メーカーの中の人から、「ちょっと顔が浮かびまして・・・・」とお声掛けいただくのは、レビューブロガー冥利につきます。
まぁ、嗜好がバレてるというか、ツボをつかまれてるというか(笑)。

今回は写真・映像用品メーカー・LPLから今月発売されたモバイル用撮影ライト 「LEDライトモバイル VL-280MX」を発売前にお借りして、少し遊んでみました。

実はお借りしている最中、タイミングよくスマホを「XPERIA XZ Premium」に機種変。
2年半ぶりの新機種、カメラが格段に進歩しているので、とにかく画がきれいで撮影が楽しくてしょうがない今日この頃。SNSシェアも追いつかないほどバッシバシ撮っています。

でも、カメラの画質や機能がハイスペックになるのに、なぜか内蔵フラッシュはまだ弱く、不自然に白浮きするばかりでほぼ使用していないので、どうせ照明が必要ならモバイル専用ライトを試してみたかったところに、まさに渡りに船でした!

カラーは4色。手のひらサイズでポーチにもIN

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VL-280MX は半径5cm厚さ3cm程度のLEDライト。とても軽くて可愛いです。
グレー、シルバー、ゴールド、ピンクの4色展開で、今回お借りしたのはピンク。

まぁ、りんごのマークのスマホに合う色d(ry・・、ゲフンゲフン。

世のカメラアクセサリーっておおむねゴツイ色ばかりですが、今回のピンクはとても上品なので、私のXPERIA(シルバー)につけても似合いそうで、気分もアガりました。

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手のひらサイズで、ちょっとしたポーチにも入ります。
小さめのトートバッグでカフェ巡りする時にも鞄の中の邪魔になりません。

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充電はUSB経由なので、PCから給電したり、スマホのモバイルバッテリーも使えますね。
明るさは10段階調光なので、周りの環境に合わせて、自然な光を広範囲にあてることができます。

使い方はクリップで挟んで照らす、ただそれだけ。

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VL-280MXの使い方はいたって簡単。挟めるところに挟んで、電源ONするだけです。
レンズの邪魔にならないように、自分が照らしたい位置を決めて挟むだけ。

照明モードは、ONしたらずっと明かりがついている「ビデオライトモード」と、スマホの内蔵フラッシュに同調して、シャッターを押した瞬間に光る「フラッシュモード」の2つ。

ビデオライトモードは動画撮影にも対応できるし、明るさの微調整ができるので、「もうちょっとだけ明るくしたい」って時に直感的に使えます。
フラッシュモードは夜間屋外や昼間の逆光での人物撮影などで、スマホのフラッシュだけでは弱いという時にさらに明るく、広く照らしてくれるのが便利です。

光が違うとこれだけ違う。被写体別比較3種

ではLEDライトを使った時と使わない時のどの位写真に差が出るのか?
周りの明るさや被写体を変えて、比較写真をいくつか作ってみました。

【比較1 自然光がない室内 】

地下空間など自然光が入らないカフェや、間接照明で薄暗いバーなどだと、写真を撮っても、暗くて料理がくすんでみえたり、美味しくなさそうな色に写ったりします。

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(写真上:ライトOFF 写真下:ライトON)

透明のゼリーにライトをあてると、中まで明るくなり透明感が増して、色鮮やかになりました。
元々薄暗い所で強い光をあてるとかえって不自然になるので、明るさは強すぎないのが〇。
普段、写真加工アプリで明るさを調整する手間を省ける程度で。

【比較2 半逆光の窓際】

この前カフェで、普通の女子高生が「シズル感を出すために、日光が斜め45度からあたる席に座りたい」とか言ってましたよ・・・。まじか(-_-;)
そんなん、一昔前は写真教室でしか習わなかったのに、最近は普通にファッション雑誌にそういう情報載ってる時代になったんですな。(←そういう雑誌読まない女子モドキ

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(写真左:ライトOFF 写真右:ライトON)

自然光が入るとそれなりに雰囲気ある写真が撮れるんですが、逆光の場合、どうしても手前が暗くなってしまうので、シロップやフルーツのツヤを出すために、ちょっとライトで補うと途端に美味しそう・・・(゚¬゚*)

でも、もたもた長時間撮影していると、ライトも熱くなりクリームが溶けちゃいそうになるので、サっとつけて、サッと撮る。これ重要。(←いつも撮る前にサっと食べてしまう女子モドキ

【比較3  ガジェットのブツ撮り】

最近、仕事帰りにブロガーイベントや展示会に寄ることが多くなり、あまり本格的なカメラを持ち歩けないので、ついついスマホで済ますことが増えました。
が、商品展示はさりげなく会議室の隅にちょこんとおいてあったり、照明も特に施されてないのでスマホのレンズでは質感までは写せないこともしばしば。

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(写真左:ライトOFF 写真右:ライトON)

そういうコンパクト装備の時にでも、モバイルライトがあると、ボディの柄や質感など、繊細なところが表現できるようになるのがありがたいですね。そうでないと、レビュー記事の写真の単なる報告レポート程度になってしまいますから。
特にガジェット類など小さなボタンやメニュー表示がはっきり写るのはとても重要です。

 

加工アプリいらず?自撮りの肌や髪の色が全然違う

ここまで比較写真を作ってきてなんですが、多分こういったモバイルライトのニーズは、自撮り派の方が高いですよね。
そんな最重要写真を載せられなくて残念。顔出しNGなんでね( ̄ー ̄)(←安堵の笑顔)

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こういう風に使いますっていう図解ということで、苦肉の策でご勘弁を。
スマホのインカメラは外側のメインカメラと違ってまだ低画質なので、ライトで明るさを補ってあげるだけでも、画質は格段にアップします。私も何枚か撮ってみましたが、正直な感想、いいですか。

小じわが隠れるぞ!まじで。(重要)

あとは肌の色が柔らかく血色良くなりました。すっぴんで写してもソコソコ(自分比較)だったので、これまで自撮り否定派だったけど、ちょっと研究の余地あるか、な(笑)。
肌の色とか気になるシワとかを加工アプリでごまかしてた(!)手間がなくなるんだぞ?

ちなみに、シャンプーの使い心地をレビューしたりするときに、髪のツヤ感をだすのにもいい。
いつもなら自然光が入る場所で撮らないとツヤが写りにくく、撮影するのも休日昼間とかに限られてしまっていたけど、ライトがあれば、平日夜の風呂上りでも全然いけますね。

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(写真左:ライトOFF 写真右:ライトON)

スマホ・タブレットだけじゃなく、挟めるなら何でもアリ

ライトのクリップは1cm開くので、スマホに限らず、ハンディサイズのビデオカメラとかでも、動画撮影時の照明として使えると思います。動画は静止画と違って後で明るさを調整するのが非常に面倒くさいので、できるだけ撮影環境から整えて簡単にキレイな動画を撮りたいですね。

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光は大事。そしてマナーももっと大事。

「インスタ映えする〇〇」
この言葉をニュースや情報番組で聴かない日はありません。
私もアカウントはありますが、写真好きの割にはあまり投稿してなくて、撮り方やハッシュタグのつけ方もよくわからないまま使っていますが、このライトを試してから、下の写真をInstagram にアップ(実際のシェアではスクエアサイズ&フィルターで編集)したところ、いつもより早く反応が出てきて、いいねの数も増えました♪

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写真の印象って瞬間的な衝動に直結するんですねぇ・・・・。
皆がいかにインパクトがあり、かつキレイな写真を求めてさ迷い歩くのかが少しわかりました。

ただ、写真ありきのSNSの普及に比例してマナーが悪い行動も増えてきたのが現状。
今回のようなライトを使えば確かにキレイな写真が撮れるのは間違いないけど、周りの環境に配慮し、他人を不快にさせない程度の明るさで、手早く使ってあとは食事やアクティビティを楽しむことが、真の「いいね!」につながると信じて、上手に使っていきたいと思います。

いやぁ、楽しかった。新しいスマホになったことだし、鞄にこれ常備しておこうかな。