「いままでのミラーレスに、満足しているか?」

そう聞かれましてもね・・・。私のSONY NEX6、確かにAF遅いとか、夜に弱いとか、バッテリーのフタ閉まんないとか、SDカード出てこないとか、メニューが勝手に動くとか、多少(?!)不満はあるけど結構気に入って使ってるんですよね。
まあ3年以上経つし、多少古さは感じる今日この頃。

少し昔までは、性能差から「ミラーレス一眼」⇒「一眼レフカメラ」というステップアップ構図のイメージが強かったけど、もうそろそろミラーレスの機能もバカにならない進化を遂げ、価格すら一眼レフと肩を並べるほど。

もう「本気の趣味」に一眼もミラーレスも関係ない、あるのは自分の趣味の方向性だけだという時代が来ています。

 

そんな中、昨日2016年9月15日、キヤノンが新型ミラーレス一眼カメラ「EOS M5」を発表(発売は11月下旬予定)。当日夜に開かれたタッチ&トライイベントに早速参加してきました。

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LR-09969一人一台渡されたEOS M5には、新型レンズ「EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM」が付いていて、想像よりはちょっと大きかったけど、ボディはグリップの握りやすさを残しつつ、ギリギリなコンパクト感が実現されていて、「持ち歩きやすさ&ハイスペック」のいいバランスなのかなと。そして、150mm望遠付とは思えない位、軽い

私は今年キヤノンデビューを果たしたEOS 80Dを持ってるんだけど、一眼レフを通勤バッグに入れるわけにもいかず、休日もなかなかまとまって撮影できる時間が取れず、もんもんとしています。

これが、EOS M5なら余裕でカバンに忍ばせて、しかも80D&EFS 18-135mm同等レベルで帰りに夜景でも・・・なんてできたら、そりゃ日頃の相棒はこっちになるよなぁ。

この日も参加者から「何故80Dを持ってこぬのだ!」と取り囲まれて膝詰談判状態だったけど、うちの路線、毎年朝のラッシュ乗車率ワースト10常連なんだかんね!
肋骨も折れる勢いのすし詰め電車、なめんな。簡単にパキっていくかんね!

「のぞいて撮る」にこだわったEVFとタッチ&ドラッグAF

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ダイヤル類は、左手側に撮影モードなどの「事前設定」系、右手側には露出・絞りをはじめとする各種「撮影」関連の調整ダイヤルと、住み分けが覚えやすい。

ダイヤルの配置間隔や角度も、すべてファインダーをのぞいて構えた時に最適なポジションになっています。

今回のタッチ&トライでは、初見のカメラゆえの戸惑いはあり、シャッター周りのダイヤル調整で少し指が空回りすることが多かったものの、ユーザーとして好きなダイヤルを指が自然に動かせるようになるまで慣れてくると、この配置やデザインの良さがわかってくるのでしょうね。

EOS M5の重要アピールポイントの一つ、内臓EVF。
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外付けEVFは必要ない時には取り外して、ボディが鞄にしまいやすいという利点はあるけど、あの取り外しのストレス考えると、やっぱり標準内蔵の方がだんぜんいいと思う。EVF取り付けててシャッターチャンス逃すとか、何のためのミラーレスなのよ!と言いたくなりますもんね。

画面を見ずにピント位置をドラッグする「タッチ&ドラッグAF」

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M5は本当にEVFにこだわってるんだなと思った新機能が、この「タッチ&ドラッグAF」。これまでライブビュー画面で被写体をタッチすることでピント位置を自由に決める機能は各社ありますが、「タッチ&ドラッグAF」は、EVFをのぞいたまま、液晶を触ってドラッグすると、中の画面でAF枠が移動し、確認しながら位置を決められるのです。

単なるタッチよりも、少しずつドラッグすることで、微妙な位置調整もできるし、また
ドラッグに使う画面範囲も、画面全体または画面の一部のみを使うか指定もでき、ファインダーをのぞく利き目の違いや鼻のぶつかる位置など、個々人によって違う構えにも対応しているのが、よく考えられています。

 

人気カメラボディとEOS M5の大きさ比較

参加者のカメラが多種多様だったので、並べて大きさ比較してみました。

2016-09-15 19.33.49まずは私の相棒ミラーレス、SONY NEX6と。
M5の方が一回り大きいけど、第一印象のコンパクトさはほぼかわらない。
EVFが中央ペンタ部(ミラーはないけど)についているM5は、より「カメラ感」満載。

LR-09978高級ミラーレスカメラ人気に火をつけた FUJIFILM X-T1。あぁ欲しい、これも欲しい(聞いてない)

もっとT1の方が大きいと思ってたけど、案外差はない。M5が大きいのか?それとも、持ちやすいミラーレスというのはこの位が鉄板サイズなのか。

 

LR-09856

お約束、キヤノンこの秋新発売コンビ。買いたてほやほやのEOS 5D mark4と。
さすがに、値段と体積は比例する。
ただし、だからといって、本気度は決して比例せず、どちらも本気のカメラであることは間違いない。

しかし、5D4はもう一台あるし、SONY α7系もいるし、今日の参加者のカメラ度変態すぎ。

 

対応レンズの多さが夢を広げるキヤノンならではのメリット

EOS Mシリーズには専用のEF-Mマウントレンズがありますが、キヤノン一眼レフ用のEFレンズもマウントアダプター経由で装着可能です。

そうなると、元からのキヤノンユーザーはもちろん、これからカメラを買う人も、レンズの種類が豊富なキヤノンを選ぶアドバンテージはやっぱりデカイです。

LR-09915フットワークを重視する時には、コンパクトなEF-Mレンズ。

LR-09914レンズの威力を最大限活かしつつ、機動力を上げたい時には、M5+EFレンズ。

実に70種類以上のレンズから選べるというのは、嬉しくもありレンズ破産への道もまっしぐらです。

LR-09958

というわけで、イベント後半は、容赦なく崖の上から突き落とされたレンズ交換自由の試写会へ。

まだ試用機につきオリジナルデータはもらえませんが、80%圧縮後のJPEGにしていただけたで、実写画像レポはまた次の記事で。


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