前の記事:kobo Touch発売から1か月。「ぶっちゃけどうよ?」への10の答え(前篇)
今日も今日とて私の通勤のお供は楽天の電子書籍リーダー「kobo touch」。
前の記事ではボロクソ?言ってた気がしないでもないですが、なんだかんだ言って購入してからほぼ毎日使ってるんですよ?
読書に熱中しすぎて、電車もバスも乗り過ごしたこと数回。
慣れてくればかなり中毒性がある危ないヤツでもあります。
というわけで、残り5問。
Q6:kobo Touch で何を読んでんすか?
現在我がkoboのライブラリーに収録されているファイルは43個です。
・小説 22冊 (無料ダウンロード:7冊、購入:2冊、自炊PDF:13冊)
・コミックス 5冊(自炊PDFのみ) ・技術書 1冊(購入PDFファイル)
・家電取扱説明書 15冊(メーカーPDFダウンロード)
「私、こんなに読書家だったっけ?」
つい乗り過ごしたバス停からトボトボと歩いて帰るときにふと思うわけですよ。
家を出てから帰るまですきまの時間が1分でもあれば、すぐに取り出して続きを読める手軽さ、重さを感じない、シリーズ本が一気に持ち運べるってやっぱりすごいコトなんだなぁと痛感。
本以外では、手持ちの家電の取説PDFをかたっぱしからダウンロードしてkoboに集約しておきました。
「読みやすさ(目当てのページを探しやすいか)」は別として(笑)、ふと確認したくなった時に手元にあるのは便利です。
また、私はよく家電モニターをしているんですが(えぇ、ご存じのとおりw)、使用後の返却のために、付属の取説を汚したくなかったり袋から出したくなかったりするので、カメラのテスト撮影とかには、PDFをkoboに入れて出かけます。
Q7:kobo ストアには読みたい本が揃ってますか?
来ちゃった?コレ。
電子化されてる日本語書籍はまだまだ限られてて、koboストア、Readerストア、その他電子書籍ストアなどの各店独占販売作品以外は、どこも似たようなラインナップ。「新作」と言えば、ほぼ同じ作品が出てくるし。
蔵書点数比較は、ストアのオープン年数に比例していると思ってるので、最後発のkoboストアにはまだ点数が少ないのはあまり気にしてないし、毎日1000冊以上追加されてるのだから、いつか肩を並べる日も来るでしょう。
がっ!!!!
これは致命的。
TOPページのやる気のなさときたら・・・・(笑)。
実際の書店でよくやる、平積み本に惹かれて「カバー買い」とか、店員おすすめポップで興味を持つ「店員買い」なんて、ここではそんな衝動はみじんも起きないね。koboストア以外の電子書籍ストアは結構頑張ってるし、私も何冊か衝動買いしたので、早急に何とかしてほしいものです。せっかくの楽天資本なんだから楽天ブックスのノウハウとかあるはずなのになぁ・・。
2012歩譲って、本のタイトルか作家名がわかってる人は検索で出てくるさ(いや、出てこないことも実はあるのだが)。
ホントは譲りたくないけど、5,300歩位譲って、コミックスのシリーズで、タイトルが全部同じ (例:「宇宙兄弟」 18冊の各巻タイトルはすべて「宇宙兄弟」となり、巻数表記はない。)なのも、詳細ページでユーザー側が自己責任で何度も確認すればいいんでしょっ?
まぁ、現状のストアについて言い出すと何記事あっても足りない(笑)ので、楽天ガンバレってことで。
端末自体の評価と混同されるとかわいそうなので、本は何とか自力で見つけてください。
そうすれば、快適な読書生活が送れる、はずです。
→楽天koboコンテンツストア(rakuten.kobobooks.com)
Q8:なんでkobo Touchと SONY Reader と二台持ち?で、どっちが好き?
何でって言われても・・。これでKindle日本版出たらまた買うだろうし、BookLive!の専用端末が出たらやっぱり魅力だし・・・。
以前も書いたけど、こればっかりはゲームハードと同じで、DS、PSP、Wii、xboxも持ってるって不思議じゃないし、そこにメーカーのゲームタイトル数比較とかハードのスペック勝負とかあまり関係なくて、好きなゲームならその対応端末も買うわけ。
で、話題を電子書籍に戻すと、私の使い分けとしては、原則は「欲しい本が欲しい時に読めるリーダーを使う」。
あとは、楽天ポイントを使いたい・貯めたい時→kobo、
SONYポイント(以下略)→Reader、
スマホでも読みたい時は「BookLive」「honto」「eBookJapan」などで本を買う。
「BookLive」とか新作や企画が多いから好きなんだよねぇ・・・ってkoboもReaderも必要ねぇぇ(笑)!
どの端末が好きか、と言われれば、モノづくり大国日本が作ったさすがの品質、
Q9:kobo Touchのいい所、あるんだったらwあげてみて
現状、kobo Touchの評価が、どうも楽天という企業体質に依存した低評価を受けてるのが残念です。そりゃ私だってkoboストアとか、koboデスクトップ(同期用ソフトウェア)とか、三木谷社長の上から目線とか、不満はいろいろありますよ。ありますけど、ハード的には結構満足して使っています。
他メーカーとの完成度比較云々は置いといて、十分実用レベルではありますよ。
じゃぁ、「kobo touchじゃなきゃだめなんだ!」というメリットは?と言われても、正直「楽天ポイントが使える・貯まる」ということしか思いつかない(笑)。
でもコレ、私にとってはかなり重要だったりする。
あと、持っていると背面のキルティングのようなデザインが「可愛い!」と周りのウケは一番いい。
機能的には koboでできることは他の端末でできることばかりだけど、将来的なメリットとしては、PC・携帯端末・ブックリーダーの三位一体マルチデバイスでの蔵書の同期。
もうすぐ日本版のアプリが公開されれば可能になるでしょう。(海外ではすでに可能)
マルチデバイスだと、カラーとか大きさとか躊躇せず好きな電子書籍買って、見やすい端末で見ればいいのが楽なんですよね。
「PC・携帯端末」「携帯端末・ブックリーダー」はあっても、意外にも三位一体できるのは、今のところkoboだけなんです!
SONYがなぜPCでのリーダーソフトをつけないのかわからない!やればできる子なのに!
SONYの人も読んでるだろうから、読んでるだろうから、あえて書いておこうっと。
Q10:kobo Touchと電子書籍に未来はあるのか?
先日、超長いけど超興味深いネット記事を読みました。
電子書籍時代に出版社は必要か――創造のサイクルと出版者の権利をめぐって (IT media)
今年の東京国際ブックフェアで出版業界のキーマン5人が業界の今後を議論したシンポジウムの全文書き起こしで、現在の出版業界の問題点と、電子出版の未来がどうなるのかなど、本好きにはいろいろ考えさせられる、とても面白い内容でした。難しいことを考えるのが好きな人は是非ご一読を。
私がReaderやkoboを使い始めたのはたかだか数か月で、まだ駆使も堪能もしていないけど、電子書籍リーダーで本を読むようになって、前よりも読書環境が(軽いとか早いとか)よくなって「読書が好きになってきた」のは確か。
単に「安いから買ってみよっか」と軽い気持ちでkobo touchを手に取った人が、少しでも私みたいな思いを抱いたとしたら、それだけで十分仕事は果たしてるし、未来も開けるのではないかと思いました。
音楽も、レコードからCD、そしてダウンロード配信と主流が変遷する中で、情緒がなくなるとか、ジャケットや装丁すべて一体となって「一つの作品」なんだとか嘆く人、アーティストがいる一方で、「好きな曲だけを買える」「省スペースになる」「データ劣化が防げる」「在庫の心配がない」などと、確かに恩恵を受けてる人、喜んでる人もいる。
コンテンツ産業全体がもっと成熟していって、ハードやコンテンツが細分化されたとしても、それぞれの目的とシチュエーションと趣味嗜好と気分と・・・・で、自由に選んで使っていければいいんじゃないかと。
と、まとめたところで、「楽天kobo Touch、ぶっちゃけどうよ?」への最後の一言。
電子ブック楽天<kobo> kobo Touch 【販売:楽天kobo】【今なら送料無料】 |
あまり興味がなかったのですが、記事を読んで欲しくなりました。今読んでる宮部みゆきの本が分厚すぎてバッグに入りません。ここでリーダーの吟味をしばらくさせていただきまうす。
今後買う本はまず電子書籍から探そうかと思うくらい、持ち運びと管理は楽になりましたね。
ただ、koboにしてもSONYにしても、まだまだ欲しい本がすべて電子化されてるわけじゃないので、「読みたい!」という時にすぐ読めないジレンマもあるかもです。長い目で長い目でww