・・・。
背伸びして、5分以上つり革撮ってたら「あのおねーちゃん、変なことしてるよ」呼ばわりされるしね。
正直、ナイトミュージアムだとしても、大人の鉄ヲタが集まればもっとギラギラしているのかなと思ってたのですが、そこはやはり80名定員というのがまた絶妙な人数で、バラバラに人が回遊していて、大人同士の暗黙の気配りで譲り合うし、どこのコーナーに行っても、1、2組しかいないか、または独り占め状態。自分が好きな場所に好きなだけ入りびたることもできました。
自分所有の車両やレンタル車両をジオラマ内で動かせる「Nゲージジオラマパーク」は、普段は順番待ちの大行列。
明るい昼間に車両が動いている様を嬉々としてみるのが本来ですが、ここもまたちょっと哀愁漂う夜景のジオラマに。
自分持込の車両を動かしつつも、お酒を飲みながらスマホなど見てぼーっとする人。ただそこに座って夜の街と電車の音を楽しむ人。(そしてそれを撮る人←私)。オトナの時間。
そしてあっという間の閉館時間。2~3時間じゃ足りないよ。何なら泊まりたいくらい。
魔法は解け、また明日からの現実社会に戻っていく大人たち。
ここは現実かジオラマか・・・ちょっとわからなくなった帰り道でした。