XPERIAを使い続けて4代目。
そろそろまた機種変更を考える季節がやってまいりました。

最初の数機種については、新機種を心待ちにする能動的な機種変更ではなく、やれバッテリーの持ちがやばいだの、USB端子カバーが取れただの、OSがアプリに追いつかなくなっただのと、物理的な劣化が激しくやむを得ず感が否めませんでした。

が、現在使っているXPERIA XZ Premiumは「やっと出逢えた運命の相手」だったわけで、カメラ・動画性能、バッテリーの持ち、堅牢性、どれも不満なくあっという間の2年。
今も別れる気はさらさらありません・・・でした。あの人に会うまでは。

2019年夏モデル XPERIA 1 &XPERIA Ace発表!3年ぶりのブロガーミーティングへ

以前は新機種が出るたびに開かれていたXPERIA のブロガーミーティングは、2016年を最後にご無沙汰でしたが、5月16日に発表された「XPERIA 1」と「XPERIA Ace」のお披露目をするため、今回実に3年ぶりに開催され、私も久しぶりに参加しました。
特にXPERIA 1のキャッチコピー「1から生まれ変わる」にも表している通り、ソニーモバイルコミュニケーションズの本気がわかります。

そして、参加したブロガーはもともとのXPERIAファンだけでなく、噂のカメラ・動画機能(後述)に興味津々のiPhoneユーザーなどもちらほらいて、スマホユーザー側の本気もひしひしと伝わってきます。

(写真左からXPERIA Ace、XPERIA 1、XPERIA XZ Premium)

6.5インチ21:9の長細い大画面、しかも4KHDR有機ELディスプレイに、トリプルレンズ搭載の全部盛りスマホ「XPERIA 1」、大型化とは逆行するような5インチのFHD+ディスプレイ、自撮りしやすい広角レンズ搭載のインカメラ、取り回しの良さと持ちやすさを追求したcompactファンのためのドコモ限定スマホ「XPERIA Ace」。

こうして両極端のモデルがいまだ新機種として並び立つのは、スマホを「カメラ」&「テレビ(動画再生機)」として使う人と、「SNSとつながるアクセスツール」として使う人の二分化を象徴するかのようです。

私はもちろん前者。
SONYと言えば、サウンド・映像・カメラとエンターテイメント各ジャンルの最先端技術を有し、歴代XPERIAにはそれがすべて惜しみなく注がれてきたわけですが、今回の「XPERIA 1」には特にカメラへの圧が半端なく、もうワクワクが止まらない。

「もうカメラじゃん!!」というしか・・・。

XPERIA初のトリプルレンズ

背面には縦に「標準(26mm)」「望遠(52mm)」「超広角(16mm」のトリプルレンズがずらり。
各画角に特化することによって、風景、ストリートスナップ、料理、集合写真等、あらゆるシチュエーションで高画質の撮影が可能となる。
個人的にはこれにマクロレンズが追加されたら、史上最強のカメラになるのにな。
今回のミーティングでは一人一台の試用機が用意され、自由に撮影できたんですが、画面も画質も半端なくキレイ!
まだ開発調整中ということで、撮影データは持ち帰れませんでしたが、これホントにスマホでいいの?

スマホで世界初「瞳AF」搭載

瞳AFなんて、私のフルサイズミラーレス「α7 III」でもようやくついたのに、スマホに標準装備って、ますますカメラ専用機の立場がないよなぁ・・・
と一瞬思ったものの、冷静になってみれば、XPERIA 1の発売価格ってもはやミラーレスフルサイズ一眼の一世代前機種とほぼ同じ価格なんですね!
そりゃ、それだけの機能があっても不思議じゃないのか。もはやスマホかカメラかなんて考える必要もないのかもしれない。

「スマホを止めるな!」映画のような動画が撮れるアプリ「Cinema Pro」

今回の私的目玉はこの「Cinema Pro」一択。
4KHDR画質、映画のような21:9のシネマスコープサイズでの撮影、三眼レンズからの画角選択、フィルム調の8つの色設定「Look」、そして撮影中にもピントを合わせる被写体を変えられるマニュアルフォーカス。

ソニーのシネマカメラの開発チームと共同で作り上げた機能は、画面を見る限り「ビデオカメラ」にしか見えない。
かといって、今のネットやSNSユーザーは深く考えないできっと呼吸をするような自然さで動画を撮り、即座にアップするんでしょうね。しかもこのクオリティ!

「カメ止め」ならぬ「スマ止め」を早く私も撮ってみたい。
とりあえず、Cinema Proを使うだけの為に機種変更してみたいと思わせるアプリでした。

長い画面は正義、持ちやすさは使いやすさ

(写真左からXPERIA 1、XPERIA XZ Premium)

やっぱりスマホはファーストビューが大事よねぇ・・・。21:9までくると見える範囲が全然違う。
最近のSNS慣れしているユーザーは、長文ブログをあまり読まない(なるべく縦スクロールしたくない)そうで、いかに最初でつかむかがカギなわけですが、そもそもつかみすら見えてない事態は問題外なのです。
これからこういう画面が増えてくれば、コラムやブログも読みやすくなって復権してくるのかなぁ。

(写真左からXPERIA 1、XPERIA XZ Premium)

私のXZ Premiumは画面もキレイで大きくてネットも動画も見やすくて大好きなんだけど、いかんせん片手で操作は正直しにくい。
特に通勤電車でつり革を持ちながら、空いた片手で文字を入力しようもんなら指がつる。

XPERIA 1の横幅はその点手にしっくり来て、ギュっと力を入れて握れるのが安心できます。もちろんキーボードの隅々まで指も届きそう。
文字入力がしにくいからという理由だけでcompactモデルに流れていた人は、この際こっちのフラッグシップモデルに戻ってきて、全部盛りスマホを楽しんでもいいんじゃないかな。

 

写真も動画も撮れて、高画質大画面で動画もゲームも楽しめて、ついでに?ネットも電話もできちゃう、SONYの本気が詰まった「XPERIA 1」。
今から発売が本当に待ち遠しいです。
私の現スマホ分割が終わるのは今年7月か・・・。
XPERIA 1 の発売日も6月中旬以降ということで、まさに私の為につくっていただいてすみませんね(←違います