朝日に光る赤いSONY Reader・・・。やっぱりブツ撮りは自然光がいいです。
特に朝日は日差しが強すぎず弱すぎず、やわらかい感じで写真が撮れるので、レースカーテンを引いて窓際でよく撮ったりします。

が!私の場合、平日はしがないフルタイムOL、お弁当作りはおろか、旦那さんのお世話も一切なしw、自分の身支度だけで精一杯な時間にしか起きられず、休日は休日とて「たまにはゆっくり寝させろ」と、洗濯だけ済ませたら二度寝決行・・・というぐーたらぶりで、とても優良主婦&優秀ブロガーじゃありません。

ということで、ダメ主婦ブロガーの強い味方は撮影用バンクライト。プロ用機材のように思えますが、自宅でも気軽に使えるようにコンパクトかつ安価なものもあるので、何か欲しいなと思っていたところ、機材メーカーのLPLさんのご厚意で「LPL ホームスタジオミニバンクセット」を貸していただけることになりました。
早速購入検討のため、使ってみることに。

只今、午後11時半。夕食を終え、団欒を終え、こっからが主婦OLブロガータイム(笑)。この時間にこんなことをやっている自分も何なの?と思いますが、意外にクリエイティブ脳になるんですよね。

このミニバンクは机の上にちょこんと乗れるミニサイズなので、自分のパソコンデスクからキーボードとマウスをささっとどけて、簡易スタジオにしてみました。

パソコンデスクとはいえ、このテーブルはダイニングにも使える大判サイズなので、ちょい広め。
普通の女子ブロガーがダイニングテーブルで料理写真や雑貨・小物を撮ることを想定されたセッティング機材なんだろうけど、「家電女子.net」じゃ、そんな女子モノ一切出ませんよぉ。

机の上に乗せるスペースがない場合は、スタンドをのばして床置きで。
約47~120cmで高さ調整できるので、置く場所だけでなく、光の向き(高さ)を調整することも簡単です。

バンクライトの中身は電球型蛍光灯。被写体との間に光を拡散させて均一にあてるための布(デフューザー)を当てています。

光を当てた時の影が気になる場合は、反対側にレフ板を置いて、光を反射させて影をうすくすることもできます。

光の強さは、ライトの方向、距離、高さなどで変わるので、カメラを覗きながらいろいろ調整してみると、本当にいろんな表情が楽しめるのがバンクライトの醍醐味ですよね!

ライトの使った撮影例

バンクライトを使った撮影例をいくつか。

まずは、ライトを使わず部屋の明かりの下での撮影。通常はこんな感じブログ写真を撮ってて、明るさはカメラ側の露出補正でも調整しています。

そしてTOPでも使ったこの写真は、ライトを机の上に置いて撮影したもの。
朝日でもなんでもありません。はいはい、午後11時半です。
朝日っぽく見える角度を探して、ライトの位置やブツの角度、そして自分のカメラ位置をいろいろ調整しました。

ライトを当てると何がいいかって、ツヤがある商品の映り込みがなくなること。
(写真左:ライト未使用、写真右:ライト使用)
これで、カメラを構える女子の部屋着がばれることもありません。

カメラの露出や光の向きを変えてみる

ライトを使うこと+カメラの露出補正を使うと、商品の表現は無限にひろがります。これがまた難しくも楽しすぎ。

写真上:ライトなし
写真中:ライトあり(机上)
写真下:ライトあり+露出補正を下げる(-0.7EV)

これはもうどれが正解じゃなくて、完全に好みです。

私はマウスの丸みと高級感を出したかったので、やや暗めに露出補正して、陰影をつけてみました。おかげでマウスパッドのザラザラとした質感も少し出せたかな。

陰影をつけて商品の特徴を出す

ただ被写体に正面から光を当てるだけ、明るければいいじゃない、というわけではなく、影と暗さが生きてくる商品もあります。

サンプルのSONY Reader PRS-T2の特徴は、シンボル化された浮きでるボタン。

その凹凸をくっきりさせるために、わざと光を遠めにして方向も斜めにあてて、暗くしてみました。その結果、ツヤ感を出しつつも、ボタンの凹凸がわかるような影が出てくれました。

レビュー写真は芸術写真ではないので、最低限商品の質感や形状がわかるようにすることは大事ですが、あとは自分の「これだ!」ポイントを探して、
ひたすら「ライトと商品と自分」を動かすのみ

ま、深夜にこんなことをはじめるとあっという間に1時2時になってしまうので、あまりお勧めはしませんが(笑)、時間と日光を気にせずいつでも撮れる照明って、ブログ写真やオークション写真を数多く撮る人には、やはり一本持っておくと便利極まりないです。


お借りした「LPL ホームスタジオミニバンク」はコンパクトに畳めるので、収納も便利でした。


キャリングケースが付いているセットも。これを外へ持ち運ぶということはそうそうないと思いますが、部屋間の持ち運びや収納時にはケースに収まっているとしまいやすそうです。


私も思い立ったらすぐ使えるようにパソコンデスク隅にスタンバイ。

出し入れが面倒な機材ってそれだけで使う気になれませんもんね。
三脚もそう、こういうバンクライトもそう、スペックは高い方がいいけど、プロじゃないんだから、「まずは使いやすいこと」をコンセプトに機材探しはまだまだ続きます。

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One thought on “光が作り出す表情を求めて 『LPL ホームスタジオミニバンク』

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