9月15日に「ジーユー横浜港北ノースポート･モール店」が、店舗面積も日本最大級の店舗面積と、最新デジタル技術を導入したショッピング体験ができる新しい「ファッションデジタルストア」としてリニューアルされたと聞き、早速この週末に行ってきました。
820坪という巨大フロアだということはさることながら、店内の柱が全面鏡となり、服の全身チェックも友達と並んでもしやすいし、店内も反射して奥行きがさらに広々見える視覚的効果も。
また、目立つ要所にはデジタルサイネージで、人気のコーディネートやアイテムランキングなどが随時更新されていき、立ち止まって参考にしている人も多く見られました。
オープニングセールの激安も魅力ながら、やっぱりみんなの興味は新しいデジタル仕掛けに興味深々の様子。
在庫チェックやレビューを見ながらお買い物できる「オシャレナビ・カート」
せっかくなので、目玉の一つ「オシャレナビ・カート」でショッピングスタート。
普通のカートよりは数量が少ないので、しばらくは争奪戦かもしれません。
商品に付いているICタグを検知し、近くにある商品の情報が自動的に液晶画面に表示され、各サイズの在庫チェックや、カラーバリエーション、その商品を使ったコーディネート、商品レビューなどが確認できます。
もちろん、複数の商品が近くに並んでいるので、知りたい商品がピンポイントで表示されない場合は、商品を手に取って、タグを画面にタッチさせると、詳細表示が切り替わります。
その店舗で売り切れの場合は、他店舗で取り寄せられるか、またはオンラインストアで買えるかなどの情報も見られます。
これまではスマホアプリやWebサイトがこの役割を果たしていましたが、手に取る商品一つ一つのタグにICチップが埋め込まれていて、スマホを持たない人でも店内を歩いているだけで簡単に手元に情報が届くって、未来的な買い物に見えて、実はあらゆる人に優しい技術なんでしょうね。
ついでに、こんなに広い店内なら、そもそも店内案内図表示してくれると、ものぐさなワタシにはもっと優しいんだけど。
鏡で服を合わせながら、別コーディネートもチェックできる「オシャレナビ・ミラー」
「オシャレナビ・カート」争奪戦に負けても、店内には同じような情報が見られる「オシャレナビ・ミラー」が数か所あります。
商品タグをタッチさせてミラーの前に立つと、商品情報やレビューが表示され、いろんなコーディネート例を見ながら、自分でも服を合わせてみることができます。
鏡に向かって手を振ると、情報が次々に変わっていきます。
小さい子供たちは最初キョトンとしてるものの、すぐに理解できるようで、鏡前にママと一緒に並び、「はい、また手をふって！こっちの方がいいよ、ママ」とかファッション指南を始めたり。
あぁ、これがデジタルネイティブ世代ってやつか(-_-;)。
カゴを置くだけで秒殺会計できた「セルフレジ」
こうなると、決済ももちろんデジタル化が進み、通常レジの他に10台のセルフレジが並びます。
スーパーでよく見るセルフレジは、店員がレジ打ちまでして、会計だけがセルフというものが多いのですが、GUでは、レジ下のスペースにカゴ（または商品のみでも可）を入れるだけ。
１~2秒で合計金額が表示されました。
これもあの商品のICタグのおかげなんですね。
アプリ会員の特別価格セール品もあるため、アプリを持ってる人はスマホ会員証をかざせば割引が適用されます。
この速さと簡単さが快感！もっとカゴいっぱいに買えばよかった･･
まぁ、そこまで欲しいと思った商品が少なかったのはGU世代じゃないということか（←ぶっちゃけすぎ
会計が終われば、商品を自分でビニール袋や紙袋に入れ、そのまま店を出ることができます。
会計の時間短縮を狙ったこのセルフレジ、最初はオープンの混雑と慣れない機械で、むしろ大渋滞だったのはご愛嬌。
今は現金かクレジットカード決済のみだけど、せっかくアプリをかざすポートがあるんだから、電子マネー決済もあると、もっと簡単で早い会計になるのになぁと思いました。
すれ違った高校生くらいの女子2人組は、「めちゃアガるー！2時間位は余裕でいられるよね、ここ」と興奮気味に話しながら、広い柱のミラーで並んでスカートを当てっこしたり、写真撮ってインスタにアップしたり･･･。
GUだから若い世代が楽しむのは当たり前なんだけど、他のブランドでも導入してくれれば、Webからまた店頭にお客を呼び戻せるギミックがいろいろあったんだけどなぁと思う、ちょいGU非世代お姉さんでした。