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ちょっと時間が経ってしまいましたが、残暑が秋風に変わってしまう前に、夏の思い出を放出。

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わたし、実はかなり鉄分が多い方でして、属性は「ホーム鉄」です。ホームのベンチとか、プラットフォームから見える風景とか、長く長く続いている線路とか、主に構内施設に萌えるタイプ。

えぇ、列車は気が向かないと撮りません(笑)。

鉄道系写真は列車やホームはもちろん縦も横も長いので、全体を映すには広角が欲しくなるし、遠くからしか撮れない場所では望遠が欲しいしということで、今回のX-T1モニターで借りた10-24mmと18-135mmセットはうってつけ。

早速、わが故郷の密かなる鉄マニア系路線、「天竜浜名湖鉄道」(以下天浜線)の撮影さんぽへとでかけました。

天浜線は歴史も古く、全線に渡り 36件にも及ぶ国の登録有形文化財が存在します。昭和初期からずっと残る駅舎も多く、多くの写真好きが訪れます。

とはいえ、地元ながら写真に興味がなかった頃は全く寄りつかず、沿線地域に行くには車が便利だったので、今まで乗車したことがなかったんです(-_-;)。

今回初めてじっくり乗ってみると、まぁ一日じゃ足りない位のフォトスポットだらけ。
何てったって1時間に1本ですからね。電車ごとに乗り降りしたって・・・何件回れるかわかるよねw。

実家から最寄り(最寄ったって車で●●分だけど)の「宮口駅」からスタート!
色といい、窓といい、正面の風情を撮りたいところだけど、下りホームと互い違いの位置にあるのが残念。

(撮影:XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR)

線路に降りちゃってるわけじゃないですよ。駅舎がある下りホームからの横断通路を渡らないと上りに行けないんです。

(撮影:XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR)
さすがに50年物じゃなさそうですが、この錆び文字が情緒・・・。

(撮影:XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR)
天浜線は主に山間部を走るので、こんな緑のトンネルがたびたび出てきます。
運転席は左に寄っているので、一番前の窓はかぶりつきで堪能できますよ。

走行中でも殆ど手ブレが起きない XF18-135mm の手ブレ補正はやっぱり強力!

(天竜二俣駅の駅前公園に展示された蒸気機関車。撮影:XF10-24mm F4 R OIS)

昔走っていた機関車がそのままの形で展示されていました。運転席も自由に入れますが、ものすごい狭いので、室内撮りには広角レンズの威力絶大。

ちなみにXF18-135mm の広角端で撮るとこれが精いっぱいです。

天浜線全線の中で、一番文化財指定が多いのは、「天竜二俣駅」。駅舎やホームだけでなく、今も現役で稼働する転車台や鉄道歴史館もあって、ここだけでもかなりの時間遊べます。(転車台&歴史館は見学ツアーに参加しないとみられない)

(車両基地方面からの転車台。撮影:XF10-24mm F4 R OIS)
4台入庫可能な車両基地。撮影:XF10-24mm F4 R OIS)

天浜線は基本一両編成なので、基地も転車台も予想以上にコンパクトでした。この基地の左の壁から鉄道歴史館に入ります。昔の通信機器やホームの駅名看板、メンテナンス工具などが展示されていました。

(撮影:XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR)

どこにカメラを向けても画になる風景ばかりで、あっという間にバッテリーとメモリー容量が減っていくのが難点・・。(もちろん、電源チャージできるカフェなんてないんだからね!)

(撮影:XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR)
気賀駅は木造プラットフォームの屋根組みも見ごたえありますが、駅舎が一番風情たっぷり。 無人駅になり使われなくなった木製改札もそのままです。

(撮影:XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR)

(無念のバッテリー切れにて RICOH GR Digital IV で撮影)

 

天浜線は海(浜名湖)の近くも通ります。この浜名湖佐久米駅が一番波打ち際まで近寄った駅。目の前は東名高速。浜名湖SAには徒歩20分で散策にいけます。

(撮影:XF18-135mm F3.5-5.6 R LM OIS WR)

本来はもうちょっと西の三ヶ日まで行く予定でしたが、台風接近の日だったので、ここで引き返すことに。だって「台風近づいてっから、いつ止まっても知らないよん♪」的なアナウンスが何回も流れるんだもん。まぁ、バッテリーも切れたからいいか。
結果、道中は大した雨にも合わず、実家に帰った途端土砂降りという幸運。普段の行いがいいn(ry・・・

—*—

今回鉄道(施設w)写真を撮ってみて感じたのは、「広角だからいいってもんじゃないんだな」と。確かに広い画角で撮りたいものが入るんだけど、入りすぎることもしばしば。

そして、やっぱり列車走行には十分気を付けなければいけないので、ある程度の距離が必要なので、XF18-135mmのようなオールマイティなレンズが撮影対象が広がったような気がします。路線が近所にあり、何回も通えてじっくり腰を据えるなら交換レンズを何本も試せるけど、旅先で身軽に楽しむには XF18-135mm一本あれば十分だと思いました。

最後に、転車台で撮影してきた動画も含めたアルバム動画をば。

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