4年ぶり2回目、米国2位のシェアを誇るロボット掃除機、ネイト Botvacが家に再びやってきました!
すでにルンバはいるけど、当時モニターした時から、掃除性能は甲乙つけがたく、最新の動向がずっと気にはなっていたところ、今回もネイトロボティクス株式会社より 「Botvac D5 Connected」を機材提供いただき、モニターさせてもらうことになりました。

お帰りネイト!また会えてうれしいよ。

Botvac D5 Connected の概要

以前のモニター企画で、一通り機能やメリットは書きましたが、ここでBotvac自体の基本機能と、D5 Connected の新機能を改めてご紹介。

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ネイト Botvac D5 Connected 基本機能

・独自技術「BotVision」で、部屋の形状や障害物の認識
・自動充電・自動再開でフロア全体を一気に清掃
・Wifi接続で専用アプリからのリモコン操作、清掃スケジューリング
・スマートスピーカー対応(現時点では、日本未対応)
・稼働時間:充電1回で最大120分(1サイクルで充電3回最大360分まで)
・最大可動面積は253畳(420㎡)(※床のタイプ・部屋のレイアウトなどで異なる)

今回モニターする「Botvac D5 Connected」は、ネイトの最上位機種「Botvac Connected」から、清掃モード(Eco/Turboモード)切替、液晶画面、オプションブラシの標準装備をなくしただけで、IoT連携や清掃能力はそのままに、より低価格化を実現したお買い得モデルです。

地味に(←一言余計)気が利いてるのは、充電ベース。
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充電台を置く位置のどちら側にコンセントがあるかで、コードの取り回しには大きな違いが。結構コードって邪魔になるし、掃除範囲にも影響するので、どんな環境にも合わせられるのはとても便利です。

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掃除が終わって、Botvacが充電ベースにウゴウゴとにじり寄ってきて、接点ボタンをぽちっとする姿、可愛いんですよね。

 

ロボット掃除機の基本機能としては、マッピングシステム、自動充電に、アプリ操作・・・と最近どのメーカーもさほど変わりませんが、各メーカーの得意分野やアピールポイントは様々。ネイトの特徴として私が特にお勧めしたいポイントを次に挙げてみることにします。

D5 Connected のオススメポイント

1. 空間把握能力と障害物回避能力が素晴らしい

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Botvac のシンボル的「Neato」ロゴが書かれた丸いあいつ。
単なる飾りではなく、そこから360度方向にレーザーが発射され、部屋のレイアウトや家具の配置などを事前スキャンして、効率的な掃除ルートをたえず策定しています。
レーザーはカメラ方式と違って暗闇でも正確にスキャンできるので、外出時真っ暗になる部屋でも無駄なく掃除できるのもいいですね。

最初に部屋の外周をぐるっとまわって部屋の形状や広さを把握しつつ、その後内側を掃除。

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最初の方向変換の際には壁などに角がガツンと当たることもありますが、一度部屋の空間と家具の位置を把握すると、その後はボディ自身の方向転換スペースをも計算して、壁や家具にほぼ接触がない距離感をピタっと保っているのが、見ていて小気味いいです。

ウチの先輩ルンバさんは、いつも椅子にガシガシ喧嘩売ってるのも見ていて微笑ましいんですが(←家電親バカ)、Botvacはその真逆で、当たりそうで当たらないという寸止め感がたまりません。

2. Dシェイプで部屋の隅までキレイにする

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ロボット掃除機で多い丸型は全方向に効率的に動けて、障害物もすり抜けやすく、三角型は直線面を使って、部屋の壁ぎりぎりまで掃除ができる。

その両方のメリットを兼ね備えるのが、Botvac最大の個性でもある「Dシェイプ」です。
壁に沿わせたいならいっそ四角がいいのでは?と思いがちですが、方向転換時には角が邪魔になるので、もう一方の半円形が活きてくるのです。

また、清掃能力面でも、直線面の辺ギリギリまで横幅を取って掃除ブラシが付いているので、業界随一のと吸い込み口とブラシの大きさになり吸引力が「ネイト半端ないって」ということになります。

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ルンバのブラシの位置と長さを比べると一目瞭然。

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3. 掃除時間が短く、音も以前より静かに改善

Botvacはレーダースキャンはもとより、ブラシの大きさや吸引力のおかげで、何度も繰り返し走行しなくても効率的なルートを最小限で回るだけで十分ごみを回収できるので、掃除時間が短いのが特徴です。

外出時に稼働させるなら、所要時間はあまり関係ないかもしれませんが、在宅時に他のことをやりながら動かす場合は、いくら自動とはいえあまり長いと、「まだかなぁ」と思うこともしばしばなので精神的ストレスも少ないし、すぐにその部屋を使えます。

またD5 Connected では以前の機種と比べて、清掃音がだいぶ静かになったなぁと感じました。

技術の進歩もしかりですが、ルンバと比べてみてもむしろ静かになったので、賃貸住宅に住む身としては、少しでも音が小さいのは助かります。

 

4. マップが細やかで掃除箇所がすぐわかる

もちろんロボット掃除機には手の届かない所があります。
では、実際にどこを掃除できなかったのか?

それをいちいち部屋中チェックし直すのは面倒ですが、掃除後にアプリに表示されるガバレッジマップを見ると、それが一目瞭然。

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点描のように描かれたマップを見ると、レーザーがくまなく当たってごく細かい単位までスキャンして認識してくれてるんだなというのがわかります。

こんなところを取り残して・・・ではなくて、人間の負担を極力排除してくれているのだから、「あとこれだけやればいいんだねー」という心の余裕とストレスフリー。
浮いた時間は有効活用できて、掃除だけじゃない生活の質があがるのが、ロボット掃除機の醍醐味です。

今後のスマートスピーカーの日本対応に期待

あとは、ウチのAlexa にも「ネイトで掃除して!」って言いたかったけど、日本はまだ未対応。でもきっとそんなに遠くない将来なんでしょう。どうせなら、「○○時に掃除して」とスケジュールもできるとなおうれしい。わざわざスマホで操作するより楽だもの。

そのスマホに入っているネイトアプリもなかなかわかりやすくてシンプルですが、今後のAlexaスキルやアプリの楽しいアップデートに期待しています。

今回は概要とインプレッションを挙げてみましたが、次の記事では同じ部屋をルンバとBotvacでそれぞれ稼働してみた動き、音、時間などの比較をレポートします。

【ネイト日本初上陸時のモニター記事】(2014年)
ついに日本上陸!ルンバのライバル・neato (ネイト)Botvac85 使用レビュー(1)外観とはじめてのお掃除【動画あり】