先日、HUAWEI のオフィスで行われた、HUAWEIタッチ&
パンフレットに老舗オーディオブランド「harman/kardon」のロゴを見つけただけで、ただもんじゃないとは思いましたが、4基のスピーカーやHUAWEI独自のサラウンドシステム「SWS 3.0」を採用、そしてharman/kardon 監修の音響チューニングという、すごい音が聴ける期待しかしないタブレット。
イベントでは、AVライター折原一也さんの特別講義も。
「専門家の自分でも、ホームシアターや大画面テレビでじっくり映画を見るのは意外に面倒。すぐに気軽にどこででも思い立った時に、しかも迫力のハイクオリティサウンドで見られるこういうタブレットは貴重」と、音楽や映像視聴にいかに適しているかというお話もありました。
そして、イベント後にはM3 Lite 10 を持ち帰って2週間モニターしてみました。
うん、確かにこれはすごい。
■ MediaPad M3 Lite 10 外観
10.1インチディスプレイで解像度も1920×1200 と高精彩で、見た目華やかでとてもきれい。
光沢が気になる人は非光沢の保護フィルムで抑えれば問題ないかと。
グローバルモデルだと他のカラーバリエーションもあるみたいですが、日本発売はこのスペースグレイ一択。飽きることなく使えそうではありますね。普通だけど。
そしてこれが、話題のスピーカー。長辺側面に2個ずつ計4個のスピーカーが付き、縦にしても横にしてもちゃんと両側からステレオで音が聞こえて、タブレットを手にしながら音を出していると、手に音の振動がずしんと伝わってきます。
■音楽モノの映画・ドキュメンタリーは圧巻の音圧。
せっかくのサウンドシステムなので、爆発や戦闘シーンが多いアクション映画もいいけど、やっぱり音楽モノを早速視聴。
オンデマンドサイトの中でも、Netflixなどは音楽系のライブドキュメンタリーが豊富なので、普段スマホやノートPCで見ている人には、このタブレットは検討対象になるかもしれません。
もうBDで何回見たかわからないマイケルジャクソンの「THIS IS IT」。
いやぁ・・・。 最高でーす。
テストのために数分だけ・・と思ってたけど、結局全部見ちゃいました(笑)。
比較のために、同じコンテンツを家のiPad(第3世代)でも見てみましたが、M3 Lite 10の後では、最大ボリュームにしても「え?何か鳴ってる?」レベルに聴こえてしまうほど。
最新のiPadではどこまで追随しているのかはわかりませんが、やはりクアッドスピーカーの迫力はハンパなかったです。
コンサートそのものはもちろんですが、音楽ドキュメンタリーなどは、リハ中に鳴らす練習フレーズとか試し弾きとか、何気なく流れる楽器の音が意外に重要で、生音がどんな音なのかがこれならはっきりとわかったり、音楽好きは違う側面からも楽しめそうな気がしました。
■タッチパネルの感度が少々気になる
使用中少し気になったのは、タッチパネルの感度。
普段の自分のスマホやタブレットで触っているのと同じような感覚でスクロールすると、意図しないところでタップ状態になることが多く、普段触らないようにしている広告も開いてしまったりと、最初戸惑いました。
元々、サクサクすぎるほどスクロールスピードが速く、ちょっとの力だけでタップできるので、「感度がよすぎる」と言えば聞こえはいいですが、これは仕様なのか、個体差なのかは微妙なところです。今回はモニター機につき、保護フィルムでの感度調整などはトライできませんでしたが、そのうち、力加減を覚えて、誤操作は少なくなりました。
でも、少し違和感は感じたので、今後設定やシステムアップデートで直ればいいのになと思います。
■コスパと独自機能でiPadのライバルになりうる
電子書籍、Webサーフィン、写真、動画、ビジネス文書閲覧、地図、カーナビ・・・などなど。
PCでしかできないこと、スマホで十分なことを除けば、これくらいの大きさのタブレットが一枚あると、日常生活は本当に豊かになります。
Androidタブレットでは正直iPadほどの一強タブレットはまだありませんが、この「MediaPad M3 Lite 10」が3万円を切って買えるとなると、比較検討対象として結構いい線いくんじゃないかな。
少なくとも私は、これが寝室にあったら、きっと寝不足になる位、動画廃人になるかも。
そのためにもあのタップ感度・・・何とかならんかな。(ボソッ