2018年5月、東京ステーションギャラリーで行われていた隈研吾さんの建築作品展で展示されていた「JR新駅(仮)」の模型を見てから早2年。この中にいよいよ自分が入れる日がやってきました。
(過去記事)五感で感じる建築展「くまのもの 隈研吾とささやく物質、かたる物質」
2020年3月14日。49年ぶりに誕生したJR山手線新駅「高輪ゲートウェイ」駅。
あの展示を見ていたころにはよもやこんな名前になるとは思わなかったけど。
来る東京オリンピックに向けての暫定開業ながらも、本来なら高まる興奮と共に華やかな開業セレモニーが行われるはずが、新型コロナウィルスの影響で、駅前に設営されたイベント会場「Takanawa Gateway Fest」も閉じられたままの寂しい船出です。
それでもみんな待ちわびていたのか、そろそろ自粛ムードにも飽きてきたのか、春の陽気に誘われてこの連休中は見物客が結構詰めかけていました。私もそんな中の一人。久しぶりのカメラ散歩です。
品川駅から京浜東北線で乗ること1分、あっという間に高輪ゲートウェイ駅到着。
運転席の後ろでビタっと張り付いて嬉々として動画を撮るとか、子供か!
これか。かなり不評をかっている明朝体(笑)。
私はどっちかというと、「JR」ロゴが若干上気味なのが気になるんだけど、こんなもんなの?
さあ、あの時ワクワクして覗き込んだ、木のぬくもりあふれるこの模型がどうなったのか・・・
おぉ!まんまだ(当たり前)!!
イメージより淡い色合いだけど、柱やホームに至るまで木目調で統一されて、ガラス張りの駅舎に日の光が眩しいばかりに差し込んでいます。
京浜東北線ホームは天井がありますが、山手線ホームの上は吹き抜けになっているので、より見晴らしも良く明るいです。
ホームで列車を待つ人々も・・
イメージ通り!プロの模型は本当に忠実で素晴らしいや。
ホーム案内板や階段、ベンチまで、「駅舎」というより新しいショッピングモールのような柔らかい感じでした。
かと思えば、ロボットインフォメーションやデジタルサイネージ、そしてAI決済の無人コンビニなど最新テクノロジーの施設もあって、未来型駅舎のワクワク感。
2024年の本開業に向けて、まだまだ駅周辺は絶賛工事中。今は駅構内以外にお店などはありません。
まだまだ心が晴れない2020年ですが、この駅が完全体でお披露目される頃には、全世界から憂いがなくなって晴れやかな気分でいられますように。