感動のキヤノン新製品体験イベントから一ヶ月、いよいよ10月30日に発売された、一眼レフカメラ「EOS 7D Mark II」。それを試す時がようやく訪れました。

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でも手元に届いてからしばらくは、まずは体力を整えるべくバーベル代わりに7Dmk2を・・・ってバチが当たりそうですが、日中は仕事で外に出られず、家で操作の練習はするものの発売前なので取説もなく、「AIサーボってどう設定するのよ・・」(ってそっからの人が使っていいんだろうか、この機材・・)と悩む日々。
で、ついに発売日!取説アップロードを待って一読し、速攻次の日に「体で覚えるしかない!」とEOS 7D Mark IIと身一つで散歩してきました。

まぁ、自慢の性能を使いこなせる自信はまったくないけど、逆に言えば、こういうキヤノン初心者でもどこまで行けるかっていうチャレンジはできるかも(笑)。

(EXIFデータが表示された写真は、Flickerでオリジナルサイズ表示できます)

江ノ電沿線の街角スナップ

撮影に出かけたのは、江ノ電沿線。元々大好きな場所で、つい来たくなるんだけど、決め手はたまたま前日にTwelve TV で見た、鉄道写真家・広田尚敬さんが江ノ電撮影してた風景をコピってみたくなっただけでして・・。
(ちなみに、写真にのめりこむきっかけになった体験イベントで教えてもらったのが、尚敬さんの息子さんで同じく鉄道写真家の広田泉さんだったという・・・つくづく広田DNAにやられっぱなしの人生ですw)

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スタートは藤沢駅から。本当は広田先生同様全線徒歩制覇したいんだけど、それは無理・・・。

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江ノ島駅徒歩5分の龍口寺。
このお寺の前が江ノ電の路面走行区間で、定番スポット。カメラマンがいつもいっぱいいます。でも、私はお寺ですよっ!
EOS 7D Mark II の発色、というよりキヤノンのカラーなんでしょうか、全部AUTOだと少し白っぽくなったので、全体的に露出アンダー気味に撮ってみた所、陰影がとても雰囲気よく落ち着いた写真が撮れました。

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凸凹フェチとしては、木彫はたまらないわけです。龍口寺境内の門は両脇に見事な木彫が沢山あって、これだけでご飯3杯はいけますね。そして、この解像感。ISO AUTOだとちょっと暗がりに入るとすぐに800ぐらいまで上がりますが、この位なら全くノイズは気になりません。

この撮影ポイントは、広田先生撮影のコピー。キャラペイントではなくクラシカルな車両が通るのを待ってみました。

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ここも江ノ電撮影の王道、鎌倉高校前駅。クラシカルなホームと、ホームから見える海と江ノ島が笑っちゃうほど画になるところですが、現在は正面で護岸工事が行われており、工事機材がちょっとムードを消してしまっています(鉄萌えの私にはそれが萌えポイントですがねっ!)

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キットレンズでもある「EF-S18-135 IS STM」 は、鉄道写真を撮る時にはとても重宝しました。遠くから来る電車と、近くにあるホームの柱や乗客と、交互にピントを変えてみたり、距離感と画角を変えて思いつくイメージのまま背景のボケ感を調節できたり、とても楽しい一本です。

新江ノ島水族館で高速連写体験

実はこの散歩のメインミッションは、「高速連写でイルカショーを撮ってみる!」。やはりEOS 7D Mark II 最大の特徴である10コマ/秒の高速連写を試してみないことには話になりません。
ということで、新江ノ島水族館へ 。
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暗い館内でも、水槽の明るい照明のおかげで、くっきり撮れるので、たちまちいい気分。EOS 7D Mark IIのAFも早いし、ピントはあまり外れないで追従してくれるので、クラゲ位のスピードなら連写を使わなくても、ストレスは全くありませんでした。

ただ、水族館撮影も3回目で気を付けていたはずなのに、つい「ISO AUTO」を切るのを忘れ、ISO感度が跳ね上がっていることに気づかず、屋内展示が撮影殆ど1600以上になってしまったことが最大の反省点・・。PCで見たら、3200以上でノイズが急に目立ち始め、6400だとソフトでノイズ軽減しないとちょっと拡大は厳しいかと。

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それでも、何を設定しなくても構えたらとりあえずここまで撮れればもう楽しくて仕方ありません。撮影の難しさより楽しさを感じられるカメラは時間を忘れますね。

さて、肝心の高速連写の撮影といえば・・・。

高性能のEOS 7D Mark IIだから、とにかく持って座って、シャッターを押し続ければ何とかなると思っていた私がバカでしたねぇ。そもそも題材をイルカショーにした時点でバカだ(笑)。鉄道のように、スピードは速いけど走行する場所がレールで決められているならあらかじめ練習とかピントを置いておいたりできるのに、ジャンプ位置が読めないのは撮影以前の問題だったりして(笑)。

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それでも1回目のショーをやみくもに撮って連写に慣れた後、ジャンプの位置などを覚えなおして、2回目のショーで再チャレンジ。

一匹のイルカを追い続けるわけではないので、ピント追従させる「AIサーボ AF」にはせず、ONE SHOTの「高速連写モード」で、いろんな場所から交互に水面に上がってくるイルカ達に次々追ってみました。もはやモグラたたき状態の反射神経勝負です!

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でも撮れちゃうんですよね・・。10コマだとどれかしらのコマで、いい位置で水しぶきもピタッと止まるカットが。一枚必殺も大事ですけど、やっぱ数打ちゃ当たるんだなぁって、デジタルカメラ時代の恩恵ですよね。水族館の撮影だけで800枚ですもん、フィルム時代だったらいくらかかってるかと計算もしたくありません。

ショーに出ていた5匹のイルカがそれぞれ10回位ジャンプしてるので、それをぶんぶんカメラ振り回して、シャッター押しっぱなしで30分。

翌日の両腕の筋肉痛ったらなかったですが、最初の高速連写トライとして十分な収穫でした!今度は、AIサーボの設定をもうちょっと勉強してカスタマイズして、次なる被写体に挑んでみたいと思います。

高速連写のコマ送り動画にまとめてみたのがこちら↓

帰りにふらっと寄った海岸。
急に降りてきた鳥を反射的に撮影しましたが、AFが早いので何とかとらえることができました。やっぱりすごいな、このカメラ。
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【関連動画】
・「日常の一瞬を一新するために」キヤノン EOS 7D Mark II & PowerShot G7X を発売前に体験してきました
・【実写画像】Canon EOS 7D Mark II ラジコンヘリで高速連写体験

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