少し日が傾き始めた頃、この旅の終点へ降りたつ。というか、登る。
本編では最後じゃなくて中盤で登場する、六本木ヒルズ森タワー屋上の東京スカイデッキ。
晴れ女様のフルパワーが見られる神々しい場所だ。
常に観光客で溢れかえるスポットだけど、今日はやたらと浴衣姿が目立つ・・・
やはり!「天気の子」効果か!(陽菜が浴衣で祈りをささげるシーンのため)
と思ったら、浴衣の人はスカイデッキ追加料金が無料なだけだった(´・ω・`)
劇中ではこの階段を登った中央で陽菜が祈るのだが、通常はもちろん立入禁止。
くそ・・・登らせてくれたらこの私が晴れさせてあげられるのに(間に合ってます←この日ピーカン
でも私はこの鉄分だけで十分満足です。
(スカイデッキの場面はこの予告のラストに)
スカイデッキのシーンは夕焼けがキレイだったので、少し粘って夕日を狙う。
今日一日のピーカン具合はどこへやら・・・気がつけば六本木周辺は厚い雲に覆われて、直前まで太陽も見えなかったので、このままだんだん薄暗くなるだけかと思いきや、なぜか新宿副都心上空だけ、ドーナツのように雲が晴れて太陽が顔を出した!
ここからは全くレタッチで色調整をしていない撮って出し。
まさに、映画の登場人物たちはあの雲間の下で生きている(はず)。
まさか代々木に彼女祈ってる? ここじゃなくて?
そのまま闇へ包まれそうだった町並みにも光の道が差してくる。
日没寸前、一瞬完全に顔を出した太陽は、東京の街を夕靄で包む。
さっきまで「きれーいっ!」「すごいねー」とはしゃいでいたデッキの人々も、このけだるさと眩しさにしばし言葉をなくしていった。
映画で描かれた様々な表情の雲や太陽も素晴らしくキレイだったけど。やっぱり熱と空気と湿気を含んだ五感で感じる風景に勝るものはない。
でももし、映画のような結末が、この先本当に起きてしまうとしても、きっと気まぐれに顔を出す太陽は変わらぬ風景を見せてくれるんじゃないかな。
どのみち自然にあらがえないのなら、世界がどうなろうと、自分の立ち位置で自分らしく生きる。
そんな気分になれるのが、あの映画の醍醐味なんだろう。よし、がんばろー、おー(ちょっと棒読み
さて。
最初から計算してわけでもなく、かなり行き当たりばったりだったけど、結果的にこの日のスケジュールはとても無駄がなく、最後にクライマックスを持ってこれるので、今更ながらおススメできる巡礼ルートになった。以下おさらい。
1)新宿歌舞伎町で朝ご飯(できればマクドナルド西武新宿駅前店)
2)TOHOシネマズ新宿歌舞伎町で映画鑑賞
3)新宿でランチ
4)田端
5)代々木
6)六本木で夕焼け
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