先月だけど「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」という本を読んだ。面白かった。
なぜか旦那さんの方が面白い面白いと言って飛びついた。今更何のために女子の生態を勉強してるのか解せませんが。 家電女子の夫として何かピンと来るものがあったのでせうか?

で、いつまでって言われましてもねぇ・・・。
年齢的な指摘なら、ちょうど昨日一つ歳をとりまして、あられもない年月を重ねてきてしまってるわけですが、性懲りもなく「家電女子」を名乗り続けているわけで。

先日、友達と会ったときに、「なんかだんだん若返ってるね、さすが家電女子」と言われ、「まじでー♪」と言ったものの、実際若い人は「返る」ことはないと気づいた時点で、何かがサーっと遠くに崩れました。
いいのよ、いいの。そろそろ「オシャレ眼鏡」作ろうと思ってたし。えぇ、あくまで「オシャレ」でね。皆まで言わすな。

そんなこんなで、「女子」「年齢」に関することが最近頭をくるくるしていたので、ちょっと書き留めてみようかと。

「女子」の定義は人それぞれ。

「貴様いつまで女子でいるつもりだ問題」における「女子」の定義をかなりかなりざっくりと言えば、「女子」とは性別や若さの定義というより、マインドだと。
男性でさえこのマインドを持てば女子認定されていいんじゃないか位の勢い。ただ、使いどころを間違えて、やたらマインドだけを全面アピールした日にゃ、ドン引きされるので気を付けるようにとのこと。

辞書の意味はさておき、「女子」という言葉は人それぞれ思い浮かべるイメージが違う。若々しさ(not若さ)、可愛らしさ、清らかさ、か弱さ、キラキラ好き、スイーツ好き、雑貨好き、ファッション好き・・・

冷たい何かがモノが頬を伝うほど、私が持ち合わせてないものばかりだけど、じゃぁ持ってないなら女子じゃないのか?

否。もはや一周回って結局「女性=女子」であって、何をかぶっていようと透けて見える遺伝子的本質と、「だって好きなんだもん!」と思ったモノは、良くも悪くも「諦めない(心が諦められない)」のが女子、だと思う。

それは、集中力でもあり、執念でもあり、いじましさでもあり、「女々しさ」と書く弱さでもある。なかなか、複雑怪奇ですな、我々は。

逆に男性は「男子いつまで問題」なんて起きないもんなぁ。男子は女子よりはっきりと利用年齢が分けられ、しかも男性自身がさっさと男子から卒業する傾向にある。

男性は、男子を卒業して歳を重ねるほど「知性と落ち着き」が魅力になるけど、女性は年を重ねると「母性」がにじむ傾向にあり、オンナとしての魅力がなくなる(と思いこむ)が故、「女子」マインドでバランスを保とうとする鎧なのかもしれませんね。

以前60代上司に「オレ最近弁当男子」と宣言された時は、罵倒はせずとも絶句したけど、近所の70オーバーのおばちゃんには「友達と話してるといつまでも女学生気分なのよね」と言われたら、「女子会楽しいですよね♪」とか言っちゃうもんな。

もはや「井戸端会議」なんて言葉を使いたくないから言い換えてるだけなのか、だんだんわからなくなってきたけど。

「女子目線でお願いします」とはどういう期待なのか?

最近、家電モニターを依頼される時、「女子目線のレビューに期待しています」と一言言われることが多くなってきました。だから、「家電女子.net」さんで書いてもらいたいとも。

嬉しいけれど、実はこれを言われるのが一番きつい。女子目線って何だって話ですよ。

そもそも女性の家電レビュアーが少ないから、女性が書いてくれるだけで、「女子目線ゲット」なのか?

男子は、スペックや機能面で語ることが多く、女子はその辺疎いから使い勝手とか重いだの持ちやすいだの、ユーザー感覚で語れるってことなのか?

なめんなよ、女子。
どちらにせよ無邪気に残酷なプレッシャーで縛りますよね。

ならば、こちらも無邪気返しで、モノレビューというよりは、妄想全開ワールドで行こうと決めています。

このモノがあったら、どんな未来が待ってるか?
あっちを選んだとしたら、後悔はするのかしないのか?

買う買わないの参考にするためのレビューというよりは、「買った前提で自分との生活を妄想する」のです。女子は妄想・夢想を食べて生きる獏ですから。
モニター期間が終わって、我に返った時の寂寥感はハンパないですが、誰かが一時でも同じ夢を見てくれるなら、それはブロガー冥利に尽きるというものですね。

それが、今の私の「女子道」。なんか、オチのない話ですみません。

以上、「家電女子いつまでも妄想に生きる女子でいるつもり問題」でした。


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