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憂鬱な雨の日でも、逆に憂いがかった雰囲気をまとうガラス張りの東京国際フォーラムの雰囲気が好きで、率先してでかけたかったりします。それも面白いイベントがあったらなおさら。

5月13・14日で、オーディオ系のイベント「OTOTEN(Audio・Visual  Festival 2017)」が開催されているので、行ってきました。

OTOTENは、スマホからヘッドホン、ハイレゾ・カーオーディオ・ホームオーディオまで、オーディオ系の国内外のメーカーが出展する国内最大級の展示会です。

オーディオ界隈のマニアというと、高級オーディオ機器に、自作システム・電柱まで立ててケーブルが云々・・・とか、タモリ倶楽部的オタクな人種の集まりと思いきや、最近はもっとカジュアルに音楽を聴く人が増えてきているので、カーステレオでハイレゾ音源を聴いたり、音楽配信系サイトの展示ブースにはとても多くの人があつまっていました。

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カーステのハイレゾ体験コーナーはどのメーカーも視聴待ちの列。

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最近はホントに配信サービス増えてきましたよね。どこもユーザー争奪のキャンペーンばらまいてました(^_^;)

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イベントホールでは、T-SQUARE・伊東たけし氏による新譜紹介&試聴トークを聴いてきました。

最近のデジタル配信に関しては「mp3で気軽に聴くのは情報収集や資料としてはいいけど、本音は作り手がこだわって作った音をちゃんと楽しめる環境で聴いてほしい」と言ってました。全部がハイレゾになればいいのにって(笑)。

会期中の他の日や時間には、アニソンやジャズ、クラシックのライブもあり、いろんなジャンルの音楽からのアプローチイベントが続きます。

話題の新技術「EXOFIELD」を体験。思わず口をおさえて「すごっ!」と言った

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そもそもこのイベントに行こうと思い立った一番の目的は、「JVCケンウッド」。
「EXOFIELD」と呼ばれる新技術の体験ブースなんですが、実は先日、この技術の先行体験ブロガーイベントに行きそびれてしまい、あまりにくやしいので(だってあのビクタースタジオ見学もあったし!!)、今度こそ体験しようと到着直後に予約を取りました。

「EXOFIELD」とは?

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普通、前方に置かれたスピーカーを聴いていると、当然前から音が聞こえますよね。
それをヘッドフォンで聴くと、前から聞こえるというより「頭の中でなっている」感覚なんですが、「EXOFIELD」技術を使うと、ヘッドフォンで聴いてもまるで前方に置いたスピーカーから音が出ているように感じるという不思議なシステム。

音のオーダーメイド体験

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これを体験するために、音響に配慮された特別ブースで、利用するユーザー個々の「耳の形状」にまで及ぶ詳細な測定をする必要があり、OTOTENでは完全予約制。
測定&試聴デモは10分程度です。

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測定には、先端部に超小型マイクがついている聴診器のような「耳内音響マイクシステム」をつけて、耳穴の中央に来るように微調整。

まずは前方のスピーカーから出る「ピピピ」という信号音をマイクで収録。
部屋の壁や自分の頭・耳などに反射して耳に届くまでのデータを取ります。

次に、マイクをつけたままヘッドフォンを装着し、ヘッドフォンから信号音を鳴らして収録、ヘッドフォン自体の特性と、つけている人の耳の形状の組み合わせでの音の変化などを解析。

ここまで精密な測定が要求されるのなら、とても汎用データ搭載の機材では無理で、まさに「音のオーダーメイド」なんですね。

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測定データ解析・最適化の後、いよいよ試聴。
まずは、スピーカーからの音を聴いておき、その後ヘッドフォンでも聴きます。
「EXOFIELD ON」に切り替わった時の驚きたるや!
「マジで? 凄っ!」と言いそうになって思わず口をおさえたりして。

普通はヘッドフォンで音楽を聴くと自分の世界に閉じこもる感覚になる(それが魅力でもあるんだけど)のに対し、EXOFIELDで聴くとオーディオルームの中で聴いているような解放感がありました。

「EXOFIELD」の販売パッケージ「WiZMUSIC」スタート 今後の展開はいかに?

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JVCケンウッドは、このEXOFIELDの販売パッケージ「WIZMUSIC」サービスをスタートしました。

プレミアムパッケージの「WiZMUSIC90」は、なんと90万(300台限定)。
ヘッドフォン、ヘッドフォンアンプ、ケーブル、ダウンロード音源200曲分に加えて、計測はビクタースタジオのEX Room(スタジオエンジニアが特別にルームチューニングした部屋)を使用。
購入者を含め、最大4人分の測定が可能で、ビクタースタジオ見学ツアーも体験もできるプレミアム感はあるけど、計測値がビクタースタジオ以外で行われる「WiZMUSIC30」は30万円(ダウンロード音源はなし、アンプも下位モデル)だということは、まぁ半分以上はビクタースタジオ使用料+エンジニア人件費な気がする・・・(^_^;)。

(※ということは・・・これを全部やったこの前のブロガーイベントは40万相当の価値だったってことか?ぐぬぬぬぬ・・・)

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黒の重いアタッシュケースにオーナープレート付のうやうやしいヘッドフォン。14世紀のヴィンテージウッドがボディに使われているという。

このサービスの測定データは専用スマートフォンアプリやパソコンソフトにも適用できるので、家に高級機材がなくても、家の外でも同じサウンドを楽しめるそうです。

このパッケージはとりあえずスタートのテストパターンとして、今後の可能性としては例えば、世界の有名スタジオの測定サービスだったり、自前のヘッドフォンやアンプを使いたい人の測定だったり、もっとライトなユーザーならスマホアプリに特化した低価格パッケージだったりと、展開のバリエーションがいまから楽しみな技術でした。

⇒ WiZMUSIC 詳細・測定予約申し込み

OTOTEN は明日もやってます!是非興味がある人は測定体験してみてください。
昼前には整理券配布終了すると思うので、できればお早めに。

OTOTEN(Audio・Visual  Festival 2017)
5/14 は  10:00~17:00
東京・有楽町 東京国際フォーラム