これこれ!こんなキレイな写真撮ってみたかったのぅっ♪
Facebookコミュニティ「Nightscape Gallery」主催の「ダイヤモンド富士&富士の星空」撮影ツアーに応募したら、運よく大当たりし、先週参加してきました。
一年で一番寒いという大寒も迫ろうかという日に、しかも富士山麓とか深夜撮影とか、何の刑なのよと思いつつ、個人ではなかなか行く覚悟ができない所なので、多少の身体犠牲と精神的ダメージは覚悟の上です(笑)。
場所は富士五湖の山中湖畔。夜はマイナス10度以下に下がると噂の屋外で2時間も3時間もじっと星を撮ってるのって、「冷凍のぽりん」を作るようなもんですよね。釘は打てませんけどね。
でも!都合よすぎるタイミングで、私の手にはあの「PENTAX K-3」モニターがやってきてしまった!!
工場夜景には間に合わなかったけど、これぞ絶好のレビュー素材を撮れる大チャンスを逃してなるものかと。
(それは“撮れる技術がある”前提で考えることだと、この時はまだ気づきもしなかったのだが・・)
いざ出発!夢と希望の世界遺産「富士山」撮影ツアーへ
総勢30名弱が参加したこの企画は、18日土曜日の朝10時に新宿を出発、夕景の一瞬を狙う「ダイヤモンド富士」撮影場所に着いたら、即セッティング&撮影、撤収後ホテルに行き、荷物をといて夕食を食べたら、星空撮影へ外出、帰ってきて仮眠したら、任意で夜明け前の富士山を撮影・・まったくもって「富士山を撮る」こと以外、観光と妥協一切抜きのサバイバルツアーです。
最初の撮影ポイントは「東急ハーヴェストクラブ・山中湖マウント富士」。
山中湖を見下ろす小高い山の上に建てられたリゾートホテルで、改装中の全館休業日のところ、特別に中庭やベランダをお借りしました。
ダイヤモンド富士は落ちてくる夕日が富士山頂上に差し掛かるほんの一瞬をとらえなければならないので、各自急いでアングルを探り、三脚とカメラをセットして、その時を待ちます。
今回の撮影では、「mono-logue」のSAIKA先生に機材協力いただき、憧れのカーボン三脚「マンフロット 190CXPRO4」とギア雲台「マンフロット410」をお借りしました。(詳しいレビューは是非リンクから先生の素晴らしい記事で←他力本願w)
私も小さい120cm長のアルミ三脚は持ってるんですが、アルミを氷点下環境で持つと氷の棒になるらしいし(笑)、こういう高い手すりも超えられないし・・・とあっさり白旗を上げ、「レンタル代:チョコマロンケーキ」でお借りした次第です。いや!将来の購入検討の参考にですよw
大きさの割にカーボンは軽くて持ち運びやすく、でも少々重めのギア雲台のおかげで強風にもあおられず、とっても重宝しました!
特にこのギア雲台!3方向の独立レバーで縦横/上下の微妙な角度決めが自由自在で、かつぶれずにガシっと決まって最高でした。重量も、つまみもやや重めで女子には若干力が必要ですが、慣れればこのブレなさのメリットの方が断然勝ります。さぁ、雲台貯金始めっかな(笑)。
外は雪!ダイヤモンド富士は現れるのか?
マウント富士に着いたと同時に、細かいダイヤモンドダストが舞い始め、しばらくすると本格的な雪に。
当然厚い雲が富士山を覆って、すぐそこにあるはずの霊峰が見えません。おぼろげにわかる山影と太陽の位置を頼りにカメラを向け、一瞬の雲の切れ間を待ちます。富士山が見えてくれさえすれば、ピントも合わせておきやすいのに、気は焦るばかり。
ちょっと他の参加者とカメラ設定などで話していたら、ものすごいスピードで陽は落ちてきます!みんな臨戦態勢!・・・・そして・・・、雲が、雲が切れ始めた。
(↓クリックで拡大表示:Flickerへ飛びます。)
ダイヤモンド富士・・・と言っていいでしょうか。何とか間に合ったかな!
写真は一瞬を切り取るとはまさにこのこと。
実際、目で見ていた時は、あっけないほどにすっと通り過ぎるだけの太陽でしたが、こうしてほんの一瞬富士山頂にさしかかった夕日を止めた風景におさめて眺めていると、ずーっとそこに存在している不思議な造形物に見えてきます。
最初は、「雲が晴れれば山の稜線がはっきり見えて画になるのに・・・」と思っていたけど、いやいやどうして、雲の陰影の威力ハンパなくいいっす!
凸凹萌えにはこりゃたまらんww。
夕日は沈んでいく最中も、沈んでからの余韻もとても素敵でした。
ただ、人間どもの余韻ときたら、それはもうあっさりと・・・
気が付けばマウント富士滞在は1時間もなく、そそくさと当日の宿泊地へ向かいましたとさ。
撮影は止まらない。そして第二ラウンド・星空撮影へ
一行は、その日の宿、ホテル撫岳荘へ到着。1時間ほど休んだ後、夕食を食べてその30分後には早くも星空撮影へ出かけるというエンドレスのスケジュールです。
いや、その休み時間さえ、ホテル前の湖畔夜景を撮りに行く者、一心不乱にお茶菓子を撮る者、ホント何の修行かとw。
レフ板持ってくる女子、初めて見たわw。
そばものびるっちゅーねんっ!
まぁ、この辺りはカメラ女子というよりブロガー魂がうずいてきた的な(笑)。
そして、この後、怒涛の夜間撮影に突入していくのだった(続)。
次の記事:冬の名物「ダイヤモンド富士&富士の星空」撮影ツアー参加レポ(2)富士の星空編
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