私は低血圧ではないのですが、絶望的に朝が苦手です。
睡眠時間の長短問わず、寝起き最悪、ゾンビ確定、シャワーを浴びて初めて人間らしくなる毎日。
しかも仕事が忙しくても午後には必ず眠くなるので、もっと寝ないとと思ってはいるのですが、「理想の睡眠8時間」とやらを確保することは、欲望にまみれた現代人にはだいぶ無理があります。
長い通勤時間、テレビにネットに一家団欒、読書、長電話、長風呂、ゲーム・・・etc.
帰宅後すべての欲を満たすために犠牲になるのはいつだって睡眠時間なのです。
となれば、残る手は「睡眠の質」を向上すること。
何にこだわれば実現できるのか? 寝具?寝室環境?パジャマ?時間帯?
その答えを真剣に突き詰めて、世に提案した製品が発売されました。
開発したのは、ふとんクリーナーでおなじみのレイコップ。
「快眠は、温度で決まる」をコンセプトに、快適で上質な寝心地と熟睡を実現させる世界初のふとんコンディショナー「FUTOCON(ふとコン)」です。
ふとんコンディショナー FUTOCON (2018年2月23日発売 公式ストア価格:税込138,240円)
ふとんコンディショナーとはいったい何か? 果たしてゾンビな私が使ったら人間になれるのか?
このFUTOCONを発売前に先行モニターさせていただきましたので、体当たりレポートをお届けします。
1.FUTOCONのコンセプト「快眠温度33℃±1をキープして眠りをコントロール」
FUTOCONは、体圧分散、高反発、通気性に優れた三層構造体「エアスペーサー®」が入ったエアマットと、風を送ってセンサーで温度調整をする本体のセットです。
(同梱品:FUTOCON本体、エアマット、ダクトユニット、調節ユニット、リモコン、通風口固定バンド、オールシーズン用カバー)
FUTOCON のポイント機能は主に3つ。
人間は一般的に体温が1℃下がることで眠りに入り、1℃上がることで目覚める仕組みと言われているので(個人差はあります)、それに合わせて就寝時の寝床内温度を平均体温36.5度から少し低い33 (±1)℃に調整し、自然な寝つきや目覚めを促して睡眠の質を上げるという「睡眠ケアモード」。
また、体温調整のためには湿度も大事です。寝具にもダニや細菌が繁殖しやすいので、50℃以上の温風で除菌・除湿ができる「寝具ケアモード」。
そして睡眠時に適正温度を保つため、清潔性・通気性、正しい姿勢を保って体圧を分散し、楽に寝返りが打てる高反発力を兼ね備えた「エアマット」。
似たような理論に基づいた寝具やふとん乾燥機などは個別に存在するかもしれませんが、この3本柱で総合的かつ効率的に眠りをコントロールしていくのが、FUTOCONのキーコンセプトです。
2. あらゆる環境にマッチするFUTOCONのセッティング
初めてFUTOCONが自宅に届いたとき、正直「でかっ」と思いました。
シングルエアマットに、空気清浄機位の大きさの本体との2個セットなので梱包がかさばるのは無理もありませんが、実際には普段使っている布団やベッドの上に専用エアマットを乗せて本体を接続するだけなので、寝具周りに本体が置けるスペースを確保できればそんな圧迫感もなく、設置手順はとても簡単です。
●エアマットにカバーをかける
エアマットの核となるエアスペーサー®を包むのはインナーカバーとアウターカバーの2層。メッシュ素材や立体構造で通気性と速乾性を確保しています。
東洋紡と共同開発のエアスペーサー®という特殊素材が折り重なり、本体から送られる風をエアマット内に送り込みます。
さらにエアマットを包むオールシーズンカバーは、肌触りがさらさらで超気持ちいいのです!
薄くて通気性も良さそうなので、洗濯しても早く乾きそう。
●ダクトユニットをエアマットに装着する
マットに開いている通風口にダクトユニットを差し込み専用バンドで固定。 この大開口からエアスペーサー®に風が一気に吹き込まれます。
●本体とエアマットを連結し、センサーケーブルを接続する
本体と寝具の高さが合わない時は調節ユニットのホースで調整します。 本体と高さが同じならエアマットと直接接続できるので、その分スペースもコンパクトに収まります。
エアマットについている温度感知センサーとつながったケーブルを本体につなぎ、温度をコントロールします。
●本体向きや設置場所は部屋の環境に合わせて選択
ベッドやふとんの置き場所によって本体設置場所は足元の下、左右から選択可能。
フロントカバーを付け替えて上下反転すればベッド・布団両方の高さに対応できます。
そして、FUTOCON装着完了。早くこの上でゴロゴロしたい!
3. FUTOCON 初体験!その寝心地ときたら・・・
ここまでFUTOCONを撮影しながら設置してみたのはまだ昼間だったのに、もう早く寝てみたくて、夜までの焦らしプレイは拷問。
私を人間に戻すためのアイテムなのに、もう少しで昼間から快眠してしまうところでした。
そして、いよいよ夜も更けて、FUTOCONの準備に入ります。
「睡眠ケア」は就寝時間と起床時間をタイマー設定しておくと、就寝のタイミングに最適な寝床内の温度になるよう、就寝時間の10分前から予熱が始まり、就寝中は快眠温度と湿度をコントロールし続け、そして起床時間にむけてふとんの中の温度を上昇させて目覚めを促してくれます。
予熱が完了し、睡眠ケアがスタートすると同時にベッドへ滑り込むと、そこは絶妙な温かさで、もう最高か!
布団乾燥機をかけた後のアツアツ感でもなく、電気毛布のような直接的なポカポカ感でもなく、エアマットと掛布団全体がじんわり温まっていて全身を包み込む柔らかさがたまりません。
気になる稼働音は、高温予熱中は勢いよく温風が吹き出すので、掃除機の「弱・静穏」モード程度の音がします。
「睡眠ケア」調整時は扇風機程度の音がずっと鳴っている感じ。
完璧な静寂ではないので多少は気になるかなと思いきや、遠い足元で鳴っていて、しかも速攻で眠りに落ちたので、結果的には全く聞こえてないも同然でした。
快眠温度は33℃といえど、冷え性だったり暑がりだったり、快適度の好みもあるので7段階に温度調節も可能。
また、高温多湿の季節には送風モードも設定できるようで、マットレス自体に最適温度の扇風機が埋め込まれてるような感覚が、熱帯夜の寝苦しさを緩和してくれそうです。ぜひ夏も使ってみたい!
4. 起床後の効果で思い知る FUTOCONの威力
まるで全身麻酔にかかったように、瞬間移動で朝を迎えたFUTOCON初日。
目覚めがよかったんです、マジで。
そしてFUTOCONのふとん内の温度調整のおかげか、起床時間を迎える頃には、本当に自然に起きられて、しかも目覚まし時計が鳴る前に目が覚めるという奇跡。
「すっきりした目覚め」と言うのは個人のあいまいな感覚にすぎませんが、実感として普段との違いを見せつけられました。
身支度している最中にも、家族が「なんか今日機嫌いいね」と。
特に朝からテンションが高い会話をしたわけでも、全く眠くないわけでもないのに、多分目つき顔つきが、普段見ているひどいゾンビとかなり乖離していたのでしょう。
ちなみにこの日、仕事中も眠くならなかったのがとてもありがたかったです。
■女性に嬉しいGoodスパイラルも期待
また、その朝のメイク時に気が付いたのは、まぶたの開きがいつもより良くて、目がパッチリ見えたこと。
単にいつもは眠くて目が開いていなかったということだけではなく、
目覚めがいいと気分がいい⇒気分がいいとやる気が出る⇒やる気が出ると目に覇気が出る・・・ということでしょう。
自分しかわからないほどのわずかな差でもその先のメイクが楽しくなって、一日楽しく過ごせるんですよね。
目は口程に物を言いますから、どんな上手なメイクより、どんな完璧なブローより、内面から明るく前向きな印象が生まれるはず。自分に自信がつけば肌の血色も明るくなって、女性にとってはいいことづくめのスパイラルが期待できそうです。
5. FUTOCONは人生の質を上げるカプセルのようなもの
現在、FUTOCONを使い始めて1週間以上経ちますが、初日のような変化がみられる時もあれば、疲れすぎてうまく起きられない日もあり、日々の体調や環境によって効果はまだバラバラです。
ただ今回のモニターで明らかに変わったのは「早く眠りたい」と思うようになったこと。
いつもは、帰宅してもやりたいことだらけで「寝てる時間ももったいない。」と本当に電池切れになるギリギリまで活動して、翌日のだるさで後悔するという悪循環を繰り返してきました。
でも、今は見たいテレビや書きたいブログをあきらめて(←それは口実)でも早く寝て、そして起きたい!
起きた時の朝の状態を見るのが楽しみなのです。
FUTOCONの体験はともすれば、ふわふわで温かい就寝時の快適さだけで終わりがちですが、起きた後の心身への負担軽減を体感することで、睡眠の重要性への意識が深まり、その先の生活サイクル全般の質を向上させていこうというモチベーションをもらえる気がします。
FUTOCONの価格は138,240円(税込:公式オンラインストア価格)。
一晩にかかる電気代は約50円。(公式サイト参照)
生涯の3分の1を占める睡眠を最大限に活かしていくための道具として、この価格が一概に高いとも言いにくい、けど、一家の主婦には若干勇気はいります。
それでも、日々自分を鍛えるアスリート達が疲労回復するために入る酸素カプセルのように、私達もFUTOCONで人生の荒波と戦うパワーを蓄え、未来の明るさを変えられるなら、その対価はプライスレスかもしれませんね。
【製品詳細メーカーページ】
ふとんコンディショナー RAYCOP FUTOCON (2018年2月23日発売)