Amazonの商品をワンプッシュで注文できる、「Amazon Dash(ダッシュ)」ボタン。

アメリカで2015年4月に始まったこのサービスが、2016年12月から日本に上陸したので、話のネタに購入してみました。
実際の使い勝手はどうなのか?本当に便利なのか?意味ある?・・・といろいろ質問されることがあったので、備忘録がてらレポートをば。

Amazon Dashボタンとは?

対象商品とされている日用品(シャンプー類/お酒・ドリンク/ペットフード/オムツ/洗剤など約700種類)を注文するために作られたボタン。

メーカー別にボタンが作られ、スマホで注文商品を設定すると、あとはボタンを「ぽちっ」と押すだけで発注されます。もちろん商品はいつでも切り替え可能。(シャンプーからコンディショナーへ・・など)

ボタンを押した後、アプリへ「発注完了」通知が来れば注文成功。
子供やペットなどのいたずらで連打されても、配達が完了するまでは重複注文は受け付けません(設定解除もできるので注意)。

Amazon Dash ボタンは誰でも使える?

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Amazon Dashボタンを使うためには以下の条件が必須。

●インターネット回線がある(Wi-Fi環境が組める)
●スマホまたはタブレットがある
●Amazonプライム会員である

Dashボタンは、一種の「Wi-Fi端末」です。初期設定は、Wi-Fiに接続し、iPhoneやAndroidのAmazonショッピングアプリで行います。
また、Dashボタンを購入できるのはプライム会員限定です。
そもそも2000円以下の注文に送料がかかる通常会員だと意味がないので、プライム会員の特典サービス的な位置づけかと。

初期設定の意外な落とし穴

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設定はアプリの画面通りに進めば簡単!(←としか取説に書いてなかった・・っていうか、それってもう取説じゃないし!)のはずが、接続中で先に進まない事態発生。

サービス開始したばかりでググってもあまり解決策が見いだせなかったものの、多分次のことが原因だった・・・と思う。

●ルーターの5Ghz帯を使っていた
●GPS(位置情報)をOFFってた

Dashボタンは、2.4GHzの周波数のみ対応なので、5Gと自動切り替えできるルーターを使ってる人は注意してください。
でも周波数を変えてもしばらくできなくて、設定できた旦那さんのスマホとの違いを検証したらGPSしかなかったので、何かここも怪しいかと。

ちなみに、あまりにつながらないことにいら立ち、「もーっ!」とボタンを投げたらいつの間にかつながっていたことは・・・関係ありませ、ん、多分(-_-;)

どのタイミングでDashボタンを使うのが効果的か?

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つながってしまえばこっちのもの。とある土曜日の朝食時にコーヒーが切れかけていたので、9:00にボタンをぽちっとしました。午前中発注だし、もしかして今日届いちゃう?明日の朝食には間に合うかも?とも思ったのですが、実際届いたのは日曜日の夜でした。

一応アカウントの設定を「当日お急ぎ便」にしてあるものの、対象商品や時間帯によってできない場合があるので、通常は翌日と考えていいかと。

要するに、「あ!ない!今すぐほしい!」場合はPrime Nowを使うか、買いに走れって話で、このDashボタンの意義としては、「最後のストックを使い果たしたから、忘れないうちに補充しておこう」というところでしょう。

ちなみに、複数のDashボタンを連続して押した場合、最初のボタンの発送手続きに入る前なら、一緒に届くみたいです。
うちの場合、9:00に押したコーヒーと、11:30に押したシャンプーが同梱されて届きました。

Dashボタンの置き場所には気を付けて!

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Dashボタンは背面の両面テープで平らな壁や家具に貼り付けるか、取付けフックで壁などにひっかけておくことができます。できれば、その商品を普段使っているところの方が、在庫切れになった時にすぐ押したくなるでしょう。

ただーし!注意点が一つ。 ここで怖い経験談を・・。

「落下すると発注されます(((;゚д゚)))!」

なんなんでしょうね。振動で押した感覚になってしまうんでしょうか(笑)。
壁や洗濯機などに貼り場所を模索してペタペタ貼り換えていたら(場所を確定したらちゃんと定着するまで押し付けないと粘着力は弱い)、2度ほど落下しまして、まんまと2度とも発注がかかりました。

幸い商品配達前だったので「重複注文はできません」通知が来たからよかったものの、到着後だったら、知らない間に発注がかかる恐怖が・・・。(もちろん配送前なら取り消せるけど)

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私はもう怖くて両面テープを信じられないので、フックにひっかけ、絶対に風が来ないところに置きました。
子供やペットがいる家は、さらに手が届かないところに置くのも重要ですね。

結局、Dashボタンってどうよ?

そうですね、最初のアミューズメント感はありますね。
「おぉー!これだけで発注されちゃうんだー」みたいな。

あとは、使用頻度によってその利便性は大きく変わると思います。

私の場合、コーヒーの「ネスカフェ」ボタンとヘアケアの「パンテーン」ボタンを使ってみましたが、毎週補充するものでもなく、「さて次はいつなくなるんだ、これ」と考えた場合、だいたい1~2か月後だと思うと、スマホで普通に1-Clickしても変わらないかなぁと思ったり思わなかったり。

小さいものであまり頻繁にぽちぽちしても配送業者可哀想だしと思って、シャンプーなんて6回分の超特大サイズ(なんと2000ml!)買っちゃったんで、多分半年もつんじゃないかと(笑)。

 

2016-12-08 14.04.23

一つの商品なら頻度低くても、同メーカーの商品を切り替えて使えばいいじゃないか。
実際に、パンテーンとかはシャンプーの次にコンディショナーも買ってみたんですが、アプリで切り替えた後、ボタンを押した時にふと思っちゃったんですよね。

「このままスマホから注文した方が早くね(-_-;)?」

ここ、気がついちゃいけないところだったんでしょうかね(笑)?

結論としては、以下のような人はとっても便利。

●「あれ買っとかなきゃ」と思いつつ、結局無くなるまで気が付かない人
●同じ商品を結構早いペースで買いたい人(ビールとか水とか)
●子育てや介護であまり家を空けられない人
●Amazonのサイトを開くのが面倒くさい人
●ITが苦手なシニア層でも発注できる(設定してくれる誰かがいれば)

全部に該当しなくても、話題の「IoT」な生活を味わいたい人はとりあえず一度試してみてもいいかもしれません。Dashボタン自体の値段(500円)は初回発注時に割引されるので、実質無料で、損はないはず。

⇒Amazon Dashボタンの種類一覧

⇒Amazon プライム会員登録(お試し無料期間あり)


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