うちのHDDレコーダー、深夜アニメとTEAM NACS のおまかせ録画のまわりすぎで、見る暇の数倍の未視聴録画が貯まる一方。結局そのまま消すか、容量を空けるためにBDに退避するか。もっと容量が大きい機種に買い替えたいけどそんな金はない。

そもそもHDDにあっても見ないなら、BDに落したら最後、絶対見ないのにね。
スマホへのおでかけ転送だぁ? もっとしない!

これは容量が足りないとか、忙しくて見る時間がない云々の前に、こういうい退避手段があることへの甘えであって、いくら容量を増やしたところで意味はないのかもしれません。

ならば!
録ったら見る。見たら消す。見なくても消す(笑)

そんないさぎよい機器があったら、意外に未視聴録画の山はくずれるんじゃないだろうか。

今回、それをリアルに追求したTVレコーダー、エスケイネットの「ロクーガーW SK-RKW」(4月30日発売予定)を発売前にモニターさせてもらうことになり、我がオタク夫婦の怠惰生活を矯正する実験が始まりました。

ロクーガーW とは?

「ロクーガーW SK-RKW」は内蔵HDDを持たず、外付けHDDを接続してテレビ放送を録画するTVレコーダーです。
2015年4月30日発売、実売予想価格:29,800円(税込)

【ロクーガーWができること】
・地デジ・BS・CSチューナーを各2個搭載、どの組み合わせでも2番組同時録画可能
・キーワード、ジャンルなど設定した条件で自動的に予約する「おまかせ録画」
・再放送の「重複録画」を自動回避(オン/オフ選択可能)
・追いかけ再生、シーンスライダーでジャンプ再生
・削除保護・お気に入り番組設定可能
・外付けHDDの追加 (4TBまでの容量のHDDに対応)

【ロクーガーWができないこと】
・BD、DVD等他メディアへの録画ダビング
・外付けHDDの複数同時接続
・ロクーガーで録画したデータの他メーカー機種での再生
・データ放送、緊急放送は非対応

「録る」ことと「見る」ことに特化したとてもシンプルな機能ですね。シーン編集やダビングもできないし、長期保存のことはHDD差し替え以外考えてないので、録画画質すら放送データに依存します。

HDD容量節約のために長時間モードとか、永久保存用だからDRモードとか考えずに、ただ番組を録る!それだけを考えるだけでいいので、家電苦手な人にも使いやすいかも。

ロクーガーW の外観と設置


形は小さなお弁当箱のような手乗りサイズの四角い箱。軽いし、内蔵ファンもないので音もほとんどしないけど、れっきとしたレコーダーです。ボタン類は一切なく、ロゴの下の電源LEDが光るのみ。

横置き・縦置き両方対応ですが、縦に置く場合はスタンドやブックエンドなど、倒れない工夫をすると安心です。

背面は各種端子の接続パネル。電源、USB2.0x2、HDMI、LAN、地デジBS/110度CS入力。USBに外付けHDDを接続、もう一つはマウス・キーボードなどを接続すると検索キーワード入力が楽になります。

miniB-CAS カード小っちゃっ!テレビやBDレコーダーに入れるようなクレカサイズを見慣れていたので、思わずB-CAS探しちゃいました。

本体端末にボタンなどの操作キーがないので、全ての操作はリモコンで行います。電池切れにはご注意。
テンキーの他は、とてもシンプルかつ直感的なボタンのみ。データ放送非対応なので、あのカラフルなdボタン群もありません。

さて、いよいよ接続してみました。

電源、USBはわかりやすいとして、問題はアンテナ線とTVとの配線。

うちの場合、壁のアンテナ端子は地デジ・BS/CS混合の一本、かつメインのBDレコーダーに併用するので、まずは分配器で「⇒BDレコーダー」と「⇒ロクーガー」の2系統へ分割。
その分配線を今度は地デジ・BS/CSを分ける分波器に通して、ロクーガーの各端子へとつなぎ、最後にHDMIケーブルでテレビの外部入力端子に接続して完了。

普通にテレビにつなぐだけの場合は、分配器はいらないけど、壁の端子次第で分波器はいるかも。

このあたり、ロクーガーには電源アダプター以外は同梱されていないので、HDMIケーブル、アンテナケーブル、分波器などの配線周りは別途用意する必要があります。

うちはよくあったなって?
ふ( ̄ー ̄)・・テレビ、レコーダー、Youtubeプレーヤー、ネットワークフォトフレーム・・・家電モニターの歴史が周辺備品自腹の歴史だよね(笑)。

閑話休題。

これで、セッティング完了。外付けHDDも最近はコンパクトになりましたよね。
ちっちゃなロクーガーの上に子亀がちょこん、で1TBって・・・・。うちのBDレコーダー(500GB)の立場ないなぁ。

ロクーガーW の初期設定

つないだら早速録画開始!と行きたいところですが、あと一息。昔よりだいぶ簡単になったとはいえ、これがまだまだ面倒くさいのよねぇ。我慢我慢。

1)チャンネル設定
地上デジタル放送の地域チャンネルをスキャンします。初回起動時か、本体設定メニューからできます。

2)外付けHDDのフォーマット
初めてのHDDを接続する時にはHDDのフォーマットを行います。フォーマットが終わると、HDDの容量に応じた録画可能時間が表示されます。

ここでいう録画可能時間とは、番組予約時に自分で画質を決めるのではなく、録画される番組の放送データによって決まります。
ハイビジョン放送ならHD画質。通常放送ならSD画質です。

3)ファームウェア更新
購入後の不具合やプログラムの修正を更新するファームウェアは随時配信されます。

ロクーガーがLANケーブルでインターネットに接続されていれば、配信があると画面に表示されるので、本体設定メニューからダウンロードして更新できます。
ちなみに、無線LANには対応していないので、有線LANケーブルでルーターとつなげない位置にある場合は、パソコンでUSBメモリにファームウェアを保存し、USB端子経由で更新することになります。

ど、ドロイドくん(;゚д゚)ェ. . . .!!

これ、Androidベースだったのか!意外!!!

ここまで終われば、もう番組視聴や録画予約は可能です。
が、初回起動後は一週間分の番組表データが受信するまでには少し時間が掛かるようです。

その日の番組表データは、チャンネルを一度でも視聴すればデータも入りますが、翌日以降は順次受信していくので、すぐに番組表から予約!といっても見られない場合もあります。ここは一晩寝かしておこう!

ロクーガーW のファーストインプレッション

とりあえず、設置までのファーストインプレッションは、とにかく「シンプル」

無駄にゴージャスな機能に毒されている現代人には、ちょっとそっけなくも見えそうですが、無駄(というより使わない)ものを究極に排除すると、逆に洗練されてこうなるのかなという印象でした。

それに、やっぱり安くすむのもいい。
例えば、1TBのHDD、3波W録ができるBDレコーダーを探すと、安くても5万前後。ロクーガーだと1TBの外付けHDD代を足しても、1万円位安く済みます。BDを見ない、またはパソコンで見られる人や、寝室・自室のサブテレビにつけたい時は、これで十分事足りますよね。

きっと使ってみると、BD以外にも「こういうこともできないのか!」じゃなくて、「こういう機能は無くても困らないんだなぁ」と気づくことも多いかもしれません。早く予約で埋めて、どんどん録ってどんどん見てみたいです。

ということで、いよいよ次の記事から実践編へ。
次の記事:再放送重複防止機能が素晴らしすぎる~「Sknet ロクーガーW」体験レビュー2【番組予約編】

【今回のレビューで使用している外付けHDD】


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