前の記事:やっぱりいつかはフルサイズ!SONY α7IIで行く「α写真遠足バスツアー」~横川アプトの道編

ソニーショップ「テックスタッフ」さん主催の写真遠足バスツアーでの α7II 体験、続いては群馬県の世界遺産・富岡製糸場です。

世界遺産であり国宝指定されているだけあって、製糸場の顔ともいえるレンガ造りの置繭所も半分は保護工事中で、工事の足場にレンガ壁の写真のカバーがしてあるという(笑)。写真を撮りに来た身としては残念ですが、後世へ長く伝えるためには仕方ありません。キレイになってからまた来よう。

LR-00259(写真:西置繭所は、建物全体をカバーする素屋根を組み、修繕工事の真っ最中)

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東置繭所は健在なので、ここをバックに記念撮影する人が途絶えません。
レンガが映ってないとどこに行ったのかわからないからか、気分が出ないからか・・・

LR-00293でも私の置萌所は、やはり「繰糸所」でしょう。メカ!メカ!鉄!鉄!

パンフレット写真にあるような、奥行きのある場内いっぱいに糸をつむぐ機械が整然と並んでいる壮観な景色は実際にはありません。

公開されているのは場内の半分程度で、機械も半分以上ビニールでおおわれているので、テンションMAXとはいきませんでしたが、きちんと整備された場内や、無造作に、けれど朽ち果てず残されている昔の名残(黒板や水道の蛇口、錆びたコックなど)を見ると、もしかしたら昨日まで普通に操業していたんじゃないかという活気と歴史がそこにはありました。

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カシャンカシャンカシャン・・・・声もかき消される音と空気の振動が伝わってきそう

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操業停止当時のままなのか、30年前の埃と蜘蛛の巣をかぶったままの道具たち。

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それにしても、α7II でのぞく世界は、すごく深い味わいを切り取ってくれます。

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55mm/F1.8 のボケもすごいですが・・・

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等倍で切り出した解像感もすごい。錆びで萌え死ねます(*´д`*)ハァハァ・・

富岡製糸場では、国宝指定の東西置繭所・繰糸所の他にも、女工寄宿舎や外国人技術者が住んでいたブリュナ館、検査人館と多くの重要文化財の建物が存在しますが、殆どが非公開で外から風景を眺めるだけなので、本当の意味で歴史を堪能したい人は、ボランティアの方によるガイドツアーに参加した方がいいでしょう。

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オマケ:SONY α7 II とNEX6 の撮り比べ

2015-11-21 15.15.56

 今回のα写真遠足の目的は、フルサイズセンサーの画力を体感すると同時に、「ぶっちゃけ、APS-CサイズのNEX6とどこまで違うのよ!」を知りたかったのもありました。

が、時間の関係で(というより、私がα7IIに溺れすぎてw)数枚程度になってしまってちょっと反省。

例えば、横川アプトの道のめがね橋。

【NEX6】1-4

【α7 II】1-3

もっと歴然とした差が出るかと思いきや、NEX6も意外に健闘している気がする!(比べさえしなければw)

でもさすがα7 II は白トビ黒つぶれも少なく、色の階調がとても鮮やかで、引き締まった画に見えました。page(写真上:α7II、写真下:NEX6)
等倍でトリミングした時の解像感のこの違いが、全体の豊かさにつながるのでしょうね。

また、α7II とNEX6は同じEマウントのミラーレスとはいえ、やっぱりフルサイズは重くて取り回しにくいのかなぁと勝手に想像していましたが、重さにしてもボタン操作などのインターフェースにしても、意外というか全く違和感なく、ただただ自分が急に写真がうまくなったような大錯覚のまま、楽しく撮り続けることができました。

NEXやα5000~6000ユーザーは、めっちゃ素直に移行できると思います。
これからソニーのミラーレスを始めようと思う人は、もう直接α7シリーズでいいんじゃないかな!(先立つものさえあればな!)

写真は機材の良し悪しだけじゃないということはわかっていますが、ファインダーをのぞいた時に見える色や、解像感、レンズのボケ感の違いで、その時に沸き立つイマジネーションや自分の撮りたいものがはっきり変わってくるのを感じたので、私もそろそろ真剣にα7購入計画を実行にうつそうと心に決めたいい遠足でした。

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