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先日ルンバミーティングでルンバ愛を爆発させていましたが、ウチにはまだ・・・いるんですよ、かわいい子がね。

現在我が家の片隅では、車両基地のように、ネイトとルンバ両雄並んで発車指示を待っています。
たかだか2LDKなのに2台合わせて300畳以上の清掃面積って何たるテクノロジーの無駄遣い。

でも普通の家庭ではなかなか味わえない光景でもあるので、この贅沢な瞬間を思い切り楽しんで、交代で試したり、何なら2台連続でかけ続けて、所要時間や動きを比べている毎日です。
本来は掃除をやってくれている時間を有効活用できるという代物なのに、いちいちメモ取ったりついて回ったり、この子達が揃ってから逆に家事の時間が減る始末(いつものこと)。

というわけで、今回は比べて分かった2機種の違いと特徴などを項目別に挙げてみました。

以下の違いは、あくまで自宅にあるルンバ980とBotvac D5 Connected の違いです。
各々メーカーの機種レベルによって搭載機能も異なるため、 購入検討する場合は、 メーカーだけでなく最優先したい機能がどの機種にあるか考える必 要があるでしょう。

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【初動】

Botvac(以下B):まず部屋中央付近に進み、 周りを見渡して部屋の全容を把握してから、 部屋の外回りをゆっくり一周。 内部清掃になると動きが速くなる。

雑巾がけのように、直線で少しずつずらしつつ、 部屋の幅を往復しながら一筆書きで進む。 部屋を斜めに横切ることはほとんどない(部屋の構造による)が、 残していた机や椅子の足回りなどを後でまとめてやりに行くことが ある。

Roomba(以下R):全般的に速い。常にキビキビ、 きょろきょろながら清掃と同時に部屋を把握する。 同じ場所を違う方向から進入し、何度も通る。汚れたところは、 バックで往復し重点清掃する。

 

【家具や壁への接触】

B:壁や障害物の手前まで進み、方向転換する。
最初の外周ではD シェイプの角が方向転換時に壁や家具に当たることは 時々あるが、 内部清掃に入ると方向転換用スペースも考えてよけるの で、ほとんど接触はない。
(その分、 障害物との距離は若干遠くなる)

R:基本的に進行方向の障害物や壁に突き当たるまで進む(当たる前提)。
手前で減速、バンパーで衝撃を緩和して、 やんわり壁や家具を傷つけないような仕組み。
ただし、 障害物の色などにより、減速なく強く当たることもある。

円形のため、方向転換による接触はなし。

 

【駆動音】

B:起動メロディはちょっとメロウ。「さて、やりますかね・・・」みたいな(笑)。その後の運転時は普通のキャニスター掃除機と何ら変わらない。そばで昼寝はできないが、不快な騒音では全くない。
部屋を掃除し終わると、充電ベースまでの帰り道はエンジンを切ってニュートラルで進むオートマのように静かだ。

R:起動メロディは「やったるでー!」とやる気みなぎる音でほほえましい。運転時の駆動音は、ルンバ単体で動かしている時は大きいとは思わなかったが、Botvacと比較してみると、モーター音が若干大きい。あまり長時間一緒の部屋にはいたくない感じ。
ただ、賃貸アパートなどでルンバを使う場合、気になるのは駆動音というより、壁にぶつかる音なので、隣家との壁が薄い、あるいは居室が隣り合っている場合は注意が必要だ。

 

【充電ベース周りの清掃】

B:自分のホームベースにも壁や家具同様近づいて掃除。 なんなら踏み越えて進んでいく(笑)。

R:赤外線信号を出している充電ベースから半径30cmは清掃中 は近づかないので、そのスペースは自分で掃除する必要あり。

【複数部屋の自動清掃】

B:全機種にSLAM搭載なので、障害物(段差) がないフロアなら複数の部屋も自動で清掃可能。

R:最上位の900シリーズはカメラ搭載でSLAM( 室内を正確に認知、効率的な自動掃除する人工知能(AI)技術) を使ってマッピングするので、 障害物がなく一続きなら複数部屋も自動で清掃可能。

800シリーズ以下は「お部屋ナビ」 で部屋の区切りを認識させて順番に掃除させる必要あり。( 対応機種のみ)

 

【立入禁止エリアの区分】

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B:磁気テープを床に置いて清掃エリアを区切るだけ。 必要な長さに切って、複数の箇所にも置ける。 両面テープなどで床に固定も可能。

R:「バーチャルウォール」と呼ばれるアクセサリーを設置し、 赤外線によってバリアをはる。電池切れに要注意。

【所要時間】

同じエリアをBotvac⇒Roomba の順で清掃してアプリで計測。

B: 清掃面積:16平方メートル、20分。
基本的に同じところを何度も往復したりしないので、全体の掃除時間は短くて済む。動きはルンバよりもゆっくりなので、その分じっくりとゴミを吸い取っていく。

R:  清掃面積:25平方メートル、40分。
ひどい汚れを検知するとその個所を重点的に掃除したり、同じ部屋の中もいろんな角度から走行するので、時間はかかる。

同じエリアに放ちながら2機種の掃除面積が違うのは、ルンバの方が高さが低い分、家具の下に入り込んだり、本体幅ギリギリの隙間でもルンバは入れる(Botvacは方向転換で角が当たるため、ある程度の余裕がないと入らない)という、清掃可能範囲が違うためです。

 

私はまだこの2メーカーしか使ったことはありませんが、他の国産メーカーを含め自動ロボット掃除機の機能も一長一短です。
正直、今の日本の認知度では「ロボット掃除機=ルンバ、高い買い物」という傾向が強いですが、「基本的な掃除を自動でやってもらう」という機能をベースにして、アプリ操作は不要、静かな方がいい、ペットの毛に強い、家具に当たらない方がいい・・・etc. 自分の部屋のニーズにあった機能を取捨選択していくと、安い機種でもいいし、必ずしも有名メーカーのでなくてもいい。
もっともっとみんなが気軽にロボット掃除機を使って、時間を有効活用して豊かな生活を送れるようになるといいのなぁと切に願います。

決して「掃除を全部任せる」わけではなく、「時短サポート」なので、だれにも「手抜き」とは言わせないぞ!

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