今年の夏は暑い!でも、私の夏も相当熱かったなぁ・・・。
W杯疲れで腑抜けになってる7月中旬、FUJIFILM X-T1のモニターに当選し、私に熱く濃い夏を連れてきました。
発売からずっと憧れで、使ってみたかったプレミアムミラーレスカメラ「FUJIFILM X-T1」だけでもよだれものなのに、7月に発売されたばかりの防塵防滴・強力手ブレ補正レンズ「 XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」に超広角レンズの「XF10-24mmF4 R OIS」をセットで手元に来たら、誰だって狂喜乱舞盆踊りでしょう。(足したらいくらになると思って・・・(((;゚д゚)))
実は、もうモニター期間の1ヶ月が終わろうとしています。もう結論から言いますが・・
「X-T1 最高でっす!」
使いながら進捗レビューをUPしていくつもりでしたが、撮影が面白すぎて、自分の自由時間を全て使わずにはいられませんでした。記事1本書く時間ももったいない!みたいな感じ。
とりあえず納得いくまで使い倒してみて、また箱に閉じ込めて煩悩を消した今、ようやくレビューに取り掛かることができます。
他のモニター仲間達のX-T1レビューも出足が遅かったのは、きっときっと同じ理由なんじゃないかと思いますよ?(←どこに言い訳w
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(東京カメラ部株式会社 みんぽす運営事務局)
X-T1を手にした時の記憶~ファーストインプレッション
ついにISOまで独立ダイヤル!おかげでカメラ上部はダイヤルで埋め尽くされています。絞りはレンズ側についているので、設定時は両手がわしゃわしゃと動いてはたから見てると気持ち悪いのかも(笑)?
ボタンやダイヤル類が多いと煩雑に見えがちですが、下手にボタン一つでMENUにまとめられて、突然のシャッターチャンスに反応出来ないよりは、愚直にユーザーの直感で動ける操作性を追求したデザインが潔く、体で覚える体育会系カメラ女子にはちょうどいい。
指が慣れてくれば、ファインダーから目を離さずに、シャッタースピード、露出、ISO、絞りが変えられるので、MENUの階層奥深くいじるよりはとても快適です。何より、ダイヤルを見れば今いくつに設定しているのか一目瞭然なので、いい写真が撮れた時、その設定を覚えておくのに楽ですね。
機動性重視のレンズキット vs 撮りたい画が撮れる重量級レンズ
X-T1は他メーカーのミラーレスカメラに比べ、一回り大きいんですが、18-55mmレンズを付けた基本キットは見た印象よりずっと軽くて持ちやすいです。
クッション性の高いインナーバッグや巾着に入れて、女子のちょっとしたお出かけバッグでもすっぽり入るし、ボディは黒でもクラシカルなデザインがレトロ可愛いですよ。
片や、今回お借りした2本のレンズは装着すると俄然存在感が増します。見た目も鞄の中でも。
【各レンズ装着時の重さ比較】
X-T1+18-55mm:752g/X-T1+18-135mm:952g/X-T1+10-24mm:872g
持った瞬間はいずれもデカイ印象の割に軽いのですが、18-135mmをしばらく首から下げていると、首と肩にきます。
いや、それでも!
そんな疲労感は吹き飛ぶような快感が各レンズにはあったんです。
首と肩に湿布を貼ってでも、カバンに財布すら入らなくなっても、それでも持ち出したくてウズウズする魅力が。
この夏連れてまわった撮影散歩レビューの前に、少し特徴と印象をまとめてみました。
以下の写真は各レンズのJPEG撮って出しで、NO編集NOトリミングです。
(カメラでのWBやフィルムシミュレーションの設定あり)
XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS ファーストインプレッション
X-T1の標準キットズームレンズです。軽くてコンパクトでかわいい!
いや、うーん、ぶっちゃけ私の愛機「SONY NEX6」のレンズキットより250gも重いのだが(笑)、X-T1の存在感とパフォーマンスを考えれば、このレンズとのキットはヤバイです。
JPEGの発色と解像感がとてもいいですねぇ。少しカリッとしたのが好みの私に直球ストライクです。
F2.8は結構明るく背景も優しくボケて、いつもの散歩道も数歩ごとに写真を撮りたくなりました。
XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR ファーストインプレッション
デカくてゴツイ!でもこれ一本でのオールマイティな守備範囲を考えると、「これ一本でよくない?」って思えるほど、手離せない一本です。
防塵防滴と聞くと是が非でもアウトドア系に行きたくなる!
雨上がりの川べりの草むらも匍匐前進したりして。
世界最強レベルと言われる5段手ブレ補正はやっぱりスゴかった。
今まではかなりの確率でブレブレだった暗い場所でも、望遠端でも、手ブレがほとんど気にならないって気持ちいいです。
XF10-24mmF4 R OIS ファーストインプレッション
覗いた瞬間に違う世界が見えるみたい。広角レンズだから上下左右の視野が広いのは当然なんだけど、奥行き感がハンパなく、3Dファンタジーの世界に入り込んだような感覚さえします。楽しい!
見渡す限りの夜景を・・・撮れるのはいいんだけど、画角が広すぎて余分なものや人が見切れてしまうのも難点(笑)。
ちょっとアングルを変えて、切り取り方をアンバランスにする遊びがマイブームになりました。
広く・高く・長い被写体も王道だけど、意外に狭い室内を撮るのも面白い。料理などのテーブルフォトも、席を立たなくても座ったままテーブル全体から料理のアップまでバラエティに富んだ画が撮れます。
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というわけで、撮りだめた写真は山のように(失敗した写真も海のように)ありますが、次から少しずつ行き先ごとにまとめていきたいと思います!
次の記事:FUJIFILM X-T1 &フジノンレンズレビュー(2) 撮影さんぽ@葛西臨海公園