昔から携帯音楽プレーヤーと言ったらカセット、CD、MD、MP3まで「WALKMAN ウォークマン®」一辺倒だった私。

ま、昔からSONY好きというよりは、王道が好きというか、保守度120%というか、冒険しないヘタレ・・・いえ、堅実派というか、ツナはシーチキン、オルガンはエレクトーンだろ?みたいな。←静岡県民生丸出しw

でもやっぱいいものはいい。

スマホをXPERIAにするまでは、スマホと別にスティック型のWALKMAN NW-E042 を持ってましたが、XPERIAにしてからは標準音楽アプリが「WALKMAN」なんて幸せすぎる・・・。

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音楽鳴らしている間は、その曲のアルバムアートがロック画面の壁紙になるのがお気に入り。(曲によっては若干辱めを受ける場合もありますが)

さて、そんな音楽好き保守派ヘタレ系家電女子は、当然ハイレゾ音源にも手を出しているだろうと思われがちですが、ごく最近までは未体験でした。
理由は、いろいろ。
●ハイレゾ楽曲ファイルが高い
●ハイレゾ対応のイヤホン・スピーカーが高い
●ハイレゾの正体がわからない etc.

さすが、ヘタレ女子。

ハイレゾは高音質!って言ったって、MP3よりはいい音なんじゃね?位はわかっても、CDと比べてどうか、アナログレコードに比べてどうか・・・・音響オタクの旦那さんに何回集中講義されても、いまだによくわかりません。

再生音域・帯域といった難しい理論上は 、レコーティング時のマスター音源でCDに入りきらない音域をハイレゾならより高解像で細やかな音まで再現するということですが、同じ曲をハイレゾ対応イヤホンとスマホで聴くのと、高級アンプ&スピーカーでCD聴くのでは、もう私の耳には判別不能です。

ましてや、アナログレコードにいたっては、さらにCDの数倍の帯域まで(もう人間の聴覚では聞こえないところまで)入っちゃってますけど、至高のビンテージアンプで聴くのと、ハードオフで買った1万なんぼのポータブルで聴くのは全然違いますし。

要するに、 「どんな音源を・どんなジャンルの音楽を・どんな機器で」聞きたいのかによって「いい音」は変わるということです。

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最近急激にハイレゾが連呼されるようになってきたのは、音楽を聴く環境がスマホやタブレットといったデジタルデバイスに移行してきたこと。その中で最も音質よく聴けるのを突き詰める人の到達点がハイレゾで、自分が満足しうるCDやアナログの視聴環境が元からある人にとっては、へえ・・位なもんなんでしょう。

初めて買ってもらったレコードはフィンガー5というアナログ世代な時代系貧乏ヘタレ女子は、妙な意地で音楽配信にはいまいち否定的だったんですが、気が付けばすでにCDプレーヤーすら持っていない環境では、素直に手を出しておきべきだったんです。まるで無理して細かい文字を●眼鏡なしで読むような・・・いやですね、微妙な年齢のプライドって。

今、私が聴ける一番いい音を探した比較実験

じゃあ、無知系鮭トバ好き(以下略)の私が今の環境で一番簡単にヌルっと、できればお安く、高音質な音楽を楽しむにはどうすればいいのか?

先日までXPERIAアンバサダーでお借りしていた「XPERIA Z5」ではちょっと面白い実験をしてみました。
その記事を書くのすっかり忘れておりまして。

Z5には、「オーディオ設定」ですごく便利な機能が付いています。それが次の2つ。

■DSEE HX

 ハイレゾ音源じゃない手持ちのMP3などの音楽ファイルをハイレゾ相当にアップグレードして音質を上げる機能。イヤホンやヘッドフォンで聴くときのみ有効です。
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■ヘッドホン自動最適化

同じ曲でもより低音が響くとか高音がクリアとかいった接続したヘッドホンの特性と、ユーザーの耳の形状を自動分析し、最適な音を再生します。

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この2つの機能は要するに特別な機材がなくても、手持ちの曲やイヤホンで高音質を気軽に楽しめるようにする便利機能なのです。

今回はこれらの機能と複数の形式の音楽ファイルを組み合わせて、聴き比べてみることにしました。

用意した音源は、お馴染みマイケル・ジャクソンの名曲「スリラー」。
よっ!王道なんちゃら女子の真骨頂!

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アナログ盤を持っていた旦那さんの協力の元、3つのファイルを用意しました。

1)アナログからMP3でダビング
2)アナログからWAVダビング⇒アナログの響きに近づけるよう音域調整したMP3
3)ハイレゾ配信音源(FLAC)

使用したイヤホンはELECOMのハイレゾ対応イヤホン EHP-CH1000SGD
これがまたねぇ、1万円以下と安い割にはいい音するんですよ。ビッグカメラで1時間聴き比べて決めて、数万円のイヤホンより私好みで・・ってその話はまた別の機会に。

2つの機能と3つのファイルを組み合わせて、いろいろ聞き比べしたところ、この「スリラーに関しては」、私の個人的チョイスで好きな順位をつけるとこうなりました。

1位:ミキシング済みMP3

2位:デフォルトMP3+DSEE HX

3位:ハイレゾ音源

4位:デフォルトMP3+ヘッドホン最適化

順位と言ってもそんなに差があるわけでもなく、単なる好みなのかもしれませんが、元々アナログ録音時代のアナログレコードがもつ深みのある音域を、CDではカットされてしまうだろう雑味を含めて持ち上げた調整は、耳の奥に広がる奥行きが少し違うような気がしました。

(※ミキシングした本人曰く「やるな、俺!時代(ハイレゾ)がやっと俺に追いついたkhgFdtp@\…おや、誰か来たようだ・・・」)

2位と3位にいたっては、もう雰囲気で(笑)、ほぼ違いはわからない!
順位を決めた理由としては、ハイレゾは再生レベルが低いというかあえて抑えて整然と作られた音な感じがしたので、ボリュームを上げないと音圧を感じられなかったという程度。
DSEE HXの威力と比較するためにハイレゾはそのままで聞いた結果ですが、音圧の問題をクリアするなら「ハイレゾ+ヘッドホン最適化」でOKだと思います。

多分楽曲によって、結果は様々だし、ヘッドホンを変えてもまた違った結果になるかもしれません。

1位の音楽ファイルは音楽オタクが作った特別MIXなので、一般論には使えませんが、結論としては、 DSEE HXやヘッドフォン最適化のような機能を搭載したXPERIA Z5のようなスマホ一つで、ハイレゾ音源や対応機器を買うお金がない人、または自分が聴きたい曲がハイレゾ音源になってない人でも、十分同等レベルの高品質な音楽を堪能できると思います。


その上でさらに、自分好みの音が鳴るヘッドホンやスピーカーの追求と進んでいけば、を追求していけば、昔のOLDオーディオマニアのように、現代に即したこだわりのオーディオ環境を確立できることでしょう。
 

Thank you!Michael!

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※レビューに使用した「XPERIA Z5」はXPERIAアンバサダープログラムで貸し出されたモニター機です。


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