久しぶりに新しいカメラがうちにやってきました!
先月発売された、600mm(※)相当レンズを搭載した高倍率ズームが話題の高級コンデジ「Canon PowerShot G3X」です。(※35mm換算)
レビューズモニター2回目にして早くも、キヤノンマーケティングジャパンさんから大物をお借りしました。
コンデジらしからぬ重量感はすごいテクノロジーをぎゅっと詰め込んだ証し
思わずレンズが取れるんじゃないかとひねりたくなる大型レンズに、700gオーバーの重量感。私のSONY NEX6の2倍弱・・・重いわけです。
でも、一眼レフの交換レンズで600mmなんて言ったら、ほぼこんなバズーカですから、それを思えば、確かに「コンパクト」!
SIGMA 超望遠ズームレンズ Sports 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM キヤノン用 フルサイズ対応 740542
G3Xのズームは正確に言えば、光学ズーム600mm(25倍)、デジタルズームでも画質が劣化しないプログレッシブファインズームは1200mm(50倍)まで行き、さらに、画像サイズをWeb用程度まで落とせば100倍も可能!
さすがに、50倍以上は手持ちだとすぐに手ブレするので、三脚固定などでマクロ撮影をするとまたすごい世界が見られそうです。
600mmで見たい風景 ー 動物の生きた表情
せっかくG3Xをお借りしたのだから、ちまちまケーキだのパスタだの言ってられません。いや、撮れるよ?撮れるけど、テーブルに出すにはやっぱごついんだって。
(まあ、それでも出しちゃうんだけどね、結局ブロガーってやつはw)
カメラ仲間の方々に「600mmなら何を撮る?」と聞いてみたら、動物、飛行機、工場夜景・・・などなど、間近で見たいけど遠くから眺めるしかないものでこそ・・ってことだったので、早速最寄りの動物園へGO!病み上がりだけど、雨は上がらず(-_-;)。
図らずも「防塵防滴」のテストも兼ねてってことでいいね。
まずは、インドゾウ。通常の柵から24mm広角端で撮るとこんな距離感。
これが望遠端600m。顔のしわだけでなくばさばさまつ毛と憂いだ瞳まではっきり見えます。普通なら一つ上のような写真からトリミングするしかないアングルも、これはもちろんノートリミング。手持ちでもなかなか手ブレしないのもとても魅力です。
鳥類の展示は細かい金網越しで写真を撮るにはちょっと風情がないものですが・・・。
G3Xで寄れば、網の向こうの表情もぐっと近くなり、風情もアップ。
フクロウは警戒心も強く、なかなか近くには飛んできてくれません。え?どこにいるって?奥の奥の白い物体がポツンと・・・・。顔が見たいですよね。
はい、こんな顔です。
被写体が金網から遠ければ、600mmにかかると網はないも同然でした。
後はもう、楽しくて楽しくて!私のテンションと同時に雨のテンションも上がってきましたが、傘をカメアシ(旦那)に持ってもらっての強行軍も全然苦ではありません。
ホットドッグ (´~`)モグモグしてたら、いつのまにか足元でこの目でにらまれました。
それでももぐもぐしてたら「はよ、エサくれや、ねーちゃん。なんや、無いんか。しけてんな・・・。」と去っていきました。
尻に根が生えて、どっちがお茶を入れるかでジャンケンが毎夜繰り広げられるうちのリビング、だいたいこんな感じです。
雨が降ってきて大急ぎでピョンピョン行ってしまったカンガルー。でもちょっとサービス精神がよみがえり、「まだ写したかった?ごめんね。」と謝られた気がした。
このチンパンさんがFacebookをやるならば、プロフィール写真として進呈させてほしいこの日のベストショットでした。
楽しすぎるな!G3X!
動物園は園内マップや飲み物片手に歩いたり、子供をつれたりと、手がいくつあってもたりないので、やっぱり交換レンズがないのは非常に楽。それでいて一眼レフの重装備レベルのアングルが楽しめて、 子供や動物の表情が生き生きと撮れるこのカメラはものすごい威力を発揮しそうです。
最後は閉園タイムアップよりバッテリー切れが早く、雨も激しくなってきたので、7回裏降雨コールドゲームにより撮影終了。
実は、この日静止画より動画をメインに撮っていたので、バッテリーの減りが早いのかな。やっぱりズームの出し入れに電池が消費されるのかな。
JPEG&RAW205枚、動画(フルHD 60P)計4分超。・・・ちょっと少ない気もするので、実用には予備バッテリーは必須かもしれません。普段SONYのカメラに慣れていると、モバイルバッテリーによるUSB充電をしたくなってで、ちょっと残念。
他のメーカーもそうなってくれると嬉しいんだけどな。
というわけで、動画はまた編集したらアップしたいと思います。
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